才木浩人とは (サイキヒロトとは) [単語記事]

才木浩人（さいき　ひろと、1998年 11月7日-）とは、兵庫県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は阪神タイガースに所属。

概要

小学校から軟式野球を始める。中学校でも軟式野球部に所属したが、この頃に阪神タイガースの能見篤史による野球教室の授業を受けていた。

須磨翔風高等学校では1年秋でベンチ入りし、2年春からエースとなる。甲子園出場はなかったが、日米12球団のスカウトから注目を受けていた。

2017年はシーズンの大半を二軍で過ごし、シーズン終盤の10月5日に一軍に昇格し、その日の中日ドラゴンズ戦でデビューした。1年目は中継ぎとして2試合に登板し、防御率0.00、1ホールドだった。

2018年はキャンプを一軍で参加。開幕を二軍で迎えたが、5月20日に一軍に昇格し、中日の松坂大輔と投げ合ったが、5回5失点で敗戦した。5月27日の読売ジャイアンツ戦では6回無失点でプロ初勝利を挙げた。その後は先発ローテーションに定着。22試合に登板し、6勝10敗1ホールド、防御率4.61だった。

2019年は5月に右肘を痛めて戦線離脱、そのままシーズンを終え、一軍では3試合の登板に留まった。

2020年は前年の右肘痛から8月末に二軍で実戦復帰したが一軍昇格には至らず、オフに右肘のトミー・ジョン手術を受けることになり、育成選手として再契約した。背番号121。

2021年は前年の手術のリハビリに費やし、二軍でも登板はなかった。

2022年は実戦復帰を果たすと、二軍で5試合に先発して防御率2.95と結果を出し、5月6日に支配下登録に復帰した。背番号は35。9月1日には降雨コールドながら初完投初完封勝利を挙げた。9試合の登板で4勝1敗だった。

2023年はWBCの公式強化試合に先発として抜擢されるも、大谷翔平に片膝をつかれながらホームランを打たれて敗戦投手となった。シーズンでは6月4日の千葉ロッテマリーンズ戦では佐々木朗希との投げ合いで9回投げ切ってシーズン初の完封勝利を挙げた。優勝決定試合で7回1失点を記録し、リーグ優勝達成に貢献した。19試合の登板で8勝5敗1ホールドだった。

2024年は25試合に先発登板し、13勝3敗だった。10月9日には第3回WBSCプレミア12の日本代表に選出された。

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	ホ \| ルド	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率
2017年	阪神	2	0	0	0	0	0	1	.---	2.2	2	0	3	0	3	0	0	0	0.00
2018年		22	14	0	0	6	10	1	.375	82.0	81	12	38	5	85	5	46	42	4.61
2019年		3	3	0	0	2	1	0	.667	15.1	20	0	5	0	14	0	8	8	4.70
2022年		9	8	1	1	4	1	0	.800	47.0	40	4	11	0	43	0	10	8	1.53
2023年		19	18	1	1	8	5	1	.615	118.2	88	8	36	2	107	3	29	24	1.82
2024年		25	25	4	3	13	3	0	.813	167.2	140	4	38	0	137	4	35	34	1.83
NPB：6年		80	68	6	5	33	20	3	.623	433.1	371	28	131	7	389	12	128	116	2.41