ファントムとは、アニメ「ハピネスチャージプリキュア!」の登場人物である。
声は「ハートキャッチプリキュア!」ではコブラージャを担当した野島裕史。これには水沢史絵(来海えりか役)も「へっぽこコブラージャじゃないんですかー!?プリキュアハンターなんてかっこよすぎやしませんか?」と文句言ったり。
クイーンミラージュに仕える、赤毛で白いコートを身に纏い、大きなカトラスを持った戦士。二つ名の「プリキュアハンター」が示すとおり、世界中のプリキュアを狙い狩る者。
冷静沈着に行動し、ミラージュに対して高い忠誠心を持つ、ミラージュの腹心の部下とも言える存在であり、ミラージュを悲しませたブルーを憎んでいる。
非常に高い戦闘能力を持ち、キュアフォーチュンでさえも圧倒、ラブリーとフォーチュンのダブル攻撃でさえも、抜刀し本気を出した際にはその攻撃をかき消すほど。さらに一人で大量のサイアークを生み出すことも可能である。
また、プリキュア達を拘束し、「エターナルケージ」という技で鏡の中に封印、プリキュア達が眠るプリキュア墓場へと送り込む。氷川まりあ(キュアテンダー)もそうされた一人であり、妹のいおな(キュアフォーチュン)にとっては姉を奪った憎悪の対象となっていた。
ハピネスチャージプリキュアの面々とはその戦闘力の差で圧倒していたものの、真の力に目覚めたキュアフォーチュンに圧倒されるもすんでの所でミラージュに救われ(この時独断専行で行動していたものだから叱責を受けることに)、その後ミラージュの命を受けブルーの討伐に向かい、後述のアンラブリーとなってラブリーを追い詰めるも、ハピネスビッグバーンを受けて倒れ、あげくゆうこに看病されることに。他人を放っておけないゆうこの性格もあるが、それ以上にゆうこがかつて飼っていた愛犬のデビットに重ねて見てしまった事もあったようである。
クイーンミラージュから力を与えられたファントムがファントムがキュアラブリーの影をまとって女装変身したプリキュアの偽物。シリーズ恒例となったこれまでの悪のプリキュアとは切り口が異なり(既存のプリキュアのコピーという感じである)、厳密な定義としてはプリキュアとは言えないかもしれない。さすがに野島裕史がそのまま演じるのではなく、中島愛が声を担当している。
戦闘力が強大なのもさることながら、ラブリーの影をまとっただけにめぐみの過去を知った上で精神攻撃を与えるというなかなかな悪辣さでラブリーに精神的ダメージを与える。しかし他の3人からの叱咤激励を得たラブリーは自信を取り戻し、アンラブリーと激突、その影を振り払った。
こう見ると何となく格好良く見えるが、二次創作の分野ではなんかネタキャラ扱いされているきらいがある。
とまあいろいろとネタ要素はつきない。特にアンラブリーは大きいお友達に受けが良かったらしく、アンラブリーを扱った薄い本まで出る始末だったりする。
余談だが、ボーカルアルバム2に彼のキャラソンである「Phantom Shadow~絶望という名のもとに~」という曲が収録されているのだが、クールな彼の歌とは思えないやたら熱すぎる歌となっている。そのギャップを味わってはいかがだろうか。曲自体はハトプリやスマプリのOPでおなじみの六ツ見純代・高取ヒデアキ両氏によるもので格好良すぎるのでおすすめ。
ちなみに、アニメタイトルの「ハピネスチャージ(Happiness Charge)」を略すとHCになることや、「プリキュアハンター」という肩書きがあるが、某オンラインアクションゲームを意識しているかどうかは不明。もっともデザイン的にはそのゲームの片手剣&軽盾装備がモチーフになっているとのこと。
以下は、『ハピネスチャージプリキュア!』に関する重大なネタバレ成分を多く含んでいます。 それを踏まえた上で、続きを読みたい方はスクロールをしてください。 |
最後の戦いを決心し、世界中を鏡に封印してしまったミラージュ。直接対峙するためプリキュア達は幻影帝国に向かう。そしてキュアハニーの前に立ちはだかったのはファントムであった。ハニーとファントム、戦いを繰り広げる中でハニーの諭し、以前ゆうこに看病されたときの記憶、なによりハニーの「ファントムの幸せを守りたい」と思う気持ち、こうしたことがファントムの心を揺れ動かしていく。土壇場でディープミラーによって洗脳されてしまうが、プリキュア・イノセントプリフィケーションを受けて浄化される。
そしてかつて元のミラージュと過ごしたときのことを思い出し、自ら本当に願っていることを思い出して目覚めた彼の姿は驚くべきものであった。リボンやぐらさんと同じ妖精の姿だったのである。
その名はファンファン。決してパンダでも某国の独裁者そっくりの某大佐でもない。黒い姿でシルクハットを被ったキュアミラージュのパートナーだった妖精である。ミラージュの事を想い、彼女の笑顔を再び見たいと願うばかりに、その思いが暴走し、それにディープミラー=レッドにつけ込まれる形でファントムと化していたという訳であった。
余談だが、ハニーを守ったブルーがファントムを諭そうとするが、その時のファントムが叫んだ、
「お前が言うなあああああああああああああああ!」
は視聴者が思っていることを代弁してくれたことだろう。
その後ミラージュも元の姿に戻り、ミラージュと共に過ごしてきていたが、レッドとの最終決戦後、レッドの星を再生させるためミラージュはブルーと共に地球を旅立つ決心をする。「神様がいなければどうなる?」と戸惑うプリキュア達にファンファンは「俺たちがいる!」と叫び、プリキュア達の方に(と言うよりハニーのそばに)移った。元の主の思いを慮った決断だと言えるだろう。こうしてファンファンはゆうこと共に過ごすようになり、時には人間の姿となっておおもりご飯で料理作りの修行をしている。これは婿入りフラグかな?大森家の居候となった形ではあるが、今後プリキュア達がハピプリの世界で再び活躍する場合、ファンファンはハニーのパートナーとして頑張ってくれるに違いない。
しかし、オールスターズ映画では他作品の改心した敵キャラと同じくサブキャラかつモブキャラとして登場している(あくまでゆうこのパートナーはリボンで、自身はミラージュのパートナーであるため)。初登場の「春のカーニバル♪」では挿入歌「39フェアリーズ」の映像内で過去作品のプリキュアの協力者(ブルーも含む)・過去作品のレギュラー映画のキャラクター達(ハピネスの映画に登場したつむぎも含む)・「プリキュアオールスターズNewStage」シリーズのキャラクターと共に登場している。なお、最終回の後なので、今もゆうこの家である「おおもりご飯」で働いているかもしれない。
掲示板
33 ななしのよっしん
2016/01/29(金) 17:26:10 ID: Pas7R7Xmzc
>>29
スレ違いになるけど、マダムモメールは中々進まない日本制圧作戦へのテコ入れとして送り込まれた
海外での侵攻作戦で実績を上げた実力派幹部でも良かった気がする。
34 ななしのよっしん
2016/01/29(金) 18:26:41 ID: ZqzkFPhZJF
>>30
過去作のノーザさんやレジーナ枠でもそういったキャラと違って、同時に世界中でプリキュアを倒しているという、かなり大きい設定もあるわけで。
そのプリキュア狩りが全然ストーリーに絡んでこないのが気になるのね。プリキュア墓場にちらっと映っただけでも、数十人~下手したら百人以上が封印されてるし、プリキュアが負けた街は完全に水晶で埋め尽くされているという非常にヤバい状況。にも関わらず指揮官たるブルーは一切言及せず、めぐみ達ハピネス組も変わらずのほほんとしてるってどういう事よ?
こんなに扱い雑なら、単なるミラージュ様の懐刀ポジションでも良かったんじゃないの?
>>33
こう言っては何だけど、海外ガンスルーした中で何であの回だけ入れたんだろう?
アローハの二人が特別なアイテム持ってるわけじゃないから、販促に必要だったというわけでも無いのに
今気が付いたんだけど、氷川姉妹と和解したっけ?
いおなの因縁の宿敵の筈が、アンラブリー回以降完全にお相手をゆうこに奪われてたよう
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
35 ななしのよっしん
2018/05/26(土) 21:54:21 ID: N0U5YNEAQA
狂信でもなんでもミラージュ様のことしか頭になくって氷川姉妹との和解もクソもなく開き直ってるくらい尖ってる方がキャラは立ってるよね。
ゆうゆうには恩義があるから多少手綱を握られはするけれど基本ブルー様由来のプリキュアなんか本編後も嫌ってるままだけどいざという時はなんだかんだ言いながら助けに来てくれるドラゴンボールのベジータ的ポジションに収まるとか想像したら格好いいじゃない。
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最終更新:2024/12/23(月) 12:00
最終更新:2024/12/23(月) 11:00
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