崇教眞光 単語

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崇教眞光(すうきょうまひかり)とは日本新興宗教である。常用漢字を使った崇教真光(すうきょうまひかり)という表記も使われる。略称(ひかり)とか(ひかり)である。

流を同じくする宗教団体は世界真光文明教団である。

概要

略歴

1959年2月27日岡田(こうた)がL・H陽光子会を設立した。1963年11月19日岡田玉が宗教法人世界真光文明教団を設立した。

1974年6月23日岡田玉が他界し、後継争いになった。1978年6月岡田玉の養女の岡田恵珠(けいしゅ)宗教法人崇教眞光を設立し、世界真光文明教団の3/4ほどの信徒が転入した。世界真光文明教団関口が引き継ぐことになって1/4ほどの信徒が残った。

2009年11月1日岡田恵珠の養子の岡田(こうおう)[1]が崇教眞光の三代教えに就任した。

教義

10歳以上の人が3日間の初級研修会を受けると、御み霊(おみたま)というペンダントを渡され(画像exit)、組み手(くみて)となり、崇教眞光に入信したことになる。組み手になったら手かざし(てかざし)をするだけでお浄め(おきよめ)ができるようになる。この手かざしをの業(ひかりのわざ)という。

信者の中には「手かざしをするだけで相手の病気を治すことができる」と信じる者も多い。

「手かざしをされたら、物凄い効果が自分の体に与えられる」と思っている信者の中には、手かざしをされただけでひどく苦しむ人がいる。これを霊動という。

教義の解説

人の手というものは極めて優秀な器官であり、人の「外界への物理的な働きかけ」の大部分は手を介して行われている。人が何かを作るときは必ずと言っていいほど手を使う。そのため人は手に対して大きな信頼を持っている。

手に対する信頼感から「手をかざせば、凄いを与えられる」というイメージが生まれ、手をかざす行為に偽効果(プラシーボ)が伴うになり、崇教眞光のような宗教が成立するようになる。

「手で触るだけで相手を治癒する」というイメージは崇教眞光に限ったことではなく、世界中に見られる。キリスト教ではイエス・キリストが手を触れただけで相手を治癒したと説いている。中世ヨーロッパでは「王様は患部を触るだけで癒すことができる」と伝えられ、ロイヤルタッチRoyal touch)と表現された。

御み霊を粗末に扱うことを禁止する

崇教眞光の信者は日頃から御み霊を身につけている。お風呂に入るとき以外は体から外さない。

御み霊をいい加減に扱うと(ごぶれい)となり、御み霊の効が切れてしまう。その場合は教団幹部のところに行って謝罪しつつ献し、3日間の研修を受けて、あらたな御み霊をもらう。

次のような行為をしてしまうと御み霊の効が失われてしまう。

  • 御み霊をヘソよりも低い下半身に付着させる。
  • 御み霊を地面や建物の床や布団など足が付くようなところに付着させる。
  • 汚い手で御み霊を触る。
  • 御み霊を椅子の上に置く(を乗せる部分の上に置く)。
  • 御み霊をバッグに入れて、そのバッグを椅子の上に置く。
  • 御み霊を身につけたままレントゲン検CTMRIを受ける。
  • 自分の御み霊と他者の御み霊を接触させる。御み霊を付けたが、御み霊を付けた子どもを抱っこして、そのときに2つの御み霊が接触してしまうと、2つの御み霊の両方の効が失われる。御み霊を付けた信者Aが、御み霊を付けた信者Bを抱擁して、そのときに2つの御み霊が接触してしまうと、2つの御み霊の両方の効が失われる。
  • 御み霊をに濡らす。洗濯機に入れて御み霊をに濡らす。料理の最中にを浴びて御み霊をに濡らす。まりを通ったしぶきを巻き上げて、そのしぶきを浴びて御み霊をに濡らす。に溺れた人を救助するため御み霊を身につけたままに入り御み霊をに濡らす。
  • 御み霊をトイレや洗面所の棚に置く。
  • 銭湯に入るとき、衣服を入れる籠の中に御み霊を入れる。

崇教眞光の信者は、以上のようなことをひたすら回避しなければならない。お風呂に入るときは、高いところに棚のような間を作り、そこに御み霊を安置(ごあんち)しなければならない。

カルト宗教団体の中には異常に細かくて厳しいところがある。モルモン教エホバの証人、そして崇教眞光である。

カルト宗教団体の一部は、細かくて厳しい信者に課し、信者に「ひょっとして今の行動に触れたかも」と考えさせておびえさせ、信者罪悪感を刺し、信者の自信を破壊し、信者の判断を低下させている。判断が低下した信者は、カルト宗教団体にマインドコントロールされやすい。

婚前交渉を禁止する

これはデマであり、禁止はされていない。

禁止されていると思い込んでいる人はいるようだが、思い込みしい人はどこの世界にもいる。

終末論を唱えて信者の不安と恐怖を煽る

崇教眞光では終末論が繰り返し唱えられる。「地球規模の大変動が起こる」「火の洗礼が起き、地震噴火災害感染症の流行が起こる」「火の大浄めが起こる」「地の大ユスブリが始まる」「千年に一度のことが次々と起こる」などと信者に吹き込む。

そうした上で「崇教眞光に入信すれば、火の洗礼を乗り越えられる」と説き、信者が崇教眞光を絶対視するように仕向けていく。

カルト宗教団体の一部は、終末論を唱えることで信者の不安と恐怖煽り信者の自信を破壊し、信者の判断を低下させている。判断が低下した信者は、カルト宗教団体にマインドコントロールされやすい。

異なる宗教に寛容

崇教眞光は、「異教徒でも組み手になれる」と導していて、異教に対して寛容な性質がある。キリスト教信者が組み手になることもできるし、仏教徒が組み手になることもできる。このため崇教眞光は世界的に教団の規模を拡大させており、特にブラジル信者の数を増やしている。

宗教2世問題

崇教眞光も新興宗教であるために様々な宗教2世問題を抱えている。

入信も退会も簡単ではあるため入信も退会も簡単だが、入信している家族との関係に悩む事になる。

医療と薬

崇教眞光は医学薬学を禁じておらず併用するように言っており、信者普通に通院・投している。

しかし「医療やは濁となって残る」という教えもあるため、頑なに医療とを否定している信者も存在する。そんな信者家族宗教2世のなかには、記事作成者のように持病を持っているのに適切な医療や投を受けられず、ひどく苦しむ例もある。

18歳未満の児童を監護する者が、児童に対して適切な医療や投を受けさせないことを医療児童虐待とか医療ネグレクトという。さらに、18歳未満の児童を監護する者が、宗教的な理由で児童に対して虐待することを宗教虐待レリジャス・アビュース Religious Abuse)とか霊的虐待スピリチュアル・アビュース Spiritual Abuse)と呼ぶ。

医療虐待宗教虐待(霊的虐待)も、児童虐待防止法exit第2条の1と第3条で禁止されている。

眞光青年隊

崇教眞光は、若者信者青年隊に加入させて布教活動や農作業といった業務に従事させている。

青年隊は帽子を被るのが特徴である(画像exit)。

選挙への支援

崇教眞光は政治と癒着する宗教団体として知られている。自民党民主党国会議員に対して組織票を提供している。

崇教眞光の信者は、教団恐怖と不安を煽られているために判断が低下しており、教団に「この補者に投票せよ」と命じられたら素直に従う傾向がある。このため崇教眞光は確実な組織票を持っている。

日本選挙投票率が約50%と低く、浮動票が少なくて組織票の威が強いである。このため、組織票を持つ宗教団体に対して国会議員は頭が上がらない。

児童虐待を繰り返す宗教団体の支援を受けて当選する国会議員は、「小さな政府」の政策を導入して児童相談所の予算と人員を減らしたり、宗教団体を管轄する文化庁宗務課の予算と人員を減らしたりして、宗教団体が好き勝手に児童虐待できるように御立てする傾向がある。

拠点

宗教法人としての所在地は岐阜県高山市岡本町2丁596番地1で(地図exit)、その北隣に元大神宮と呼ばれる世界本山がある(地図exit画像exit)。大量の丹を使った建物である(資料exit)。棟木がUの時に湾曲しており、「ちょんまげ」などと表現される。棟木の中央にトマトのような物体があり、棟玉という。様々なところに六芒の御紋が飾られている。

定期的なイベント

岐阜県高山市世界本山で行われるイベントは、次の通りである

岐阜県高山市から遠い信者は、各地の場で行われる並祭に参加することを勧められる。並祭は全ての1回のペースで行われる。

関連リンク

公式サイト

Wikipedia記事

関連項目

脚注

  1. *岡田央は旧姓が手島であり、妻の旧姓が山崎である。つまり岡田恵珠との血縁関係がない。
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