魔法陣グルグルとは、月刊少年ガンガン(旧エニックス、現スクウェア・エニックス出版)に1992年から2003年まで掲載されていた衛藤ヒロユキの漫画作品、及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームのタイトルである。
同じタイトルのアニメ第一作および劇場版アニメは「魔法陣グルグル(1994)」、アニメ第三作は「魔法陣グルグル(2017)」、ゲーム作品は「魔法陣グルグル(ゲーム)」の記事参照。
魔方陣グルグルから飛んできた人へ
文字入力ソフトによっては「魔方陣」が先に出てしまうのである程度は仕方ないのだが、
本作品の正しいタイトルは魔法陣グルグルである。(類例:ファイアーエムブレム)
- 魔法の陣:円陣の内部に幾何学図形を描いたもの(五芒星・六芒星等)※正式な名前は魔法円
- 魔の方陣:3×3・計9個以上の正方形内部にマス目の総数までと同じ自然数を重複・過不足なく配置し、縦・横・斜めのどの列の和も等しくなるようにしたもの
という具合に、漢字だけでなく字の区切り位置も定義も違えば形も◎と田という感じで大きく異なる。某古書買取店舗何件かにも外部広報にも素で間違えられているが、これをいい機会だと思ってトリビアとして覚えてみては如何だろうか。
niconico各種サービスにおいてはタグロックや投稿者コメント、タイトルなど、第三者が修正できない部分で間違えてしまわないように。大抵ファンから指摘コメントや指摘タグが飛んでくることになる。
あらすじ
ジミナ村に住む少年ニケは、コーダイ国王が魔王を討伐する勇者を募集していると知った勇者マニアの父バドと母レナに『勇者として魔王を倒してこい!それまで帰ってくるな!』と無理矢理旅立たされる。ニケは村のしきたりに従い、村外れの変わり者・魔法オババの家に立ち寄った。
魔法オババはニケのもとにククリという少女を連れてくる。彼女は300年前の魔王との戦いで活躍して以来、歴史から忽然と姿を消したとされる『ミグミグ族』最後の末裔で、『グルグル』という名の失われし古代の魔術を使えるという。
ニケとククリは村を離れ、コーダイ王国へと向かった。一悶着あったものの国王に勇者として認められたニケは魔王ギリを倒すため、ククリと共に旅立つのであった。
概要
ドラクエのような中世風のファンタジックな世界観、シュールなギャグ、変なおやじたち奇抜な登場人物などが特徴。漫画は全16巻(完結)、テレビアニメは漫画の前半とその続き(途中まで)、1話からリメイクし直した新作の合計3作品があり、アニメ映画はオリジナルの内容で1作品が公開された。
グルグルに限ったことではないが、作者の衛藤ヒロユキは同じ作品・同じキャラでも時期や気分で絵柄が大きく変化する漫画家で、グルグルも連載時期によって絵柄がかなり変化する。
最初期は4コママンガ劇場時代のシュールギャグをにおわせるやや劇画チックな絵柄で、キャラや背景が結構細かく描かれていたが、初期から中期以降にかけてデフォルメ化が進行し、どんどんかわいらしい絵柄に変化していく。・・・かと思いきや、連載後期になると次第にギャグでもない普通のコマでもキャラが美化され始め、最終巻に至っては大半のコマがシリアス調となり、(おやじ系や魔物を除き)目などがやたらキラキラした別人に変貌している。
作品の内容も絵柄に沿う(逆?)ように変化していき、初期はギャグ中心だったが、中期に話が進むにつれ物語中心になっていき、後期になるとシリアス中心かつ、少年漫画とは思えないほどメルヘンチックな漫画に変化する。
世界にはさまざまな生物が存在し、人間、魔物、精霊、妖精、天使、悪魔など多種多様である。暦は「グルグル暦○年」。通貨単位はR(リン)で、1Rは日本でいう50円に相当する。
TVアニメ1~2作目やゲームでは、当時原作が連載中だったため魔王ギリ討伐はおろか直接対決すらないが、後に原作では決着がついている。2017年版TVアニメでは、全24話で駆け足ながら冒頭から最後のギリ討伐まで行った。
現在は続編の「魔法陣グルグル2」がガンガンオンラインで連載中。
アニメ作品
- 魔法陣グルグル (単行本1~4巻を中心に後半はオリジナル:1994年~1995年、ABC系)
- 劇場版 魔法陣グルグル (オリジナルアニメ映画:1996年)
- ドキドキ伝説 魔法陣グルグル (単行本5~11巻前半。ほぼ原作のみ:2000年、テレビ東京系)
- 魔法陣グルグル(原作1話から再制作:2017年、テレビ東京他。niconicoその他で1話無料配信)
- グルグル ぷちあにめ劇場(短編アニメ:2017年、AT-X、ひかりTV。YouTubeは2週間限定公開)
ラジオ
ゲーム作品
「勇者とククリの大冒険」(タカラ)以外は、エニックス発売・タムタム開発。SFCの2作品にはアニメ第一作のニケ役(瀧本富士子)とククリ役(吉田古奈美)による一部ボイスあり。
- 「魔法陣グルグル」 SFCで1995年4月21日発売
- 「魔法陣グルグル ~勇者とククリの大冒険~」 GBで1995年4月28日発売
- 「魔法陣グルグル2」 SFCで1996年4月12日発売
- 「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル」 GBC専用ソフト。2000年11月17日発売
記事のある登場人物
- ニケ(魔法陣グルグル)
- ククリ
- キタキタおやじ(本名:アドバーグ・エルドル)
- ギップル
- トマ・パロット
- ジュジュ・クー・シュナムル
- ルンルン・フェルメール
- 総裁(魔法陣グルグル)
- レイド(魔法陣グルグル)
- カヤ(魔法陣グルグル)
- さっぱり妖精
- メケメケ
- タテジワネズミ
- カセギゴールド
- ザムディン
- ファンタジー北島(ドキドキ伝説では「ファンタジーためぞう」)
- 爺ファンタジー
名言(迷言)
\ぼくはくまたいよう/ |
\ザムディン!/ |
\ただし魔法は尻から出る/ |
・・・上記の例のように、そのインパクト・シュールさから、今なおネタとして使われる機会が多い。
その他
- 今の世は魔王がいる、幸せだー!!
- 勇者ランチ
- ハァ~さっぱりさっぱり
- 肩のうしろの2本のツノのまんなかにあるトサカの下のウロコの右
- ギップリャ
- いのちをだいじに
- わ、わきの下でおにぎりを!!
- ここはわんわんののろい
- へっくしょん! まもの
- サニー・サイド・アップ
- カッコいいポーズ
- ウニョラー → ヒッポロ系ニャポーンさ!
- ぼくにはとてもできない
niconicoにおける魔法陣グルグル
当然だが本編映像は公式配信を除きすべて削除対象。魔王の手下達が厳しく目を光らせている。
投稿される動画は、MAD、OP・ED映像、名言・名シーン集の他、OP・ED曲を歌ってみた・演奏してみた、ゲームのプレイ動画といったものなど多岐に渡る。また、他にもいわゆる「神曲メドレー」などの一つとしてTVアニメのOP、ED曲が取り上げられていることも有る。
関連動画
公式動画
MAD
名言集・迷言集
OP・ED
音楽
ニコニコメドレー(晴れてハレルヤ&Wind Climbing 採用)
ゲーム
アイマス
漫画
その他
お絵カキコ集
この記事外のお絵カキコも含む。ポインタをかざすと説明文、クリックで元レスへジャンプ。
関連静画
関連チャンネル・コミュニティ
関連項目
- 衛藤ヒロユキ
- 漫画作品一覧
- アニメ作品一覧
- アニメソングの一覧
- アニメソング歌手一覧
- 舞勇伝キタキタ
- 魔法陣グルグル2
- 魔法陣グルグル(1994)
- ドキドキ伝説 魔法陣グルグル
- 魔法陣グルグル(2017)
- 魔法陣グルグル(ゲーム)
- キタキタ踊り
- ああああ
- シュレーディンガーの猫 (単行本13巻120話。ストーリーには直接関係しない)
- 魔法陣グルグルナビゲーション グルナビ!
- ビーダマン(アニメ第一作放映当時何故かコラボ)
関連リンク
- 魔法陣グルグル2―ガンガンONLINE
- 2017年のTVアニメ『魔法陣グルグル』公式サイト
- 舞勇伝キタキタ―ガンガンONLINE
- 魔法陣グルグル―ピクシブ百科事典
- ニコニコ動画・魔法陣グルグル系置き場
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