電車でGO!名古屋鉄道編とは、タイトーが2000年1月27日に発売したプレイステーション用電車運転シミュレーションゲームである。Windows版は同年12月1日発売。
電車でGO!名古屋鉄道編はシリーズ初の私鉄オンリー作品および路面電車・モノレール収録作品である。特にモノレールはシリーズ唯一の存在となった。
D3パブリッシャーも、同内容で「SIMPLE1500シリーズ Vol.102 THE 電車運転士」としてライセンス生産を行っていた。
2023年現在ではもうお目にかかれない車両・路線も結構多い。(当時最新鋭だった1600系が1700系になりそれも廃車になっている)併用軌道時代の犬山橋を運転できるのもポイント。
ゲーム性としては、キハ8000系を除き殆どの車両はやたらとブレーキの効きが良いうえ、通常警笛・ミュージックホーンと2種類の警笛を持つ車両があることから、隠し警笛ボーナスが多いのも特徴である。
TVCMは名鉄電車のホームで姉ちゃんがどけよホーンを熱唱するという、地元民か鉄道ファンでないとわからないであろう内容だった。
持ち時間のフォントが名鉄車両のナンバーに用いられる「ローマン体」になっているなど、各所に名鉄愛の感じられる作品である。
また、キハ8500系運転時にミュージックホーンが鳴らせるのは間違いと誤解してる人がかなり多いが、元々は名鉄の特急型車両と言う事も有って登場当初のみ搭載されていた。しかし、JR東海の運転士が警笛ペダルとの踏み間違いをしてしまうと恐れて営業運転開始前に撤去されている。この事を知っていたスタッフが居たお陰か、タイトースタッフの粋な計らいにより撤去されているはずのミュージックホーンをキハ8500系でも鳴らす事が可能となっている。
路線の人気もあり2020年に電車でGO!!のアーケードで名鉄がリメイクされることになり、使用車両もこのゲームに収録され名鉄のイメージカラーである赤一色の3500系である。
運転できるダイヤは全部で12本。プレイステーション版では、7~12のダイヤは特定条件を満たすことで運転可能になる(Windows版は最初から全ダイヤ選択可能。)
※一度クリアしたダイヤはフリーランモードで運転可能になる。フリーランでは持ち時間が無限になるほか、ATS速度制限等の縛りを受けなくなる。ただし、停車駅の通過は不可能(強制的に非常ブレーキがかかる)。
踏切支障は1600系特急でのみ発生する。これまでの作品どおり、発生駅までに一定秒数以上の早着・早通をしていると起きる。
発生場所は石仏駅→布袋駅 残り340m。
回避成功で300秒のボーナスとなるが、失敗すると20秒減点のペナルティを受ける。
(なお、車両接触によるペナルティは美濃町線にも存在する)
緊急停止後は車両が踏切外に出るまで一旦停止となるが(これまでと異なり、その間も時計は動いている)、とある裏テクニックを使うと車両退出前に列車を動かすことが可能。
ちなみにこの踏切は2020年辺りに布袋駅と共に高架化され現存しない。
ポケットステーションを使うと、2種類のゲームをインストールすることが可能。
これを使用している場合のみ遊べるミニゲームが存在する。その名も「ワンコンでDO?」
以上の5種類。
鉄道シミュレーター専用コントローラーを、電車の運転や項目選択以外の目的に用いた異色の意欲作である。ワンコン専用という特殊性ゆえか、残念ながらシリーズ通してこれが最初で最後になってしまった。
ちなみに内容はこんな感じ↓(動画の10:00から。「救助ってCO?」以外をプレイしたTAS動画)
各ダイヤをクリアするとその列車のムービーがアンロックされる。
ただし、キハ8000系は大井川鉄道のムービーである(取材当時、既にキハ8000系が全車廃車となっており撮影が出来なかったことから)。
全路線クリアで出現するスペシャルムービーは谷汲線(750形)と八百津線(キハ30形)である。
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最終更新:2024/04/28(日) 16:00
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