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ティターンズ
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……顧みろ!
今回の事件は、地球圏の静謐せいひつ想した
一部の楽観論者が招いたのだ!
デラーズ・フリートの決起などは、その具体的一例に過ぎぬ!

また3日前、北米大陸の穀倉地帯に大打撃を与えた、
スペースコロニーの落下事故を見るまでもく、
々の地球は、絶えず様々な危機されているのだ!

地球! この宇宙シンボル
ゆるがせにしないためにも!

ティターンズつのだ!

宇宙世紀008312月4日 バスク・オム演説より〜


ティターンズとは、『機動戦士Zガンダム』に登場する軍閥組織である。同作における「悪の組織」で、主人公営のエゥーゴと敵対する。

名前の由来はギリシャ神話の「ティーターン神族(「大地の子ら」の意)」か、「巨人ティターニア」からか。

概要

初代『機動戦士ガンダム』で描かれた地球連邦政府vsジオン公国一年戦争は、ジオン敗北で幕を閉じた。しかしジオン公国軍の一部……とは言えないほど大規模な集団は降を受け入れず、地球圏の暗礁宙域や、火星圏の向こうの小惑星基地に立てこもり、再起の時を図っていた。元々連邦政府はその腐敗体質によって様々な方面から恨まれていたこともあり、そうした大残党勢力に合流しなかった(できなかった)部隊も、宇宙移民者(スペースノイド)や地球上の独立勢力の支援を受け、各地でゲリラ化していた。

こうしたジオン残党狩り的として、宇宙世紀0083年に連邦軍のエリートを集めて創設された特殊部隊がティターンズである。彼らは優先配備される新兵器や、一般連邦軍に対する有名名の優越権を駆使し、着実に成果を上げていった。だが、首であるジャミトフ・ハイマン大将や、心でナンバー2のバスク・オム大佐らは底した地球居留者(アースノイド)第一義者であり、組織全体にもその気が漂っていた。やがて彼らの暴力性はジオン残党のみならず、一般のスペースノイド達にまで向けられていくことになる。


……なんと破廉恥な!
ティターンズのやり方だよ。まるでヤクザだ。
一軍の指揮官が思いつくことではない!

……そうだ、ティターンズは「軍隊」ではない。
「私兵」だよ。「わたくしの軍隊」なのだ!

もっと大きなもの。地球引力
を引かれた人々の私兵なのだよ!

宇宙世紀0087年3月3日 ブレックスフォーラ〜


宇宙世紀0085年7月。ティターンズはサイド2・30バンチコロニーで行われていた平和的なデモ活動を、コロニーに猛G3ガスを注入して「鎮圧」する。直ちに情報封鎖が行われ、30バンチの住民は疫病で全滅したことにされたものの、事実を知った反ティターンズ連邦軍はこれを契機に動き出し、反地球連邦組織エゥーゴを結成。面下で暗闘を繰り広げるようになる。

宇宙世紀0087年。肥大化し、遂には連邦軍本隊をるようになったティターンズと、彼らと軍事衝突を起こせる規模に成長したエゥーゴ内戦状態に突入する。約一年にかけて続いたこの「グリプス戦役」の結果、ティターンズは壊滅し、その名は宇宙世紀史上の汚点として語られるようになる。

組織概要

総帥はジャミトフ・ハイマン大将前線の最高指揮官としてバスク・オム大佐が据えられ、この下にジャマイカン・ダニンガン少佐や、パプテマス・シロッコといった部隊指揮官が続く。

構成員のどが地球市民である。制服は一般連邦軍の制服黄色の「ティターンズ・カラー」で染め、ノーマルスーツダークブルーを基調としたに近い色をしている。

ティターンズ将兵は一般連邦軍の将校から一階級上の扱いを受けるほか、有給が多いなどの特典も与えられている。装備品なども優先的に回されるため、組織内部ではエリート意識が蔓延。一般将校や民間人に対して強権的に接する者が後を絶たず、更なる反感を招くことになった。

作中でややこしいのは、一般連邦軍の軍籍にもかかわらず、揮系統の都合でティターンズ制服を着用している者がちらほらいる所。例を挙げるとオークランド研究所所属のブラン・ブルターク少佐で、研究所自体がティターンズ下となったためにティターンズ制服を着ている。
他にも作画ミスでティターンズ将校が一般連邦軍のコートを着用していたりする(TV版のガディ・キンゼー少佐など)。

規模は大きく、『Ζガンダム』の時点では正規連邦軍とほとんど遜色ない状態になっている。一方でバスク大佐の「連邦軍の半分はエゥーゴだと思え」という発言から、エゥーゴに対して優位なのは間違いないが「圧倒的優位」とまでは行かないレベルであることが伺える。

運用兵器

基本的に体の連邦軍と同一だが、独自開発した兵器や、下部組織の試作機を節操なく取り入れている。

艦艇は連邦軍お染みの「サラミス改級巡洋艦」を軸としつつ、実質的にティターンズ専用である「アレキサンドリア重巡洋艦」を混成している。『Ζガンダム』中盤以降は総旗艦として戦艦ドゴス・ギア」が就航した。また、ティターンズへの協力を(独断で)表明したパプテマス・シロッコ揮する木星採掘艦「ジュピトリス」も戦列に加わっている。

モビルスーツハイザックジオン残党狩りの組織がザクⅡそっくりのハイザックを使用しているのは何とも妙な光景である。メタな事情を言うと「エゥーゴとティターンズどちらが敵か視聴者にわかりやすくしたため」なのだが、後世では整合性のある設定をひねり出すのに苦労している模様。単純に性と運用性が良かった、ジオン残党に対する威圧や侮辱が的、としている。ガンダム開発計画抹消や後継機開発の失敗で資金難になり、ザク系のMSを流用したとも。

ハイザック以外ではジムⅡガルバルディβを運用しているが、『Ζガンダム』序盤でアナハイムエレクトロニクスからマラサイを獲得し、実質的にティターンズ専用の力機として多数配備している。終盤では更なる専用力機としてニューギニア基地開発バーザムが導入されたが、特に立った活躍はなかった。

そしてティターンズの特徴は、とにかく少数生産機を大量に(?)運用していること。ガンダムMK-Ⅱ(完成直後にエゥーゴに強奪されたが)ギャプランアッシマーガブスレイハンブラビバイアランサイコガンダムバウンド・ドック……等々、テレビ版だけでもこれだけいる。

ティターンズ結成秘話が描かれた『機動戦士ガンダム0083』では、ジム・カスタムベースにした専用機ジム・クゥエルが配備されているシーンが描かれている。

沿革

結成からグリプス戦役まで

宇宙世紀0083年、ジオン残党のデラーズフリートが起こした未曾有のテロ行為を利用し、軍内部での力を拡大させたジャミトフは、同年12月4日にティターンズを結成する。

ジャミトフデラーズフリートを例に挙げて、第二のジオン公国を生むスペースノイドの脅威を説いた。連邦軍と政府恐怖感を覚え、ティターンズの必要性を認めて予算を与えた。正規軍から独立した柔軟な動きを以って、各地で破壊活動を行うジオン軍残党の鎮圧に奔走。着実に戦果を挙げ、連邦軍内でのティターンズの地位は徐々に強固なものへとなっていく。その後もティターンズはジャミトフの手によって肥大化し続け、ついに連邦軍を握するレベルにまで達していった。ティターンズに優秀な人材を引き抜かれた連邦軍は弱体化し、よりティターンズ優位となる。

一方、コロニーでは反政府運動が活発化し始めており、次第にティターンズはスペースノイドに弾圧の矛先を向ける。0085年7月31日サイド1の30バンチにガスを注入し、住民1500万人を虐殺する非人的な「30バンチ事件」を引き起こした。これによりスペースノイドは反連邦政府・反ティターンズに傾き、エゥーゴが結成される事になる。しかし30バンチ事件はバスクの独断であり、事後報告を受けたジャミトフは不快感を露わにした。

グリプス戦役

宇宙世紀0087年3月2日グリーンノアにて開発が進められていたティターンズのガンダムMk-2エゥーゴが強奪した事からグリプス戦役が勃発。最初は小競り合い程度であったが、やがて戦闘は大規模なものになっていく。エゥーゴ連邦軍内の反乱分子という立ち位置だったが、連邦軍内には新スペースノイドや反ティターンズの将兵もそれなりにおり、そもそも戦力面で既にティターンズが上回っていたこともあり、対エゥーゴ戦はティターンズが対応する事になった。一応、連邦軍もティターンズの要請に応じて部隊や人員を派遣しているが、実質的にはエゥーゴ対ティターンズの内乱状態である。

また5月初旬には、木星圏から帰還した木星往還ジュピトリス」の指揮官パプテマス・シロッコがティターンズへの協力を表明し、ジュピトリスとその艦載機ごと戦列に加わっている。

5月11日エゥーゴ連邦軍本部ジャブロー宇宙から強襲するため、衛星上に戦力を集結。すかさずティターンズの部隊シロッコが妨に入ったが、ガンダムMk-Ⅱを含む多数の機体を逃してしまう。またこの戦闘カクリコン・カクーラーが戦死している。ジャブローでは連邦軍とエゥーゴが交戦。しかしエゥーゴの殲滅を優先したティターンズは、味方の兵が残っているにも関わらずジャブロー核爆弾で爆破。逃げ遅れた兵が犠牲となった。その後、ガルダ級輸送機アウドムラを強奪したエゥーゴを追ってブラン・ブルタークロザミア・バダム派遣される。6月29日にはアウドムラを狙ってサイコガンダムを投入し、ホンコンティごと襲撃している。

ティターンズの猛攻は続き、フォン・ブラウン襲撃、エゥーゴ導者ブレックスフォー准将暗殺、エゥーゴ本拠地グラナダへのコロニー落とし(失敗)、サイド2の25バンチへのガス攻撃(失敗)と苛かつ過な攻撃を繰り返した。エゥーゴの戦力を削り取っていったが、ティターンズの戦力も低下の一途を辿った。

10月12日、第三勢力のアクシズ地球圏に帰還。戦力が疲弊していた両営は味方につけようと動き出し、結果ティターンズとの同盟が成立する。ジオン残党狩りの組織が、ジオン残党と手を組むというよく分からない状況である。11月2日エゥーゴカラバ部隊連邦軍キリマンジャロ基地を襲撃。連邦及びティターンズ側は迎撃部隊を配置し、サイコガンダムも投入された。この戦闘で双方ともに甚大な被害を出し、キリマンジャロ基地は陥落。寝返りそうになったサイコガンダムジェリド駆るバイアランによって撃破された。

軍事作戦からくる不満が噴出しないよう巧みに情報操作を行っていたが、11月6日にティターンズの運命を決める重要な事件が発生する。エゥーゴは武力によってダカールの議場を占拠し、クワトロ・バジーナによる演説でティターンズの非人的行為が全世界に暴露されてしまう。この時、ジェリドバイアランが放ったビームが議場付近に着弾し、より説得力を持たせてしまった。こので世論は一気にエゥーゴへと傾き、ティターンズは連邦軍内部での心力を喪失。体の連邦軍から疎まれるようにさえなってしまった。地上の戦況もエゥーゴカラバ有利となり、ついに地球での戦局は挽回不能にまで追い詰められてしまった。

一方、宇宙での決着はまだ付いておらず、互いを倒すだけの力に欠く状況が続いた。勢いに乗るエゥーゴ11月30日、ティターンズの拠点であるゼダンの門を偵察する。ここは宇宙最後の拠点であり、ティターンズは是が非でも守られなければならなかった。そして12月7日、最終兵器コロニーレーザーを持ち出してサイド2・18バンチを破壊。14日には21バンチにガス攻撃を行い、住民全員を殺する暴挙に出る。

ところがアクシズは裏でエゥーゴと交渉を再開しており、サイド3の割譲を条件としてティターンズを裏切る。宇宙世紀0088年1月18日小惑星アクシズゼダンの門にぶつけられる。ゼダンの門は機を喪失し、撤退中の艦隊は残骸や破片によって次々に沈められた(この時、どさくさに紛れてエゥーゴ補給艦を拿捕して回っている)。1月25日シロッコの裏切りによりジャミトフ暗殺。以降、シロッコに全権が握される。

2月20日エゥーゴ・ティターンズ・アクシズによる三つの艦隊決戦が生起。最終兵器コロニーレーザーエゥーゴに奪取され、ティターンズ艦隊に照射された事でほぼ全ての戦力を喪失。シロッコも戦死し、ティターンズは瓦解・滅亡していった。だがエゥーゴ傷では済まず、ラーディッシュのヘンケン艦長、エマ中尉など名だたる勇士が次々に死亡。のちの第一次ネオ・ジオン抗争ではど何も出来ないくらいに戦力を減らした。

戦後、元ティターンズ兵は疎まれた。素直に連邦正規軍に復帰すれば不軍事裁判にかけられ、良くて地送りや閑職への左遷、悪くて実刑(最悪死刑)という理不尽なに合わされた。このため元ティターンズ兵は姿を隠し、中にはあろうことか、後にアクシズジオン残党に合流した者もいる。

近年の展開 

上記の通り、Zガンダム劇中及び宇宙世紀において嫌われ者・連邦から見放された敗軍という負のイメージが大きかったティターンズだが、近年は連邦官僚体制と強硬すぎるトップバスク・オム)や一部の傲慢な士官に翻弄されながらも連邦軍人としての持を貫いた『ADVANCE OF Ζティターンズの旗のもとに~』や後発のゲーム宇宙世紀作品でもティターンズ軍人の苦悩やアニメ本編で語られなかった「プロジェクトX」的ストーリーも展開されており、ジオン公国サイド較すると控えめではあるが、再評価されている。

ティターンズのMSも後年の「機動戦士ガンダムUC」で後継機や改修機といえる機体が各種登場したり、ティターンズ製MS現在ガンプラフォーマットであるHGUCシリーズで多数リリースされており放送当時と較すると隔世の感がある。

ギレンの野望にも選択可な勢力として登場。何故かティターンズ、連邦軍、デラーズフリートの三つ戦争になっており、ティターンズとデラーズフリートが一緒の時代に存在する謎の光が見られる。またティターンズの専用曲は、実に悪役っぽいテイスト
またアクシズとティターンズの登場時期が反対になっており、未だに修正されていない。先にアクシズが出現、アクシズ滅亡後にティターンズが出現するため、強い敵の後に弱い敵が出現するという難易度となってしまっている。
ティターンズ編ではプレイヤージャミトフになるため、作中とは正反対のきれいなティターンズになる事も可。独断専行でティターンズの評価を地に墜としたバスクの処刑も可。ウレシイ…ウレシイ…。

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ティターンズ

494 ななしのよっしん
2025/06/29(日) 18:52:42 ID: EwTSVcGE6h
は今 ティターンズにいることをとても恥じている」

『紡がれし血統』でのこの台詞くようになってしまったこの今現在
しかもこの考えに至るきっかけの一つがバスクの所業によるものという
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495 ななしのよっしん
2025/07/07(月) 09:10:45 ID: PGl1nobcIU
ジークアクスほんへといいPlaZmaシリーズといい、淫夢バスクといい今年は妙にティターンズが注される年だな
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496 ななしのよっしん
2025/08/29(金) 06:54:55 ID: u6xPpthw59
栄枯盛衰
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497 ななしのよっしん
2025/09/21(日) 18:42:58 ID: QaQJJuQYbr
ガンダムジム悪役ロボット
ザクドム正義ロボット
と立場をリバースしたのがZだったんだよ

それなのにおもちゃ屋とガンダム正義じゃなきゃヤダっていうガキのせいでZガンダム失敗した
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498 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 18:07:11 ID: H5KOk0leB7
ジオン残党と違ってティターンズ残党は実りが良くないなぁ
血統による独裁じゃないのが折れたを担ぎ上げるのには向かないのか?
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499 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 18:11:38 ID: c0ZEKHrH4j
血統の権威がなくてもリーダーシップのあるが生き残れば別だろうが
それができそうなシロッコは死んだからなあ
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500 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 18:20:40 ID: K4sAbBXQvE
かなり後にキュクロープスが出てきたけどちょっと強権で女子供を宇宙に詰めて実験体にしようとするくらいで周りが世紀末なせいで重な秩序だったという
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501 ななしのよっしん
2025/10/13(月) 12:52:56 ID: tVBODHsJ6/
シロッコを過大評価しすぎなんじゃない。第三者からしてみればジャミトフの敵討ちを言しときながらグダグダしてコロニーレーザーで壊滅させられた上に自分も死んだし
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502 ななしのよっしん
2025/10/13(月) 12:59:41 ID: +CG+Ea9uyo
>>497
ガキじゃなく何も理解してない会社の連中のせいだゾ(バンダイの役員
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503 ななしのよっしん
2025/10/13(月) 13:12:25 ID: 81eCSHc8fy
言うても今週のZの再放送を見てても、シロッコには反感を買うことも多いけど一部の人間にはやたらにもてるという強力な武器がついてるので
この前シロッコに見逃してもらったレコアさんがふらふらドゴス・ギアのほうにを奪われたり、
ヤザンが押せ押せムードでZをボコってとどめ寸前まで行ってても、敵の援軍が来たら即座にジオンと見抜いて交戦を避けたりと、接触した人間にこいつ確かにおもろいと思わせるだけの力はあるのだ
その力の高さゆえにカミーユには「こいつは生かしておいちゃいけない」と断じられるのも事実だけど
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