マスクトディーヴァ 単語


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マスクトディーヴァ

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マスクトディーヴァ(Masked Diva)とは、2020年生まれの日本競走馬である。黒鹿毛

1800mの世界レコードホルダー。

な勝ち
2023年ローズステークス(GⅡ)(WR)
2024年阪神牝馬ステークス(GⅡ)

概要

ルーラーシップマスクオフディープインパクトがいる血統。
ルーラーシップ香港クイーンエリザベス2世カップ勝利した一応GⅠであり、種牡馬としてもキセキを筆頭に様々な重賞を輩出。マスクトディーヴァの同年代にも朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、最優秀2歳を受賞したドルチェモアがいる。
マスクオフは5戦1勝ながら短いレースで強力な末脚を武器とし馬券圏内を外した事がなく、活躍が期待されたが3歳屈腱炎重症を負い引退産駒入りした経緯を持つ。
また、のビハインドザマスクはセントウルSスワンS京都牝馬Sと短距離重賞を3勝し、安田記念5着・マイルCS4着とGⅠでも好走した名産駒重賞はいないが、孫世代ではマスクトディーヴァ以外にもダート重賞2勝のサンライズソアを輩出している。

2020年5月6日に誕生。東の厩舎入りが2022年9月ゲート試験合格が翌と遅く、2歳での初出走とはならなかった。

遅咲きの爆速娘

3歳

上記の理由からメイクデビュー1月15日の中6R(芝2000m)とかなり遅かった。ここで母親譲りの末脚を披露し快勝。次走はいきなりリステッド競走である忘れな草賞を選択するも7着と惨敗。しかし次の6月11日阪神8R3歳以上1勝クラス(芝1800m)では2と1/2馬身差で圧勝した。

は休養し、の始動は秋華賞トライアルであるローズステークスを選択。
レースユリーシャが引っりに引っり、100057.2ハイペースに。そのまま流れていくもマスクトディーヴァはしっかりと中団に控え、最後の直線で外から自慢の末脚を炸裂させた。出遅れて後方に控えていたブレイディヴェーグもマスクトディーヴァ以上に追いすがるも関係なしと言わんばかりに伸び続け、気づけば1:43.0勝利。このタイムエスコーラ記録した日本レコード…どころか1991年アメリカコストロマが記録した1:43.4を大きく更新する世界レコードである。3歳トライアル競走で出たレコードの表記に観客からは大きなどよめきが沸いた。

この様な走りをしながら、上の岩田望来は「遊ぶ場面もあったので、まだまだ余力は残っていたのではないかと思います」「まだまだ良くなる余地は残ってますので」とコメントした。

獲得した優先出走権を引っ提げ、その後予定通りに秋華賞に参戦。この年の秋華賞は、桜花賞オークスを圧勝して三冠達成に王手を賭けたリバティアイランドが単勝1.1倍の絶対的本命であり、2番人気オークス2着ハーパーですら12.9倍というほぼ対抗不在の状況。そんな中、クラシックに不在でリバティアイランドとの勝負付けが終わっていないマスクトディーヴァは打倒リバティの筆頭格とみなされ、ハーパーとほとんど差のない13.0倍の3番人気に推された。

レース本番、マスクトディーヴァはスタートで出負けしてしまい、後方に押し込められたままほとんど前が開かない苦しい競馬を強いられる。それをリバティアイランドは常に中団好位置をキープし、4コーナー々に先頭に立つとあとは後続を突き放す一方。これはもう決まった、ともが思ったその時だった。最終直線に入ってようやく進路が開いたマスクトディーヴァが、凄まじい脚でリバティアイランドを強襲。みるみるうちに縮まる差に観客は「まさか!?」と一思ったが……届くにはさすがに仕掛けが遅すぎ、リバティアイランドも脚は衰えずにそのまま決着。マスクトディーヴァは1馬身差の2着に終わった。だが、盤石の絶対女王を相手に「展開がもう少し違えば」「もう少し長いレースだったら」というたらればを想起させたレースぶりは、ファンに強インパクトを残した。

その後はエリザベス女王杯には向かわず、山元トレセンに放牧に出され年内は終了。因みにエリザベス女王杯の勝ちブレイディヴェーグであった。

4歳

4歳初戦は初のマイルとなる東京新聞杯から始動し、単勝1.9倍の1番人気に支持されたが、ルーラーシップ思い出すなんて言われた出遅れがき末脚を繰り出したものの6着に終わった。

続いて阪神牝馬ステークスへ短期免許初日のジョアン・モレイラ上に参戦。単勝1.7倍の1番人気に支持されたレースでは、っ直ぐに走っていなかったとのことだが、それでも4番手で脚を溜め、直線では脚力でこじ開けて半馬身差の勝利を決めた。

続いて4歳の大標であったヴィクトリアマイルに出走。ここも単勝2.3倍の1番人気に支持された、直線までは手応えが良かったが前が塞がる不利を受け、単勝208.6倍のテンハッピーローズ勝利する中で3着。

府中牝馬ステークスで始動。 川田将雅上に単勝2.3倍の1番人気に支持されたが、「良い頃とべると物足りなさが残る状態だった」と厩舎側がコメントしたように、ブレイディヴェーグの3着。

続いてエリザベス女王杯していたが、左前屈腱炎を発症したためここで引退。繁殖入りすることとなった。9戦4勝。

2025年には半マスカレードボール天皇賞(秋)を制するなど血統的にも期待が持てるところであり、産駒の活躍に期待したい。

血統表

ルーラーシップ
2007 鹿毛
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファ *ラストタイクー
Pilot Bird
エアグルーヴ
1993 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール *ノーザンテースト
シャダイフェザー
マスクオフ
2009 青鹿毛
FNo.4-r
ディープインパクト
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
ハインドザマス
1996 鹿毛
*ホワイトマズル *ダンシングブレーヴ
Fair of the Furze
*ヴアインゴールド Mr. Prospector
Chancy Dance

クロス:Mr. Prospector 4×4(12.50%)、Lyphard 5×5(6.25%)

祖母ハインドザマスクの半ヴァイオレットラヴ産駒2007年ヴィクトリアマイルを制したコイウタがいる。

関連動画

関連リンク

2023年 ローズステークス(GⅡ) 勝利騎手インタビュー《岩田望来》マスクトディーヴァ【カンテレ公式】exit

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