矢崎拓也とは (ヤサキタクヤとは) [単語記事]

矢崎拓也（やさき　たくや、1994年 12月31日-）とは、東京都出身のプロ野球選手（投手）である。現在は広島東洋カープに所属。本名及び旧登録名は「加藤拓也」。

概要

慶應義塾高等学校では、1年からベンチ入りした。関東大会2回戦が最高成績で、甲子園出場はなかった。

慶應義塾大学に進学し、1年春からリーグ戦に出場。2年春に4勝を挙げ、優勝に貢献した。2年と4年時にはハーレム大会に出場。また4年の9月18日の東京大学戦で史上24人目のノーヒットノーランを達成した。大学通算57試合登板で20勝10敗、防御率1.92だった。

2017年 4月7日に一軍登録され、その日の東京ヤクルトスワローズ戦で一軍デビュー。9回1死までヤクルト打線をノーヒットに抑える好投を見せる。ウラディミール・バレンティンにレフト前ヒットを打たれノーヒットノーランはならず、続く雄平にタイムリーを浴びて降板し完投もならなかったが、9回途中2安打1失点でプロ初勝利を挙げた。これで先発ローテーション入りするも、その後は3連敗と結果が出ず、結局初登板の1勝のみでシーズンを終える。

2018年は二軍でも防御率4.93と結果が出ず、一軍登板なしに終わる。オフに結婚、妻の籍に入ったため、2019年からは登録名も「矢崎拓也」となった。

2019年は開幕してすぐ一軍昇格し、リリーフで5試合に登板するも防御率5点台で二軍落ち。7月に再登録されるが登板機会のないまま抹消され、その後は一軍に戻れずシーズンを終えた。二軍では主にリリーフでチーム最多の34試合に登板している。

2020年はシーズン中盤の8月下旬から9月にかけて6試合にリリーフ登板するが、うち4試合で失点して二軍落ち、その6試合の登板のみで終了。オフに背番号が41に変更となった。

2021年は4試合に登板したが、3年連続で勝敗は付かなかった。

2022年は5月15日のヤクルト戦で初ホールド、6月26日の横浜DeNAベイスターズ戦で初セーブを記録し、シーズン途中からセットアッパーとなる。自己最多の47試合に登板し、2勝1セーブ17ホールドを記録した。
なお同年1月に離婚して本名が「加藤拓也」に戻っていたことを2023年 2月に公表したが、家族の了承を得た上で登録名は「矢崎拓也」のままとなる。

2023年は抑えを務める。54試合に登板し、4勝2敗24セーブ10ホールドを記録した。

2024年は前半戦最後の試合で6失点を喫して以降は二軍調整となった。そのため26試合の登板に留まった。

9回途中までノーヒット投球をしたデビュー戦でも7四球を与えているように、制球難が目下最大の弱点となっている。