ヨゴフリョウ
予後不良とは、治療後の回復が見込めないことである。
本項では競走馬(主にサラブレッド)の予後不良について述べる。
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ダービースタリオンについて語るスレ#12 |
競走馬は500㌔前後の馬体重があり、その自重を常に4本脚で支えなければならない。
ガラスの脚と呼ばれるほど華奢な脚で全馬体重をギリギリで支えている。
3本脚で自重を支えることは不可能に近く、前脚・後脚とわずに重度の故障をしてしまえば他脚にも弊害(蹄葉炎と呼ばれる、簡単にいえば血行不良等により馬の蹄等が腐っていくような症状)が起こってしまう。
痛みによって暴れたり、最終的には衰弱死して死んでしまう。
よって安楽死をさせることが最善とされている。
「重度の故障」の主な原因は「重度の骨折」か「重度の脱臼」の2つがほとんどである(下記の馬も全てどちらかに分類されている)。骨折は大体想像がつくが、脱臼について解説しておくと、自動車並みのスピードで走っている馬がレース中に脱臼すると、人間のように骨だけ脱臼、ということはまずあり得ず、靱帯等を損傷するか(関節脱臼)、皮膚を突き破るか(開放性脱臼)してしまう。これだけ大きな脱臼になると元に戻すことは現在の医学では非常に困難なのである。
ハマノパレードは安楽死ではなく屠殺場にて屠殺されてしまっている。「さくら肉『本日絞め』400㌔㌘」になるという当馬の末路が明るみになって反響を呼び、その後日本における予後不良の馬に対する安楽死のシステムが確立されるに至った。
ラフィアン・テンポイント・サクラスターオー・バーバロは馬主等の意向により延命治療が施された。
ラフィアンは最初の手術の際に暴れて患部を蹴ってしまい治療を断念。
他の3頭は最初の手術は一応通過し、延命治療が開始された。
テンポイントは最初の手術の段階での失敗が発覚し、そのためあっという間に蹄葉炎を発症したため、故障から約1ヶ月後にそのまま衰弱死した。
サクラスターオーは最初の段階では一応安定していたものの、半月後には早くも蹄葉炎発症の傾向が出始めたため、体重の減少やボルト埋め込み手術で蹄葉炎発症の回避を模索したものの、容体は良化せず、最終的には体重減による衰弱が原因で新たな故障を発症したため、故障から約4ヶ月半後にあらためて安楽死となった。
バーバロは故障から2ヶ月後に左後脚に蹄葉炎を発症したものの驚異の回復力で復帰。その翌月には歩く姿まで見せており、これは!・・・と思われたものの、その後左後脚と両前脚というトリプル蹄葉炎を発症。約8ヶ月という長き闘病も虚しく、あらためて安楽死となった。
ホクトベガは日本国外で予後不良となったため、検疫の関係でその遺体を日本に持ち帰ることができなかった。
予後不良になった最期のレースをまとめてみた。
ダビスタでの予後不良
掲示板
57ななしのよっしん
2020/04/15(水) 03:41:44 ID: JatuNXdsE1
58ななしのよっしん
2020/05/05(火) 07:06:00 ID: CR5oah0K0n
59ななしのよっしん
2021/01/14(木) 19:24:41 ID: 5aW7Btu/9M
>>48
ディープインパクトの死の原因にもなった頚椎ヘルニアなんかもね
人間なら首にカラーつけて動かないようにじっとしていることは知性があるから可能だけど、馬にそんなことはわからない
だから手術自体は成功しても、馬が動くことで予後不良になってしまう
フィクションの世界とは言え、ミドリマキバオーが予後不良級の前脚骨折から復活てきたのは
・二足歩行が可能な馬なので立ったまま馬栓棒にもたれかかることができた
・体重が馬ではないほど軽いので後肢が蹄葉炎にならなかった
・人間の言葉を理解できたので治療方針に従うことができた
とここまで嘘が重ならないと治らない
(フィクションでもフィールオーライは可哀想だった)
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最終更新:2021/02/28(日) 13:00
最終更新:2021/02/28(日) 13:00
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