藤平尚真とは (フジヒラショウマとは) [単語記事]

藤平尚真（ふじひら　しょうま、1998年 9月21日-）とは、千葉県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属。

概要

6歳の時に少年野球の見学に行ったことをきっかけに野球を始める。中学時代にはすでに球速は140km/hを超え、3年時にはU-15代表入りを果たしている。

横浜高等学校に進学すると1年時からベンチ入りし、秋には早くも背番号1を与えられる。
2年夏には県大会決勝まで勝ち進むも、小笠原慎之介・吉田凌を擁する東海大相模に0-9で敗戦。しかし秋には準々決勝で再び東海大相模と対戦し、この時は10三振を奪う快投で10-1で勝利し雪辱を果たしている。
3年夏には第98回全国高等学校野球選手権大会に出場を果たし、初戦の東北高校は6.2回を1失点13奪三振という投球で勝利投手となったが、2回戦の履正社戦は6.1回を無失点に抑えたものの後続が打たれ敗退した。
甲子園後には侍ジャパン U-18の代表にも選ばれ、壮行試合（対大学生選抜）と韓国戦に登板した。

2016年ドラフト 1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。背番号はかつて監督を務め、その退任後は長らく使われてなかった野村克也が付けていた19を与えられた。

2017年（1年目）は二軍で投球回以上の三振を奪うなどの好投を見せていたため、交流戦中の6月16日の阪神タイガース戦にてプロ初登板、プロ初先発を果たす。試合は2回に原口文仁に2ランホームランを浴び、以降は無失点に抑えたが援護が無かったため敗戦投手となった。8月22日の千葉ロッテマリーンズ戦で5回無失点でプロ初勝利を挙げた。9月5日の北海道日本ハムファイターズ戦で2勝目を挙げ、チームの連敗を10で止めた。1年目は8試合に登板し、3勝4敗だった。

2018年、9月17日のロッテ戦でプロ初完投勝利を挙げた。14試合に先発として登板し、4勝7敗だった。

2019年は3試合の先発登板に留まったが、二軍では9勝を挙げた。

2020年は7月26日のオリックス・バファローズ戦に先発し、打者2人、僅か7球で危険球退場（対戦打者数では最速タイ記録）。一軍登板はその1試合に留まり、二軍でも防御率5点台と結果を出せなかった。

2021年は一軍登板がなかった。オフに背番号を46に変更した。

2022年は8月21日のロッテ戦で3年ぶりの勝利投手となった。8試合の登板で1勝だった。

2023年は開幕から先発ローテーション入りする。11試合に先発登板し、2勝4敗だった。

直球の最速157km/h、変化球は縦横2種のスライダー、フォーク、カーブなどを投げる。

年度	球団	登板	先発	完投	勝利	敗戦	セ \| ブ	ホ \| ルド	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率
2017年	楽天	8	8	0	3	4	0	0	.429	43.1	30	2	15	4	44	0	12	11	2.28
2018年		14	14	1	4	7	0	0	.364	81.1	65	17	54	3	68	6	43	40	4.43
2019年		3	3	0	0	1	0	0	.000	8.2	9	4	7	3	6	0	10	10	10.38
2020年		1	1	0	0	0	0	0	.---	0.0	1	0	0	1	0	0	2	2	----
2022年		8	5	0	1	0	0	0	1.000	22.2	15	0	12	0	17	3	11	10	3.97
2023年		11	11	0	2	4	0	0	.333	50.2	50	5	27	1	42	5	35	25	4.44
2024年		47	0	0	0	1	1	20	.000	46.1	29	4	12	3	58	3	11	9	1.75
2025年		62	0	0	2	2	12	21	.500	59.2	45	6	20	0	66	1	16	14	2.11
NPB：8年		154	42	1	12	19	13	41	.387	312.2	244	38	147	15	301	18	135	121	3.48