コスタノヴァ(Costa Nova)とは、2020年生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2025年:フェブラリーステークス(GⅠ)、根岸ステークス(GⅢ)
父ロードカナロア、母カラフルブラッサム、母父ハーツクライという血統。父はGⅠ6勝を挙げ顕彰馬にも選ばれた短距離王。種牡馬としても4年連続リーディング2位と大活躍している。母は芝中距離を主戦場に3勝。母父は国内外でGⅠ2勝、種牡馬としても大きな足跡を残した。
天下のノーザンファームが生産。社台グループオーナーズの募集馬として1口500万円×10口で募集され(登録上の馬主名義はノーザンファーム場長の吉田勝己)、美浦の木村哲也厩舎に預託された。
2歳12月、トム・マーカンドを背に中山芝1600mでデビュー。ここは4番人気に支持されたが全く伸びず11着に惨敗してしまう。明けて3歳からダートに転向し、3月の中山ダート1800mに出走。これが当たり、逃げて上がり最速で5馬身ぶっちぎり初勝利を飾る。
続く1勝クラス戦は6月の東京ダート1600m。ここも逃げを打ち、直線どうにか3/4馬身振り切って連勝する。さらに3ヶ月間隔を空け、新潟ダート1800mの両津湾特別(2勝クラス)に出走。古馬との初対戦になったこのレースも逃げたが直線早々にかわされ、必死に食い下がったが差し返すには至らず2着に敗れる。
東京ダートマイルに戻り、11月に2勝クラス戦のアプローズ賞に出走。ここは逃げ馬と並ぶような2番手からの競馬になり、直線早々に抜け出して後続を寄せ付けず快勝。2着とは1馬身1/4差だが、3着にはさらに7馬身差をつけ実力差を見せつけた。
4歳初戦は同じ東京ダートマイルの白嶺ステークス(3勝クラス)。ここはゲートでやや遅れて中団馬群を追走する形となったが、直線半ばで外から鋭く伸び2馬身半差の完勝。連勝でOP昇級を果たす。
次走は5月のOP欅ステークス。初の1400mに加え、相手に同期で根岸ステークスを勝ったエンペラーワケアがいたこともあり2番人気。しかしレースでは中団から直線早めに先頭に立ち、叩き合いでエンペラーワケアを完封。3連勝でOP初勝利を挙げた。
続いては交流重賞クラスターカップに出走。初の重賞挑戦、初の地方競馬場、初の1200mに加えて台風接近で2日の延期、その影響で初の重馬場と初めてづくしになる。それでも実績豊富なドンフランキーに次ぐ2番人気に支持されたが、出遅れに加え直線でもついていけず、ダート転向後最悪の6着に惨敗してしまった。
その後武蔵野Sに出走を予定していたが、直前に目を負傷したため回避。結局4歳シーズンはこれで終えることになった。
戦列復帰は5歳になってから、初の中央重賞挑戦となるGⅢ根岸ステークスに出走。2戦目から手綱を取り続けたC.ルメールがインド遠征中のため横山武史に乗り替わった。約5ヶ月ぶりの出走だったが良血フリームファクシに次ぐ2番人気。このレースも中団からの競馬となったが、今度は直線でただ1頭突き抜け4馬身差の圧勝。重賞初勝利を挙げる。
勢いに乗ってGⅠフェブラリーステークスに出走。約1年ぶりにマイルに戻ったこのレースは、レモンポップの引退やダート主力勢のサウジ遠征などで混沌とした情勢。本馬は東京5戦5勝の安定感と前走の勝ちっぷりが評価され、同じ上がり馬のミッキーファイトに次ぐ2番人気の支持を受ける。
ルメールがサウジ遠征、武史はエンペラーワケアに騎乗のため、短期免許で来日中(因みにこちらも2日前にはサウジに行って騎手招待競争で騎乗していた)の女性騎手レイチェル・キングを迎えての出走。
今回もゲートは速くなかったが馬群の中をスルスルと上がり、中間地点までに4~5番手の絶好位を確保する。そのまま前に壁を作りながら4角を回り、直線で外に持ち出してゴーサイン。先行馬との叩き合いを制して残り100mで先頭に立ち、内外から追ってきたサンライズジパングとミッキーファイトの4歳馬2頭も振り切って勝利。初のGⅠ勝利を成し遂げた。
レイチェル・キングは女性騎手として史上初のJRA平地GⅠ勝利。インタビューでは「女性としてではなく、一人の騎手としてGⅠを勝てて嬉しい」とジョッキーとしての矜持をのぞかせつつ笑顔を見せた。なおレース翌日には根岸ステークスで負かしたロードフォンスがかきつばた記念を勝っており、同レース上位馬の実力の高さを見せつけた。
この後はC.ルメールに鞍上を戻し、同じマイルのかしわ記念へ向かう。久々の交流重賞に加え初めてのナイターであり、地方競馬場への対応力が鍵とされた。この日は単勝1.5倍の断然人気に推されたが、スタート直後はダッシュがつかず後方に置いていかれる。すぐに立て直して中団につけ、直線では上がり最速の末脚を使ったが、前で運んだシャマルとウィリアムバローズの行った行ったを許し3着に敗れてしまう。
さらに転戦してさきたま杯に出走。船橋よりさらに小回りの浦和競馬場への対応力が不安視され、シャマルに本命を譲り3.1倍の2番人気となる。
当日は日中に大雨が降り、コンディション確認のため7Rと8Rが中止となるほどの超不良馬場。しかもスタートを歩くようにのそのそと出るという致命的な出遅れを犯してしまう。道中も終始後方のままで、直線で上がり3ハロン2位を記録したが、前が全く止まらず末脚は完全に不発。結局最後までいいところなく、ダートでは過去最悪のブービー11着という大惨敗を喫してしまった。
| ロードカナロア 2008 鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector |
| Miesque | |||
| *マンファス | *ラストタイクーン | ||
| Pilot Bird | |||
| レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | |||
| *サラトガデュー | Cormorant | ||
| Super Luna | |||
| カラフルブラッサム 2010 鹿毛 FNo.19 |
ハーツクライ 2001 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | |||
| アイリッシュダンス | *トニービン | ||
| *ビューパーダンス | |||
| *トロピカルブラッサム 1998 鹿毛 |
*サンダーガルチ | Gulch | |
| Line of Thunder | |||
| Barbara Sue | Big Spruce | ||
| Maytide |
Mr. Prospector 9.38% 4 x 5
Storm Bird 9.38% 4 x 5
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掲示板
33 ななしのよっしん
2025/11/15(土) 16:35:24 ID: RUY6wg6nRi
59キロ大出遅れでも府中の連対は死守
凄いけどなあ......
34 ななしのよっしん
2025/11/15(土) 16:43:51 ID: DUQWDNrR1w
逆説的に小回りのさきたま杯はまともに出られても苦しかった事は証明されたし
大箱でなら「多少」の出遅れならペース次第でなんとか出来るかもという希望は出て来たが…多少ですまないんだよなぁ
35 ななしのよっしん
2025/11/16(日) 10:43:16 ID: p4OElgUj8O
再審査するらしいけど改善するかなぁ?
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最終更新:2025/12/05(金) 18:00
最終更新:2025/12/05(金) 18:00
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