患部で止まってすぐ溶ける〜狂気の優曇華院とは (カンブデトマッテスグトケルキョウキノウドンゲインとは) [単語記事]

患部で止まってすぐ溶ける～狂気の優曇華院とは、同人サークル「IOSYS(イオシス)」の東方Project アレンジ楽曲の一つ。

概要

『おっ、おっららい♪ おっおおっらららい♪』っというフレーズで始まる。
ほんとうはOVER OVERDRIVEって言って(ry

曲中のメロディに合わせて「昆布だし効いてるよ　かつおと昆布の合わせ技　昆布だし効いてるよ　かつおと昆布だよ」と歌えることから組曲の歌詞にまでされたが、この詞自体は最初の頃はほとんど認知されていなかった。
最初に歌いだしたのは歌い手のakitoであり、あまり知られていないという事実をakitoが歌ったニコニコ動画流星群内でネタにしている。
この創作歌詞はIOSYS側も認知しているようで、ライブなどでこの曲をやるときにはmikoなども実際に歌っているらしい。

γ時代に入ると、この動画を元にした数多くのMADが作られるようになり、MAD 隆盛期を支えた。これらのMADには「狂気の優曇華院シリーズ」のタグが付けられる。

この事が動画制作者の技術力の向上や、MADという分野の裾野を広げ認知度を上げる等、ニコニコ動画に多大な影響をあたえることになる。

時は流れ、2024年。9月14日にニコニコ超復活祭にてIOSYS 公式からMVが投稿された。ニコニコ動画開設から実に17年たってからの公式投稿である。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/IOSYS_OS/status/1834896119878271426

公式 PV アニメで主役として出ている優曇華院こと鈴仙・優曇華院・イナバと、ふんどし男 こーりんとは第二回東方最萌トーナメントにて二回戦（組み合わせ表の関係で双方とも初戦）で戦った仲。ちなみにこーりんと森近霖之助は別の存在とされることがあるので注意。

これ以降しばらく鈴仙はこーりんと絡まされることが多かった。ある意味悲劇。

2014年 5月、当楽曲はSEGAのmaimaiおよびKONAMIのSOUND VOLTEX、TAITOのGROOVE COASTERと、アーケードの音楽ゲームに相次いで収録された。ニコニコ動画で一世を風靡してから実に7年越しの収録であり、ユーザーからは「懐かしい」「久し振りに聴いた」という声も。

maimai GREEN PLUSには2014年 5月15日から、「エピクロスの虹はもう見えない」などこれまた懐かしい曲目と同時に収録。プレー中の背景には公式 PVがそのまま流れる。ただしDDR地帯だけは音源ごとカット。やはり他社ゲーネタはアウトだったか。
…と思いきや、MASTE R譜面でSS ランクを取得すると貰える称号が「←↑↓→」。 maimai 公式やりやがったな！
ちなみに「えーマジキモーいｗ」地帯は全ての難易度で同じ（かなり緩めの）譜面になっており、PVをまじまじと鑑賞できる。
MASTER 譜面は初登場時難易度11であり、「目が赤い」や「えーマジ？イージーモード？」等、歌詞に合わせたネタが多い譜面である。しかし、サビに入ると中心を通る直線スライドが次々に襲いかかり、最後には難易度12の「Reach For The Stars」の難所を強化した様なEACH発狂が待ち構えている。

難易度11としては余りにも難しかった為、収録直後から難易度詐称との意見が続出した。それを受けてか、maimai ORANGE以降は難易度12に昇格した。

SOUND VOLTEX IIには同年5月30日から収録。ジャケットは公式 PVからの引用で、難易度ごとに場面が異なる。
エフェクト(譜面作成者)はPHQUASE。
こちらはKONAMIゲーのため、DDR地帯もしっかり収録。EXHAU ST 譜面ではPV内のDDR 譜面配置が再現されている。座薬型のつまみ配置が存在したり、「うわっミスった」地帯では本当にミスしやすいつまみが仕掛けられていたりと、見た目も中身も楽しい譜面に仕上がっている。
そして条件を満たすと解禁されるINFINITE 譜面は更にやりたい放題。掛けまくったエフェクトが更なる狂気を生み出している。_{フカセが許されるのはry}

GROOVE COASTERには翌年2月25日からショップでの購入曲として登場。
コナミゲーではないのでやはりDDR ネタは無い…と思いきやEXTRAでPVの譜面が再現されている。
更にHARDとEXTRAがかなりの物量譜面で、特にEXTRAは総CHAIN数が3521で、同時に登場したGot noir forever.のHARD(3439)と共にかつての最多であるFUJIN RumbleのHARD(3298)を大きく抜いて最多となった。

BeatStreamには2015年 12月21日より稼働したアニムトライヴのデフォルト楽曲として登場。
ムービーはもちろん公式 PVが使用されている。

現時点で当楽曲が収録されているのは上記の4機種だが、2015年 4月のBEMANI×TOHO REITAISAI 2015 projectの開催を皮切りにBEMANIにおける東方アレンジ楽曲がSOUND VOLTEXとBeatStream以外の機種に収録される流れが出来上がりつつある。
そんな時代背景のせいか、jubeatやREFLEC BEATといった人気機種はもちろんの事、いずれは本物のDDRに収録される日が来てしまうのかも知れない。
なお、同様に近年の傾向からpop'n musicやMÚSECA等へ収録される可能性もあるが、前者には蒼井硝子という優曇華そっくりのキャラが登場しており、もしも優曇華本人がポップンに書き下ろしキャラで登場するのなら、似た物同士のキャラが共演する事態になる可能性もある。