1980年代を代表する声優の一人。特に「世界名作劇場」の常連声優として親しまれている。
「赤毛のアン」のアン・シャーリーや、「キャプテン翼」の岬太郎、「愛の若草物語」のジョオといえば70年代生まれの人にはわかりやすいだろうか。「小公女セーラ」のラビニアも有名。
女性にしては低く澄んだ声が特徴だが、役によっては別人のような高音域も使用する。
役に入り込み、感情を理解した上で演じることを信念としている(小公女セーラ出演時にこの信念に悩まされているが)。その信念から可憐な美少女や勝気な少女から大人の女性、少年、魔女、動物、コンピューター、人魂など担当分野の広さは現在の人気声優にも決して劣らない。
全盛期の声をしっかりとキープしており、2006年に発売されたPS2用ソフト「キャプテン翼」ではアニメ放送終了後約20年経過したにも関わらず、昭和版アニメと変わらない声で岬太郎を演じていた。
2007年、三ツ矢雄二が自身の公式HPで「引退した」という言葉をつけて紹介したが、久村栄子名義でNHKの人形劇に出演し続けており、山田栄子名義でも「復活版・世界名作劇場」の第二作「ポルフィの長い旅」に数話出演するなどまだ現役であるといえる。
山田栄子を語るにおいて外せないエピソードが前述した「小公女セーラ」のラビニア役で出演していた頃の話である。
放送当時セーラの学友ラビニアと学院の経営者マリア・ミンチンのセーラへのいじめが過激になったとき、視聴者からの非難が殺到した。
その際、山田やミンチン役の中西妙子までが恨みを買い、それぞれの自宅にカミソリ入りの手紙を送られてしまう事態に発展。また、山田自身もセーラに執拗ないじめを繰り返す心情が理解できず、感情を理解して演じるというポリシーとぶつかりひどく苦悩してしまう。島本須美によると収録の際、泣きながらセーラをいじめていたほどだったという。
結果、ミンチン役の中西ともども「こんな役は二度とやりたくない!」」と語っている(のちに洋画版の小公女セーラでもラビニアを担当しているが)。しかし、ラビニア役を担当したことで演技の幅をさらに拡げるとともに自身のキャリアのターニングポイントになったのも確かで、役者としてはとても良い経験になったとも山田は語っている。
掲示板
37 ななしのよっしん
2021/12/15(水) 22:49:43 ID: 2ARL3JlGZJ
ラビニアとミンチンはなぁ。
今どころか子供の当時でも胸糞悪いキャラだったからな。
今ならいじめいくない系のアニメや漫画でもあのレベルのいじめはそうそう無い。
だがそれで何故声優が叩かれないといけないのか?
ただ声を入れてるだけで本人がそういう人間なわけじゃないのに。
わざわざ手紙でカミソリ送るて事はこれやったの大人でしょ?
まあ実写ドラマや映画とかのクズキャラ見て演じてる役者にも怒りを覚えるて心理もあるから分からないでも無いが。
山田さんにはクズキャラを演じた経験になっただろうけど、この人他にクズキャラ演じてた記憶が無いな。
38 ななしのよっしん
2023/11/17(金) 16:05:58 ID: 6FrhIExN3H
39 ななしのよっしん
2024/03/11(月) 19:39:43 ID: OBefekqXtw
『キャプテン翼』岬太郎役の声優、ガン治療で引退してた 山田栄子「再発の心配もなくなり」復帰
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最終更新:2024/11/22(金) 08:00
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