大槻ヨヨコとは、漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場するメタルバンド『SIDEROS』のリーダーである。
ボーカル兼ギター担当。茶髪のツインテールで黒いベレー帽を被っている。
常にむっとした表情で、やたらと順位や数字にこだわり言動が厳しいほか、独断的な行動が目立つ。そのため、主人公で人見知りの後藤ひとりとは別方向でコミュニケーションに難がある。メンバーの長谷川あくびから「メンバー以外友達いない」とまで言われてしまっており、現在のメンバーになるまでは入れ替わりも激しかったようだ。
だが実力は確かで、バンド結成1年でワンマンライブができるほど。現在のメンバーからは良くも悪くも本音を言える関係で、「そういうところも含めてヨヨコ先輩」として信頼・尊敬されている。またバンドメンバー以外への面倒見もよく、いろいろ言いながらも主人公の後藤ひとりのバンド「結束バンド」を「いつも通りやれば絶対うまくいく」「(フォロワー数が)ドームと武道館(と同等)なら大丈夫!」と応援してくれたり、結束バンドへのアドバイスをメモでまとめて渡したりしている。
SIDEROSと「お金かしてー」「シャワーかしてー」「ごはんおごってー」と仲良くしてくれていた廣井きくりのことを「廣井姐さん」として尊敬しているが、そのきくりが最近気にかけ始めた結束バンドのことをライバルとして意識するようになる。
ただ、結束バンドのことを脳内でずっと意識するあまり、箒をギターとして持ってしまったり、ディスクを煎餅としてかじってしまったりとかなり抜けた部分が多い。また、会話できなくなるわけではないが3人以上の集まりが苦手。
安心すると硬い顔が緩むときもあり、根っからの強気というわけでもなく、きくりからは「真面目でかわいい」と評されている。ちなみに、ライブ前は毎回緊張で3日ぐらい寝てこないために、目がキマってしまって睨むような目線になってしまっているらしい。
フォロワー数が1万人いることから自動車のMT免許を取ろうとしていることまで、何かと周囲にマウントをとろうとするものの、その後にフォロワー1万5千の喜多郁代や、10万を超えるギターヒーロー(後藤ひとり)など相手がより格上の存在だと判明してショックを受けたり、技能教習がうまくいかず挫折して後でAT限定に切り替えたりなどしている。
ここまで順位にこだわるのは、かつて友達もおらず運動もできず、身長が短くからかわれていたために勉強を頑張ったところ、テストで学年1位になり周囲から認められ、「好きなことで1位になりたい」という思いが強くなったため。「たかが一度の挫折で一喜一憂なんてしない」と決意も固く持っている。
名前の元ネタはおそらく大槻ケンヂで、インディーズ時代に「大槻モヨコ」という芸名を使っていた。余談だが、この名前はさらに元をたどると小説『ドグラ・マグラ』の登場人物「呉モヨ子」が由来。
初登場は単行本では2巻、ライブハウス「新宿FOLT」の入り口。名前は明かされないモブキャラクター的な登場だったが、こちらに睨むような視線を向けて後藤ひとりを怯えさせてしまった。ちなみにアニメ1期での彼女の出番はここのみで、まだ声はついていない。
本格的に登場するようになるのは3巻から。最初は動画サイトの結束バンドの演奏の様子を「……これが?」と厳しい目で見ていた。しかし、SICK HACKのライブに結束バンドとゲスト出演することになり、頭の中でずっと「気にしない!」と思いながらも、その思いに反して下北沢に出向いて「つっきー」として変装して下見をし、演奏を聴いたことで「映像のときより悪くない」と評価を改める。
ライブの控室では結束バンドにアドバイスをし、その後のクリスマスパーティで結束バンドが出場する審査制のフェス「未確認ライオット」にSIDEROSも出場すると宣言する。これが独断だったためメンバーからはその場で軽く怒られてしまうものの、その後はネット投票で3位に入り上位30位以内ということで予選通過、東京会場からの最終2組にも選ばれ、ファイナルステージに進出した。
なお、これ以外にもカラオケや自動車教習所などでたびたび遭遇しており、結束バンド(特に後藤ひとり)とは何かと縁がある。
動画サイト「オーチューブ」に自分のチャンネル「大槻ヨヨコギターちゃんねる」を開設した、のだが…。
面白い企画として最初にメントスコーラを持ってきたところ、あくびから「うそだろおい…」「手垢まみれのネタ」と指摘される。案の定その動画は再生数が52回と伸びず、次第にそのチャンネルで行われた他のメンバーや廣井きくり、新宿FOLTの店長の吉田銀次郎の企画が人気となり、いつの間にかチャンネルも「新宿FOLTちゃんねる」になってしまった。
一方で、他人が企画したヨヨコが主役の「プチプラコーデ」「緊急除霊」「ゲーム実況」などのネタでは数万~10万再生を獲得しており、作中の視聴者からは動画内で名乗った「オオツキン」の名で呼ばれて親しまれている。これを見たあくびからは「他人の企画じゃ才能開花するんですけどね…」、銀次郎から「ヨヨコっぽいわよね…」と言われている。
メントスコーラも後藤ひとりと一緒に2リットルで再挑戦したところ、最初は再生数31だったところから「逆に笑える」「こんな堂々としてる人もいるんだから自分の黒歴史なんて大したことない」等とバンドマンを中心に少し評価されるようになった。
サムネ統一された動画については「体育館でバスケしてるときの音」の記事を参照。
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最終更新:2024/09/07(土) 19:00
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