スーパーロボット大戦COMPACTとは、バンプレストから発売されたスーパーロボット大戦シリーズの1つで
ワンダースワン用ゲームソフトである。1999年4月28日発売。
2001年12月13日にはワンダースワンカラーに対応したスーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColorが発売された。
概要
スーパーロボット大戦シリーズでは、初めてワンダースワンで発売された作品。プロデューサーは森住惣一郎。
個性的なシステムが多数搭載されており、中には形を変えて他のシリーズに引き継がれたものもある。
後にシリーズ化され、続編のCOMPACT2三部作、3が発売されるがそれぞれにストーリー上の繋がりは無い。
(COMPACT2三部作除く)
参戦作品
本作では、オリジナルのキャラやメカは登場しない。ラスボスも、とある版権キャラになっている。
新規参戦作品も無いことになっているが、厳密に言えば新機動戦記ガンダムW Endless Waltzが正式に参戦、
ダンクーガOVAのシナリオが初めて再現された。
- 超獣機神ダンクーガ(一部OVAのシナリオ含む)
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムF91
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 無敵鋼人ダイターン3
- 聖戦士ダンバイン
- 重戦機エルガイム
- マジンガーZ
- グレートマジンガー
- ゲッターロボ
- ゲッターロボG
- 真ゲッターロボ(原作漫画版)
- 闘将ダイモス
- 勇者ライディーン
システム
基本的なシステムはスパロボFと同じだが、以下の機能が新たに実装された。
フリーオーダーシナリオシステム
本作は全33話が7つのシーン(章)に分かれている。それぞれのシーンの最初と最後のシナリオ以外は、プレイヤーの好きな順番で攻略することができる。選んだ順番によりシナリオクリア時に入手するクリアボーナス(資金、強化パーツ、機体)が変化する。
(例:シーン2で選択できる4つのシナリオの中から「戦場の愛」というシナリオを1番目に選んだ場合は高性能レーダーを入手できるが、2番目に選択した場合はキュベレイMk2に変化する。余談だが、このシナリオではティターンズがキュベレイMk2を使用している。)
なお、シーン最初と最後のシナリオのクリアボーナスには一部ランダム要素が含まれるので、欲しいパーツや機体がある場合はクリア前にセーブ推奨。
後のCOMPACT2等ではシナリオ選択順次第で別のシナリオに変化が起こるようになった。
スキルコーディネイトシステム
PPによるパイロット養成やスキルパーツの元になったシステム。
シナリオクリア時に特殊能力を好きなパイロット1人にひとつ、付加することができる。その特殊能力はクリアターン数に応じて変化する。(6ターン以内にクリアで消費精神ポイントが減少する『集中力』が手に入り、逆にクリアに12ターン以上かかると何も手に入らない。)例えば、10ターンクリアで手に入る『クリティカル+10%』が欲しい時は、それより早くクリアできる状況であってもちゃんと10ターン目まで待たなければならないのが難点。
パーソナルデータテーブルシステム
ワンダースワン本体に登録されたプレイヤーの個人データに応じて、全パイロットの習得する精神コマンドが変化するシステム。パイロットによっては、『奇跡』や『鼓舞』等の希少かつ有用なコマンドを習得する可能性もあるが、スーパー系なのに『必中』を習得しないという事態になることも…。
その他余談など
- 本作の隠しキャラ、ユニットは前述のクリアボーナスの他に、敵キャラの説得による加入とシーン5クリア時の総ターン数250以内でゲッターGから突然変異する真ゲッターロボのみ。複雑なフラグ立ての必要はない。
- 自軍の母艦はアーガマ、ラー・カイラムのみ。それでいて、1話からいきなりバイストンウェルに飛ばされたり、地球圏をあちこち転戦したり、ポセイダル星系に単艦で乗り込んだりと、ブライト艦長の胃が心配になる。
- V-UPユニットという、強化パーツスロット数が多いほど攻撃力が上昇するパーツが初登場した。このパーツを4個フル装備することでF91より強いNT-1アレックス、MkⅡより強いエルガイム(というかこちらは加入時から6段階改造済みなので元々MkⅡより使える。)スーパー系の主人公機より強いサポート機、などの面白い現象が起きた。
- 非常にバグりやすく、データの消失が多い。
- (当時では)相も変わらずのニュータイプ、聖戦士勢の優遇。詳しくはスーパーロボット大戦Fの項目参照。
- 避けない、当てられない、2回行動が遅いに加えて、紙装甲なスーパーロボット勢。初登場シナリオで敵陣近くに増援で現れてフルボッコ→撃墜はよくあること。特にライディーン、ダンクーガはそれぞれの偽物のほうが圧倒的に強かったりする。さらには終盤加入するモビルスーツの方が硬かったり、攻撃力も大差なかったりする。極めつけは前述のV-UPユニットである。
スーパー系涙目
for WonderSwanColor
2001年12月13日に発売された、ワンダースワンカラー対応版。2回行動の廃止、援護システム、カットインの追加などシステム周りは最近のスパロボに合わせてある。これにより、ニュータイプとその他パイロットの格差は なくなった。
...と思いきやユニット性能の改善はされてない上に、敵ユニットが強化されたので(ry
また、新規ユニットの追加、ユニットグラフィックの書き直し、一部クリアボーナスの入手条件に総ターン数も関わるようになった、等の変更点もあるが、シナリオ面の変化は無い。
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関連項目
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