霧の艦隊これくしょん、はじまります!
迎撃!霧の艦隊とは、艦隊これくしょん~艦これ~にて2013/12/24より2014/01/08まで開催された第4のイベントである。
概要
2013年秋季より放映されたアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 』とのコラボレーションイベントで、霧の艦隊と艦娘達が世界の枠を飛び越えて夢の競演を果たした。
従来の3種のイベントとは異なり、イベント海域への出撃は出撃勝率75%ではなく、特定の任務の達成が必要というもの。また、E-1だけでなくE-2・E-3それぞれに解放のための任務が1つ~2つずつ存在した。
これらの任務をこなす事でイベント海域のアンロックの他、『イオナ』ら蒼き鋼の艦隊の面々を仲間に加える事もできる。こうして仲間になった“霧”の艦船はイベント海域だけでなく、既存の艦娘と全く同様に通常海域や演習にも出撃させる事ができた。
イベント海域の攻略以外にも、難所で知られる3-4や5-3などの攻略に活用することが出来たが、霧の艦船は燃費が非常に悪いというリスクを持っているため、乱用して貧乏になってしまわないように気をつける必要がある(イオナ・タカオ・ハルナの3人を合計した消費資材は、破滅的な消費で知られる大和型戦艦を2人同時に使った消費よりもちょっと多い)。
登場する霧の艦船のうち、仲間になるのは『イオナ』『タカオ』『ハルナ』の3人。また、敵としての登場のみでキリシマは仲間にならないが、イベント記念で貰える家具「七面鳥のご馳走」のソファにキリクマらしきぬいぐるみがついている。
仲間になる3人の他、敵としてのみの登場の『キリシマ』『マヤ』『コンゴウ』らメンタルモデルを持つ霧の艦船は(戦闘への出演が無いヒュウガさん以外)全てフルボイスである。艦娘に言及するセリフがあることからも分かる通り、録り下ろしのボイスも含む。
今回のイベント海域は例によって、E-1からボスを何度か撃破してゲージを破壊しないとクリアにならないが、今回のイベントは今までと違って戦力ゲージが回復しないようになっているため、提督諸氏のペースで攻略が可能。
(その代わり、ボスにダメージを与えただけではゲージが削れず、ゲージを削るだけでもボスの撃沈が必要。つまり通常海域の4-4や5-3などと同じ仕様。)
本来霧の艦隊には通常兵器では傷一つ付けられないはずなのだが、毎回イベント海域に出撃する前にヒュウガさんがナノマテリアルや特殊弾頭を貸してくれて武装に細工してくれるため、既存の艦の攻撃でも霧の艦隊の艦を普通に撃沈する事が可能なので安心。
なお霧の艦船は攻撃に対してクラインフィールドで防御するエフェクトを出す事がある。
これは一定確率で攻撃を無効化してしまう・・・と言う訳ではなく、攻撃が普通に外れる・装甲で防がれる等でmissになった場合のmiss表示をクラインフィールドのエフェクトで差し替えただけだそうだ。運営鎮守府の気合の入れ様が伺える。
残念ながら、タカオやハルナなどの霧の艦船と、同じ軍艦をモデルにした艦これの艦娘との絡みは特に何も用意されていなかった。タカオと高雄を同じ艦隊に入れることや、金剛とコンゴウを戦わせる事はできるが、特別な演出があったりはしない。
ただE-1ボス(タカオ)ドロップでは高雄が、E-2ボス(ハルナとキリシマ)では榛名と霧島が、E-3ボス(コンゴウ)では金剛がちゃんと(?)ドロップに含まれていた。
今回もイベント海域では専用のBGM「冬の抜錨」が用意されていたが、さらに各海域のボス戦ではアニメアルペジオのOPテーマ「SAVIOR OF SONG」がBGMとして採用されていた。
E-1
解放のための任務
任務「謎の潜水艦イオナと接触せよ!」の達成が必要。
「イオナと接触せよ」と言う文面から勘違いされやすいが、通常海域にイオナが出てくる訳ではない。いつもの深海棲艦の潜水艦である潜水カ級・潜水ヨ級を2隻撃沈するだけである。
これをクリアするとE-1海域の解放と共に、『イオナ』が仲間になった。
なお通常海域での潜水艦は4-x海域以降にしか出現しないため、イベント開始のメンテ明け直後は難所の2-4をクリアしていない(=4-xがアンロックできていない)提督は任務の達成が不可能な状態であった。
しかし緊急のオンメンテにより、イベント期間中限定の措置として1-4にも潜水艦が出現するように変更され、E-0として2-4へ挑戦する必要は無くなった。
観音崎沖海域 「観音崎沖迎撃戦」
途中に分岐があるがどちらもボスに向かうようになっており、必ず3戦目でボスに辿り着ける非常に易しいマップ構成。
道中の敵には霧のナガラ級軽巡が登場するがそれほど強くない。随伴する深海棲艦もあまり強力なものはおらず、加入するイオナの高い性能もあってまず苦戦はしないだろう。
海域ボスは、“霧”のツンデレ重巡タカオ。
霧の艦船なので当然のごとく超重力砲による全体攻撃を備えているのだが、120と言うナガラ級とは段違いの火力を誇るため、直撃すると一発で複数の大破が出てしまう。もちろん普通に砲撃を食らっても物凄く痛い。重巡洋艦なのでイオナがいても対潜攻撃に切り替わることが無く、常に超重力砲の脅威に晒される。
その反面耐久と装甲は普通の重巡に比べれば高いものの、かけ離れたレベルではなかったので、攻撃が当たればあっさり撃破可能。やっぱりちょろイン。
戦力ゲージはタカオの撃沈三回分。
E-2
解放のための任務
E-1海域クリア後に出現する任務「情報収集!ツンデレ重巡を探せ!」および「霧の艦隊重巡「タカオ」と接触せよ!」をクリアすると挑戦可能。(※本当にツンデレ重巡と書いてあります)
これまた「接触せよ」とか書いてあるので紛らわしいが、イオナの時と同じく通常海域にツンデレ重巡が出てくる訳ではなく、どこでもいいので海域ボスに4回勝利するという任務である。
今回は任務が2つあり、そのうちの前者である「ツンデレ重巡を探せ」の内容が若干曲者。
「遠征を6回成功させよ」と言う内容なのだが、遠征に出せる艦隊は最大でも3艦隊しか無いため、複数回遠征に出して回す必要があったのだが、8時間とか12時間と言った長時間遠征に出してしまっている人は、イベント進行をここで一旦ストップせざるを得なくなってしまう。遠征に出している艦隊を途中で帰還させる事は不可能である。
つまり、スムーズにE-2攻略を開始するには、そのタイミングで遠征用の第2~第4艦隊が全て使える状態になるように時間を調整するor遠征を控えて手元に置いておくのが望ましい。と言っても、1つでも遠征用艦隊が使えれば、最短の遠征15分×6で2時間かからずに6回回す事ができるので、頭を抱えたのは主にイベント初日で最速攻略を狙っていた(そしてこんなこととは思わず運悪く長時間遠征に出していた)提督だったが。
仲間になるのはもちろんツンデレ重巡こと「タカオ」。
なんと能力は全てE-1ボスだった時のままで、120オーバーの火力も超重力砲も持っていた。 むしろそこから装備をつけたりレベルアップさせたり近代化改修も普通にできるのでさらに強くなる。
硫黄島周辺海域 「硫黄島沖決戦」
海域はE-1と似たような形であり、スタート地点から少し進んだところで二股に分かれているが、基本的にどちらもボスに向かう。ただ、下ルートのみボスではない行き止まりが追加されている分はE-1よりも若干面倒くさい。
上ルートは確定でボスに到達する上に戦闘が1回少ないが、その戦闘で「キリシマ」が出現して重力砲をぶっ放してくるため、その辺の艦隊と2回戦うよりも酷い被害が出る。さらには渦潮があるため弾薬を余計に消耗する。
下ルートはボス確定ではない上に戦闘回数が多いが、敵がそんなに強くない。ボス前で「マヤ」が出てくるがキリシマよりは強くない。
ボスは戦艦「ハルナ」。一緒に「キリシマ」も出てくる。
両者はタカオと同じく超重力砲による全体攻撃をしてくる。しかも自身が戦艦なのでこちらの編成に関わらず砲撃戦が必ず2ターンになるため、最大で4回重力砲を食らう恐れがある。
E-1に比べて道中の敵が強く消耗が激しい。またハルナ自身の耐久力が高い上にキリシマがしょっちゅうかばうので、運が悪いとボスまでたどり着いたのにハルナを撃沈し損ねて帰ってくるなんて事もあり得た。
(キリシマは撃沈しても戦力ゲージに関係ないためハルナを撃沈しないと意味が無い)
ハルナの撃沈4回で海域クリアとなる。
割と簡単にクリアできるであろうE-1から一転して格段に難易度が上がった。
上記の通り「ボスにたどり着いたのにハルナの撃沈に失敗してゲージを削れないまま戻ってくる」と言う事態が多発するため、運が悪いと資材だけがどんどん溶けていく。
また上ルートに行くとキリシマに加えてelite戦艦ル級が出てくるポイントを通る上に渦潮を踏まされるため物凄い消耗を強いられるが、下ルートは外れルートにさえ行かなければマヤ以外は雑魚ばかりなので割と楽になるという差があり、運次第で物凄く苦労する人とそうでない人に分かれる。
クリア報酬は「給糧艦 間宮」「応急修理要員」「特注家具職人」の課金アイテム3点セット。
E-3
解放のための任務
同じくE-2クリア後の任務「対霧の艦隊「演習」を実施せよ!」および「霧の大戦艦「ハルナ」と接触せよ!」をクリアすると解放。
例によって「接触せよ」はハルナと遭遇するのではなく、指定された艦種を普通に狩るだけ。
1つ目の任務がこれまた曲者で、演習に4回勝利するというもの。
演習は半日につき5回までしか挑戦できないのだが、元々経験値稼ぎに有用なものであるため、既にやってしまっていて任務が進められない!と言う事態が多発。
加えて霧の艦船(特にイオナ)を艦隊に入れたままにしている提督が演習相手にいる場合、挑戦できても勝つ事が難しい場合がある。相手の艦隊編成は運次第としか言えないが、運が悪いとたった4勝を挙げるのに最悪2~3日かかることもあるほど。
解放と同時に仲間になるのは前海域ボスの「ハルナ」。
これまた敵の時の能力のまんまで超重力砲もバカ装甲も備えており、凄まじく強い。中破するとコートが無くなってしまうが、アニメ版準拠のくせに何故か常時シャキーンモードなので頼れる大戦艦。
さあ皆で46cm砲ガン積みして超重力砲で敵艦隊を塵にしよう!
中部太平洋海域 「霧の艦隊 艦隊決戦!」
マップは秋イベントのE-5のような、中央一本ルートに左右の寄り道がついたような形。
中央ルートはまっすぐ最短ボス行き。
秋イベE5のような中央ルートにのみある激戦ポイントのようなものはなく、単純に戦闘回数が少ないので、ここに入れる事を祈ろう。
ボス前に分岐があり羅針盤に負けるとハズレルートに行かされるが、鋼材を拾えるだけのマスであり、ハズレではあるもののお仕置きではない優しい仕様になっている。
上ルートは中央ボス前ポイントに戻ってくるだけで戦闘回数が単純に1回増えるだけだが、補給艦ばかり出てくるだけなので大した負担ではないだろう。
下ルートは戦闘回数が1回多い上にハズレルートがある。しかもハズレポイントは資材ではなくちゃんと戦闘になるため、こちらのルートに来て得する事は特にない。
海域ボスは霧の大戦艦「コンゴウ」。
飛行場姫や戦艦棲姫などと同じように戦闘開始時に立ち絵入りのセリフが挿入される最終ボスである。
ハルナをも超える大火力・高耐久・硬装甲を併せ持つ難敵で、当然ながら超重力砲もぶっ放してくるため被害は免れない。
E-2とは違った方向で難易度の高いマップ。
E-2に比べて単純に敵が強い。夜戦が重要だったからと言って安易にまた空母無し編成で挑むと初っ端にeliteヲ級×2で消耗させられる。ノーマル駆逐なんていうボーナスキャラは一切登場せず、出現する深海棲艦は全てelite級である。
ボス戦はお供が戦艦キリシマではなく重巡マヤなので、何度も庇われてボスの撃沈に失敗するケースはいくらか低いが、コンゴウ自体がとても強いので、庇われる云々以前に先にこっちが大破させられて歯が立たなくなる可能性が高い。
また、マヤはボス戦のお供だけでなく、どのルートを通ってもボス前で必ず出てくる。「カ─────ニ↑バルダヨッ!!」の声と共にぶっ放される超重力砲によって艦隊をメタメタにされ、カーニバルの声が脳裏から離れなくなった提督は数知れない。
ちなみにこのE-3、イベントとして用意された演出・・・と言う訳ではないのだろうが、イオナを連れて行かないととても酷い事になる。
基本的にボス級しかやってこない超重力砲攻撃だが、実はナガラ級も超重力砲を持っている。しかし殆どの提督は最初に仲間になるイオナ(潜水艦)をそのままずっと艦隊に入れているため、ナガラ級は対潜攻撃できる軽巡であるが故に対潜爆雷を優先し超重力砲を使わないだけなのだ。因みに他のボス級は対潜攻撃不可の重巡や戦艦なので、潜水艦を無視して容赦なく通常砲撃(確率で超重力砲)を撃って来る。
E-2まではナガラ級は一度に出てきてもせいぜい1~2隻程度だったのだが、E-3は桁違いに大量に出てくる。ボス戦なんかコンゴウとマヤを含めて6隻全部霧の艦船であるため、こちらに潜水艦が1隻もいない場合、相手6隻全てから超重力砲が飛んでくる危険がある。
ナガラ級の超重力砲を封じるだけならイオナでなくても他の潜水艦でもいいのだが、通常の伊号潜水艦だとナガラ級の集中対潜攻撃に耐えられない可能性が高い。E-3の的艦隊は(少なくとも海域クリア前は)全て複縦陣か輪形陣を使うため対潜攻撃力が地味に高いのだ。
そして帰還
イオナら霧のメンタルモデルは期間限定運用であったため、この日のメンテを持って艦隊から消滅(家具「七面鳥のご馳走」のソファに座っているキリクマは消えていないが)。
その代わりに仲間にした“霧”の艦船にちなんだ限定家具『「霧」の桐箪笥』が残された。ナノマテリアルによって作られており、上部には霧の艦艇の模型が載せられている。
ナノマテリアル製なのに『桐』箪笥ということはツッコんではいけない。霧と桐をかけたダジャレでもない、と信じたい。
また、イベント限定任務のために1-4に配備された潜水艦も撤退した。
ちなみに、単純に艦が消滅して減ると言う性質上、消えるはずの艦を消えたら困るポジションにおいていた場合はどうなるのか・・・と言う疑問はイベント開始当初からいくつか出ていたが、公式からある程度は回答が出ていたものの詳細は不明だった。
いくらかの提督が試した報告と運営の回答を合わせると以下のような感じらしい。
- 霧の艦船を遠征に出していたらどうなるのか。霧の艦船が欠けると成功条件を満たさなくなる編成の場合はどうか。
遠征中であっても関係なく消滅し、1隻減った状態で帰ってくる。
成功条件も帰ってきたときの編成状態で判定されるため、霧艦が欠けると条件を満たさなくなる場合、その遠征は失敗する。 - 上記の予定は変更され、霧の艦艇を含む遠征は一律にキャンセルされた。霧の艦艇を含んだ編成で送り出された遠征はなかったことになり、成功失敗判定も発生しない。燃料弾薬の消費と疲労の蓄積がない代わりに経験値もアイテムも得られない。
処理が予定から変更された理由は、「遠征イレギュラー処理に時間が掛かっています」とのこと。要するに多くの提督が最後にイオナたちを遠征に送り出していたらどうなるか試したと思われる。 - 第1艦隊を霧の艦船だけにしていた場合はどうなるのか。
その場合も容赦なく全員消えるが、「手持ちの艦の中でもっとも古い艦」 が自動的に選ばれ第1艦隊旗艦(秘書艦)を交代する。
多くの場合は初期秘書艦として選んだ駆逐艦になるだろうが、その艦を処分してしまっていた等でもういなかった場合は、次に古参の別の艦になる。 - 艦娘を全て解体し、霧の艦船しか所持していない状態になっていた場合はどうか。
その場合も容赦なく全て消えるが、交代できる艦がいないので、駆逐艦「吹雪」が新たに与えられ、第1艦隊旗艦を交代する。
(編者が見た報告例が1例しかなかったため、「吹雪」が与えられるのか「初期秘書艦として選んだ艦」が再度与えられるのかは不明)
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関連項目
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