ジュリオ(キラキラ☆プリキュアアラモード)単語

ジュリオ

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ジュリオとは、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の登場人物である。CV皆川純子

概要

劇中としては第10話で(映像的にはOPに第1話の時点から)登場した敵幹部の少年水色ヒイラギをかたどった飾りをつけ、仮面をつけており、ずくめの装束を着用している。水色の瞳には十字ハイライトがある。

物語序盤で出てきた悪い妖精達をたぶらかし、を与えてあばれさせた本人。妖精達が浄化されると表舞台に出て「実験」と称して、スイーツを食べた人間から直接キラキラルを奪い取り、それを元にロッドで闇のクリームエネルギーを錬成し、武器にして戦う事ができる。

いちかたちキラパティの面々によるアニマルスイーツがかなりの量のキラキラルを生み出すことにをつけ、いちか中学校転校生黒樹リオとしていちかたちに接触を図る。そうした形で色々策謀するのだが、詰めが甘いのかプリキュア達のが勝るのか敗れることが多い(特にゆかりに関してはいろいろ聞き出した上で戦闘中精神攻撃をしようとしたのだが、逆にをかけられてしまい、正体がばれることとなってしまった)。

後がなくなりいちかからキラキラルを抜き取って強大なエネルギーを錬成して戦い、最初は優勢に戦いを進めていたのだが、煌めきを取り戻したいちかによって形勢が逆転、その膨大なキラキラルのに圧倒され敗北を喫することになる。以後敵側のアジトで引きこもる状態となり、仲間ビブリーからもなじられる始末。

そんな彼だが、どういう理由があってかスイーツを憎んでいる。リオの時に食べるようすすめられるとあれやこれやと理由をつけて避けていたり。その一方で何故かスイーツを作る事はでき、いちかに適切なアドバイスをしていることも。また一見ただけで色々こなすことができるのだが、ゆかりでの会でもてなしたお茶を飲んだゆかりとその祖母のしのはその味に違和感を、リオの心の闇を感じていた。かつてあったトラウマから来ているであろう深い深い闇。回想に浮かぶは同じようにヒイラギ飾りをつけた模様の瞳の、後にパリから来る少女。果たしてジュリオの闇の原因は。

その正体と事の真相そして結末ピカ……

実はジュリオの正体は、キラ星シエルことキラリン双子にあたる妖精ピカリオだった。キラリンとピカリオはスイーツを作るため、そしてプリキュアになるため、を渡り遠くパリへと修行に向かう。二人はとあるパティスリーの屋根部屋に借り暮らしし、修行に励むことになった。

しかしピカリオは頑っているのになかなか才の芽が出ない。キラキラルがあふれるスイーツを作ろうにもそれが全くできない。一方キラリンはめきめきと実を伸ばし、ジャン=ピエールジルベルスタインの子となってさらに修行し、そして人間変身できるようにもなる。このことがさらにピカリオの心を追い詰めていく結果になった。

そうして心が病んだところを、今作の黒幕ノワールにつけこまれ、ジュリオという姿を与えられたのである。全てはスイーツに、そしてに対するコンプレックスから来ていた。思い返せば、あきらがのみくを救うために戦ってジュリオを破った際に彼が取り乱したことも、ゆかりブラフで一度ピンチに陥ったとき「に構って欲しかったんだろ?」と言い放ったことも、すべては自らの心の裏返しであった。何よりに認めて欲しかったのだろう。

後がないジュリオはノワールによって強大なを与えられ、プリキュアたちに猛攻を繰り広げる。しかしホイップジュリオの底にある微かな心の叫びを聞き取る。それはわずかに残っていたスイーツキラリンへの情だった。その想いを救ってあげたい、その一心で仲間と共に浄化を行い、そして闇に飲まれていたピカリオを救い出すことができた。

しかし一度闇に飲まれてしまったピカリオはその闇が残ったまま。ワッフルを作ってもキラキラルのない、になってしまう。一方シエルはここまで追い込んだことを悔やんでしまった状態でノワールの魔の手に捕らわれることに。いちかと共にその闇の中へ入り込むが、シエルの心のダメージは深かった。だが、その場にあったキッチンでワッフルを作るよういちかに促され、渋々作ってシエルに与えたとき、その想いが通じることになる。それは大切に思う人にスイーツを作ってあげることこそが大事だと言うこと。姉弟は共にそれを理解する。

シエルはついに覚醒し、ピカリオのワッフルを用いてペガサスパフェを作り上げようとする。それを阻止すべくノワールは一撃を放とうとするが、ピカリオは身を挺して防いだ。自らの命と想いをに託し、シエルキュアパルフェとなったが、その代償は重く、ピカリオはとなり、いちご山地下の祭壇に転送され、その傷を癒やすため眠りにつく事になる。

余談となるが、シエルキラリン)に関してはプリキュアになるというその後の展開の都合上、作品公式サイトキャラ情報ページ誕生日7月30日)が明らかとなっている。これはすなわち双子であるピカリオ(ジュリオ/リオ)も同じ誕生日であるという事になる。誕生日が判明しているのは、妖精あるいは男性キャラだという事も含め、サブキャラクターとしてはしい(過去作に遡っても明確に設定されているのは初代のP先輩こと藤村省吾12月12日生まれ)ぐらいしかない)。

復活の「P」

とまあ傷ついたピカリオはそのまま祭壇で眠りについたままだったわけで、ときおりペコリンキラリンなど妖精達が見舞いに来ていた。

そうしたことがありながら時は流れ、第39話にてグレイブがディアブルのを取り込んで強大化、いちご坂全体を強な闇で染めて人々を洗脳し、さらに自らもアニマルゴーランドを打ち破るなど最悪の事態が訪れる。人々の大群がいちご山内部で立てこもる妖精達の所に押し寄せ、もはやこれまでか、と想ったその時。祭壇からキラキラルと共に大量のが放たれる。見ると何やらロッドを持った人が。そして窮地に陥ったプリキュアの元にグレイブの攻撃を押し返す、そして現れた姿。

まったく甘いんだよ。の人たちを人質にとられたからって戦えないのかい?まぁ君たちなら仕方ないか。どうせ一度は闇にそまった身、いいよここはオレが引き受けてあげる

ヒーローみたいな台詞を言いながらその姿を現したのは、外見は以前のジュリオそのままではあるが、驚きの白さというか王子衣装ワッフルイメージしたロッド一色となり、背中にはルミエル同様の羽根が生えた、ピカリオ、いやリオだった。ルミエルを借り受けて覚め、そのを使えるようになったのである。しかしパルフェさん、いくら復活したからってグレイ無視して抱きつきすぎです。
こうした形でを得て満を持して復活し、プリキュア達と共闘するようになったリオグレイブをはねのけて、今後普段はやかつての同僚との店で暮らし、姉弟パティシエとしてより高みをすことになる。
ちなみに普段の姿は以前の黒樹リオのショートカットとは異なり、変身後と変わらず水色ロングヘアのままで、ピカリオ時のを元にした飾りがリボンとなって襟足の辺りで結う形となる。とはいえは以前とは変わらないので、クラスメイトであるりさやじゅんこからは以前同様にリオ君とすぐに呼ばれていたり。ついでに容姿が変わっていたり双子なのに姓が違う事をツッコまれていちか達が説明に苦慮する場面も。

ところで、本作のプリキュアは設定上「伝説パティシエとして高みに登った存在」であり、実は性別に関する言及は特にされていない(すなわち女性に限らないとも言える)。ということでファンレベルではジュリオ/ピカリオのプリキュア化待望論があったのも確かで、二次創作において「キュアジリオ」「キュアワッフル」と呼ばれたりなんかしていた(後者は演じる皆川純子からも「キュアワッフルになりたい」という発言もあったりする)。
そんな中毎年恒例のアニメージュ増刊号の中で、暮田SDによるリオの設定ラフスケッチが掲載されており、その中で「プリキュアっぽい感じ(キュアワッフル)を入れてもらってもかまいません」 とメモ書きが。まあこのラフ自体は設定段階のものであるし、キュアワッフルの言葉自体皆川の意思を酌んだものである(要は裏設定的なもの)。しかし、仮とは言えルミエルを行使できた以上、男性プリキュアというか、設定的にプリキュアに準ずるを持つ者として位置づけられている(これまでの満薫レジーナと同じ感じ)のは間違いないだろう。
で、このキュアワッフルという呼び方。ある意味公式的名称と化しており、『HUGっと!プリキュア』第37話でちょっとだけこの姿で登場したとき(この時ははぐプリ設定とプリアラ設定を加味して考えたら自分でプリキュアを得て変身した可性があるのだが)、ファンのみならず……

と、暮田氏やいちか役の美山加恋からもキュアワッフルと言われていたのだった。いろいろと良かったねリオ君。

関連動画

東映アニメーションさんに怒られない、ジュリオやピカリオに関するニコニコ動画動画紹介してください。

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