バンカラ地方

バンカラ地方とは、任天堂のゲーム『Splatoonシリーズ』に登場する架空の地方である。

概要

『Splatoon3』で初登場。インクリングやオクタリアンなどの進化した海洋生物たちが古くから暮らす土地。

『Splatoon』『Splatoon2』の舞台となった「ハイカラ地方」とは隣接している。両地方を結ぶ旧道は存在しているものの、バンカラ地方の広大な砂漠、そしてハイカラ地方の峡谷とクレーター地帯に道程を阻まれており、行き来は困難なものだった。近年になり海湾をまたぐ大橋が完成、これを経由する安全な新道により往来の問題は解決している。

前述の通りバンカラ地方は土地の大半が不毛の砂漠だが、一方で海にも面しておりこちらは比較的肥沃な土地であると思われる。プレイヤーたちの拠点となる「バンカラ街」は砂漠の西南端に位置している。

バンカラ街の南、砂漠の中に、バンカラ街がすっぽり入ってしまうほどの直径を持ったクレーターが存在している。最近、このクレーターに大穴が開く事件が発生し、そのはるか深くに巨大な地下空洞が発見された。調査により、この空洞は「オルタナ」という名前であることが判明している。

Splatoon3におけるバンカラ地方

ナワバリバトル

ナワバリバトルのステージ一覧表（Splatoon3）

ステージ名	説明
ゴンズイ地区	背の高い共同住宅が林立する、古い居住区。バンカラ街の中心部に位置しており、インクリングの若者たちのたまり場となっている。
ユノハナ大渓谷	岩を積み上げたような自然の柱が無数に立ち並ぶ、国立公園に指定された渓谷。バンカラ地方を代表する観光スポット。
マテガイ放水路	かつてバンカラ街の地下で稼働していた放水路を改装した場所。
ナメロウ金属	かつて海だった荒野に位置する工業地帯。廃船の解体業を主としている。
ヤガラ市場	色とりどりの屋台が立ち並ぶ、巨大な市場。怪しいものがたくさん売られている。

サーモンラン

サーモンランのステージ一覧表（Splatoon3）

ステージ名	説明
アラマキ砦	渦巻き状の大きな高台が特徴のステージ。
ムニ・エール海洋発電所	海洋発電所のふもとの小島、無数のコンテナで構成されたステージ。
シェケナダム	巨大な防波ダムを背景にバトルが行われるステージ。

ヒーローモード

『Splatoon3』のヒーローモードは、概要でも述べた砂漠のクレーターと「オルタナ」が舞台となる。

クレーターがヒーローモードの第1エリアであり、第2ステージ以降はオルタナに移る。オルタナでは6つの小島（サイト）とロケット発射場の計7エリアがあるため、通算してエリアは8つとなる。

ひとつのエリアごとに10程度の攻略すべきアクションステージが用意されているが、このうちクリア必須なものはそれぞれ3ステージ程度で、残りのステージの攻略は任意。ただし、これらステージを攻略していくことで様々な隠し要素がアンロックされていくため、これらをコンプリートしたい場合は全ステージを突破する必要あり。

バンカラ地方の成り立ち

バンカラ地方の成り立ちはイカなるものか、そしてオルタナとはどのような場所なのか。それらは『Splatoon3』のヒーローモードにて調査を進めることで、少しずつ全容が浮かび上がってくる。

下記はそうして集め得た情報の要点をまとめたものである。ネタバレであるため閲覧には注意されたし。

（クリックまたはタップで展開）イカ、ネタバレ注意！

オルタナは、絶滅の淵に立たされた人類が逃げ延びた最期の土地であり、同時に、インクリングやオクタリアンなどの進化した海洋生物たちの生まれ故郷であった。

テクノロジーによってオルタナを居住可能な空間に作り替え、一時的な安寧を手に入れた人類だったが、地上への復帰を望む勢力と望まない勢力とで内紛が勃発。オルタナは崩壊し、巻き込まれた人類はあっけなく絶滅してしまう。

その際、残されたテクノロジー群の影響を受け、オルタナに生息していた海洋生物たちに「地上を目指す」という意識が芽生える。陸上に適用するため徐々に進化を繰り返し、ついにはオルタナを脱出。のちにバンカラ地方と呼ばれることとなる大地への進出を果たしたのだった。

こうして最初の拠点として「バンカラ街」が誕生し、海洋生物たちはその勢いでハイカラ地方やシオカラ地方へと勢力を拡大させていった。バンカラ地方が古い土地と呼ばれるのはここまでの経緯によるものである。

関連項目

• Splatoonシリーズ / Splatoon3
• ハイカラ地方
• すりみ連合
• オルタナ（Splatoon）