ビターグラッセ(Bitter Glace)とは、日本の競走馬である。鹿毛の牝馬。
| この記事では実在の競走馬について記述しています。 この馬名の元ネタと思われる『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクターについては 「ビターグラッセ(ウマ娘)」を参照してください。 |
2021年2月、『ウマ娘 プリティーダービー』のアプリ版がリリースされ、隆盛を極めていた。
当該ゲームには、各育成シナリオのラスボスに据えられているウマ娘がいる。彼女らは「全てのウマ娘のライバル」という使命を負うため、実際の競走馬の名前を持たない、架空のウマ娘である…はずだった。
明けて2022年2月8日、あるTwitterユーザーより、そうしたゲームオリジナルウマ娘と同名の「ビターグラッセ」と「リトルココン」が馬名登録された旨が報告される。また、残る「ハッピーミーク」も申請中である旨が、両頭のオーナーより発表された(2日後に通過が報告された)。
かくして、「ビターグラッセ」の名は、ノーザンファーム産「アンソロジーの2020」の競走名として現実世界に登場することになった。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/kymgc/status/1491790464688979970
2020年4月26日生まれ。父ルーラーシップ、母アンソロジー(母父サクラバクシンオー)。
父はG1クイーンエリザベス2世カップをはじめとした重賞5勝を挙げ、現在産駒が絶賛活躍中の人気種牡馬。しかし自身が出遅れ癖に悩まされ、産駒にもその傾向がある。
母アンソロジーは、ビターグラッセで10番目となるベテランママ。産駒の中でもグラッセの一つ上の兄・プライルードは、全日本2歳優駿を11番人気にして3着に突っ込み、2021年度地方競馬強化指定制度の2歳選定馬に選ばれた実力者である。
母父サクラバクシンオーは今以て最強スプリンター論争に顔を出し、大種牡馬としてあちこちの血統表に名前が載っている。
『ウマ娘』には父母エアグルーヴと母父サクラバクシンオーが登場しており、いわゆる「ウマ娘血統」を2頭持っていることもファンの注目を集めた。
馬主はアルクトスのオーナーとして有名な山口功一郎。2021年セレクトセールにて6600万円で落札した結構な高額馬である。
本馬は、『ウマ娘』から名前を取った(とおぼしき)3頭のうち、最高額馬である。
(デビュー前)
名前の由来が本当は『ウマ娘』であることは論を俟たないが、ジャパン・スタッドブックには「苦い+砂糖漬けのお菓子」と登録されている。
「グラッセ」のフランス語表記は「glacé」であり、本来はアクサンテギュ(´)がつく。しかし、本邦では競走馬の英語名にダイアクリティカルマークをつけることは認められていないため、つけずに登録されている。類似の例には「ユーバーレーベン(Überleben)」がいる(登録名にはウムラウトがついていない)。
英語ではアクサンテギュをつけなくともよいが、その場合は「グレイス」と読まれることがある。辞書上は「グレイス」がアメリカ英語、「グラセー」がイギリス英語だが、実際にはそこまできっちり決まっているものではない。→Tomayto, tomahto.
「é」は、「サイレントではなく、『エ』と読みますよ」という意味の記号で、「Pokémon」もその意図でアクサンテギュをつけている。同様に「Glacé」なら米英ともに「グラセー」と読んでくれるが、ついていない場合、ビターグラッセの英語実況がどちらで読まれるのかは担当者次第ということになる。
JRAの英語実況を担当するMurray Johnsonはオーストラリア出身なのでイギリス英語に近く、少なくとも彼の実況は「グラセー」と読まれる可能性が高い。
3頭とも、毛色はなるべく合わせている。
『ウマ娘』では、一部の例外を除き髪の色が実馬と共通である。ウマ娘のビターグラッセは鹿毛であり、それに合わせて鹿毛の馬にその名が与えられている。
相違点として、現実のビターグラッセは牝馬である。
『ウマ娘』なんだからゲームでも女の子じゃないか、と未プレイの人は思うだろうが、実はもとの馬が牡馬の場合は耳飾りが右、牝馬の場合は左についているという違いがある[1]。ウマ娘のビターグラッセはこれが右耳についているので、牡馬想定のウマ娘であるとされていた。
距離適性と脚質は、「アオハル杯」中は中距離・先行。現実のビターグラッセは父が中距離型で先行~差し、母父が短距離で先行馬なので、うまいこと遺伝すれば似るかもしれない。もっとも、「URAファイナルズ(シナリオ最終レース)」に登場するときは全距離・全馬場Aで出走するため、似なくとも「URA仕様なんだな」と思えばいい。
『ウマ娘』の個別勝負服は、現実の馬主服をアレンジしている。ウマ娘のビターグラッセは赤(オレンジ)・白・黒で、名前の公開まではもし実在するなら「ウイン」か「(白がないが)オウケン」ではないか、と言われていた配色である。現実はもちろん、3頭共通で山口オーナーの「黒・水色一文字」になるため、相方のリトルココンには似るがビターグラッセには似ないことになる。
| ルーラーシップ 2007 鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector |
| Miesque | |||
| *マンファス | *ラストタイクーン | ||
| Pilot Bird | |||
| エアグルーヴ 1993 鹿毛 |
*トニービン | *カンパラ | |
| Severn Bridge | |||
| ダイナカール | *ノーザンテースト | ||
| シャダイフェザー | |||
| アンソロジー 2004 鹿毛 FNo.7-c |
サクラバクシンオー 1989 鹿毛 |
サクラユタカオー | *テスコボーイ |
| アンジェリカ | |||
| サクラハゴロモ | *ノーザンテースト | ||
| *クリアアンバー | |||
| ポップス 1992 栗毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
| Wishing Well | |||
| *ポップシンガー | Secretariat | ||
| Icy Pop |
クロス: ノーザンテースト 4×4(12.50%)
122番、アンソロジーの2020が後のビターグラッセである。
▶もっと見る
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 07:00
最終更新:2025/12/07(日) 07:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。