人修羅とは (ヒトシュラとは) [単語記事]

人修羅とは、真・女神転生III-NOCTURNEの主人公である。
CV：榎木淳弥（HDリマスター版）

概要

アトラス製作の『真・女神転生III-NOCTURNE』及び、
『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』の主人公。
都内の高校に通う普通の少年だったが、新宿衛生病院で東京受胎に遭遇。かろうじて生き延びるも、「金髪の子ども」の気まぐれにより、ミロク経典に記されている魔人「人修羅」となる。

創世に必要なコトワリを持たない半人半魔の身でありながら、東京受胎により文字通りアクマの世界と化した東京に変革をもたらす存在である。

従来の女神転生シリーズの主人公達と異なり、本質が悪魔であるがゆえ、COMP等の人造器具を使わずとも悪魔と対等に会話ができ、MAGを使用しなくとも自由に仲魔を召喚できる。
武器や防具を装備する事は一切なく、マガタマと呼ばれる悪魔の力が秘められた虫状の物体を飲み込んで（装備して）スキルを得たり、耐性変更やパラメータのアップを行う。その為、単純にレベルを上げるだけでなく、マガタマの捜索も行わなければならない。

因みに、人修羅や混沌王といった呼び名はあくまでマネカタや他の悪魔達からそう呼ばれているだけで、本人から名乗った事はないし、本名という訳でもない。
一応、小説などで名前が出ているが公式ではないので注意が必要。

実力

大層な名前にも関わらず、歴代最弱主人公なのではないかと噂されていた事がある。
原因として、主人公である人修羅のＨＰが0になると即座にゲームオーバーとなるにも関わらず

即死攻撃を連発する雑魚敵が多数出現する。
主人公が悪魔であるため、今までのシリーズでは無効化できたハマ系魔法（即死魔法）まで食らってしまう。
被バックアタック時に攻撃を100％クリティカルで受けてしまい、さらにクリティカル時は攻撃回数が増える。
一部敵の攻撃回数増加技。

等々の理由により、死亡フラグが非常に立ちやすいからである。何で人修羅すぐ死んでしまうん？
そのせいか、ＢＢＳやブログ等で自分の死に様を報告する者が後を絶たない。→パトる
しかし、後半になると強力なスキルやマガタマ等を手に入れ、十分に主人公らしい活躍が出来るようになる。

更に後の作品で、この最弱という名を吹き飛ばすような事態が発生する。詳しくは下記参照。

パトる

死の安らぎは　等しく訪れよう
人に非ずとも　悪魔に非ずとも

大いなる意思の導きにて

ゲームオーバーになるとアニメ「フランダースの犬」の最終回に酷似したムービーが流れることから名づけられた。
近年RPGにおいて全滅する事が稀になる風潮の中、地道なレベル上げや攻略情報をもってしても全滅が多発する本作品においていつしかこう呼ばれるようになった。

共演者

地味に別作品の共演者が多く、真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスではデビルメイクライシリーズのダンテ、
真・女神転生III -NOCTURNE マニアクスクロニクルエディションではデビルサマナーシリーズの葛葉ライドウと共演した。

DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナーにおいて

漠たる死に安らぎなし　曲折の果てに其は訪れん
人に非ずとも　悪魔に非ずとも

我が意思の逝くまま

・・・ジャッ

同じアトラス製作のDIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナーにも隠しボスとしてゲスト出演している。

その力は圧倒的であり、最初に撃破するまでには発売から数週間を要した。
自スキルの選択次第では初っ端から全滅させにかかる（全体に対しケタ違いのダメージを与える攻撃を行う）上、
ただでさえ全体即死攻撃を連発し、全く勝負にならないため、行動パターンの把握は必須。
味方を極限まで強化し、攻略法を確立しても全滅の恐れが多々ある強敵であることから、
歴代ＲＰＧ最強ボスの話題になると毎回のように名前が登場している。

_{因みにゼロス・ビートとジャベリンレインの攻撃モーションが入れ替わっているが仕様である。}

MUGEN

キャラクターを創作できる格闘ゲーム MUGENにおいて、実はアトラスのキャラクターは人気があり、結構な数が作られている(→MUGENアトラスキャラリンク)。その中でも人修羅の完成度は凄まじく、MUGENのキャラクター全体で見てもトップクラスと言えるほどに仕上がっている。
後に製作者自身がプロである事を明かしたが、それを加味しても人修羅への深い愛がなければ到底たどり着けないクオリティであろう。