リュール(ファイアーエムブレム) 単語

リュール

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リュールとはゲームファイアーエムブレム エンゲージ』の主人公であり、そのデフォルトネームである。

CV:下野紘(男)/遠藤綾(女)

概要

本作品の主人公と瞳を持ち、を基調とした衣装に身を包む族の男性いは女性

若い容姿をしているが、1000年前の邪竜ソンブルとの戦争に携わった後にリトスの浮遊島ソラネルで長きにわたり眠りについていた神竜王の子供。邪復活を予期してか1000年ぶりにを覚ましたものの、長期にわたる眠りの母親である神竜王であるルミエル世界のことだけではなく、名前以外の自らの素性すらも記憶くなってしまっている。また、族であるにもかかわらず、ルミエルのようにに姿を変えることも出来ない。
一方で族として、指輪に宿る異界英雄『紋章士の指輪』の紋章士を顕現させることは可

性格は神竜として人々を導いてきたルミエル子供神竜)として、基本的にはに対して丁寧且つ敬語で話し、臆したり逃げることなく自らが率先して動くことが正しいと考えている一方で、突如として現れた異形兵に対しては本的な不快感や苦手意識を抱いており、予想外の場所で現れると思わず逃げ出し助けをめてしまう一面もある。
開発インタビューによると、開発当初は頼りなく情けない面が強く描かれる予定だったようだが任天堂側と紆余曲折あり、現在の性格に落ち着いたとのこと。また、本作のキャラクターデザインを担当したMika Pikazo氏によると、セリーヌと共に最初にデザインしたキャラクターであるとのこと。

前作である『ファイアーエムブレム風花雪月』同様、ゲーム開始時に変更可。『リュール』もデフォルト名である為変更可誕生日や性別もプレイヤー自身で決めることができる。名前自由に変更できる兼ね合いからか、名乗りは基本的には「神竜」となる。

正体

(ネレ、クックすると内容が表示されます)

実はリュール神竜ルミエルの実の子ではなく今作の黒幕邪竜ソンブルの御子である。同じく邪の御子の末ヴェイル

「四狗」の一人、グリによると紋章士を顕現する際に神竜「祈り」を以てその姿を顕現するが、邪呪文を以て紋章士を顕現すると説明される。即ちストーリー中で何度も聞くことになる紋章士を顕現させる際の口上は邪の御子であることの何よりのだったというわけである。 しかしその後の紋章士シグルドの話によると邪によって顕現された紋章士は自由意思を剝奪され指輪の装着者への隷属を余儀なくされるが、神竜によって顕現された紋章士は装着者が全な隷属することはできないものの、意思疎通が可になるという違いがあり、リュールが顕現させた紋章士は全て意思疎通が可であることからリュールは邪の御子ではあるが、1000年の眠りについている間、神竜ルミエルを注がれた結果、神竜も宿した特異な存在でもあったことが明らかになった。

紋章士

(第22章ネレ、クックすると内容が表示されます)

自身の正体を知り、それでもなお邪竜ソンブルを止める決意を固めたリュール邪竜ソンブルと「四狗」のセピアグリが向かったリトスの神竜へと向かう。そこでリュールはかけがえのない友にして一のであるヴェイル邪竜ソンブル魔法具によってデスタン大教会フルルの港で対峙した際よりも残虐な性格且つ禍々しい姿に変貌し紋章士マルスを従え待ち構えていた。 「四狗」から離反したマロンの決死の魔法具への攻撃やモーヴの加勢もあり、神竜での戦を制し、魔法具の機を一時的に停止することに成功、ヴェイルが嵌めていた紋章士マルスの宿る英雄王指輪を受け取ることでようやく12つの指輪うと思った矢先、邪竜ソンブルが姿を現し使い物にならないと判断したヴェイルを攻撃、それをう形でソンブルの攻撃がリュールに直撃し、かつての1000年の眠りですら癒せぬ程の致命傷を負い絶命する。(その間、ヴェイルが自分の)から貰ったという石が砕け散り、その石がリュールの物であることが判明する。その為、族でありながらに姿を変えることが出来なかったのはを封じた自身の石を携帯していなかった為と考えられる)

その後、指輪をすべて強奪したソンブル1000年に一度の願いを使い無限を得て大邪へと変貌、「邪の住まう地」グラドロン復活させ異界への門をも開く、邪が増したことにより一時的に機を停止していたヴェイル魔法具が再び機を取り戻し、再び残虐な彼女へと戻ってしまう。大量の異形兵を呼び出すヴェイルを前に絶体絶命神竜軍だったが、心優しき人格のヴェイルが残虐な人格のヴェイルを打ち負かし自魔法具を破壊、そして自身のを使ってリュール亡骸限界までを込めて異形兵として復活させる。異形兵を蹴散らしつつ神竜に散らばった指輪を探し出し、全ての紋章士を邪によるものであるが顕現することに成功した。しかし、それでを使い果たしたのかリュールはその場に倒れ、体が消えていく。 ヴェイル限界までを込めて生み出した異形リュールも12回にも及ぶ紋章士の顕現には耐えきれず、尽きてしまったのだ。 しかし、その時紋章士の指輪リュールを掛ける。

「…死してなお戦ったの子よ。もう一度立ち上がりたいと願いますか…」

それに対してリュールはこう答える

「戦いたい…ここで終わりたくない。この先どれだけ辛くても、世界を救うまで戦いたいんです。あなたたち、紋章士〈エムブレム〉のように…!」

このリュールの言葉に紋章士の指輪

「その願い、受け取りました。方にを授けましょう…」

その間、リュールは再び瞳を開き、消えかかった身体は起き上がる。そしてかつてルミエルリュール誕生日プレゼントしたいと願っていた指輪め「紡ぎし者の指輪」が瓦礫の中から飛び出してリュールに嵌り、それと同時にリュールと瞳の色は一色に染まり、紋章士と同じ気をった13番の紋章士炎の紋章士ファイアエムブレム)」として覚醒したのだった。その後は自軍のユニットと紋章士双方の性質を併せ持つ特殊な存在となるが、時は今までと変わらずと瞳の姿のままである。

紋章士リュールの性能

紋章士ということで当然エンゲージも可である。しかし、その方法は通常のエンゲージとは異なり、リュールが味方と隣接した状態でエンゲージ+」というコマンドを選択すると「エムブレム・エタニティという掛けと共に、その味方と自分自身がエンゲージ状態となるというもの、これはリュールエンゲージした味方と合体して一つのユニットになるわけではなく、リュール自信とエンゲージ+で選択した味方の計2人がエンゲージ状態となるというものであり、その上エンゲージカウントを消費するのは専用装備やスキルの恩恵でエンゲージカウントを非常に溜めやすいリュールのみである為連発しやすく、またエンゲージ+選択後もそのターン中に継続して移動や攻撃も行えるため、ターンロスも生じず、指輪の装備も不要で味方と隣接さえすればとでもエンゲージ+可である臨機応変さ等非常に強な性質を有している。

また、レベルリュールとそのユニットとの支援レベルによって決定する(支援しだとレベル1、支援レベルがC→B→Aと上がるにつれてレベルも5→10→20と上昇していく)というこれまた特殊な仕様となっている、全ての仲間ユニット支援を組める主人公の性質を活かした仕様だろう。

またエンゲージ時の効果も非常に優秀、まずエンゲージ状態になるだけでHPが15、そして自身の成長率的に長所になりやすいでもある速さと守備が4上昇し攻撃・耐久性が上昇(その代わり元から装備している指輪ステータス補正はくなる)、更に

  • 自分から敵を攻撃し撃破するとエンゲージ+した味方の全を+4するという『以心』
  • 自身の攻撃及び周囲2マス以内の味方の特効武器に希少な邪特効を付与する『有効』
  • 自身を含む周囲2マス以内の味方の回避・命中を+20(強化後は+30)する『を繋和ぐもの』(レベル5で開放、レベル20で強化)
  • 自身に対する特効効果をすべて効にする所謂アイオテのの効果を付与する『神竜加護レベル20で開放)

と付与されるエンゲージスキルはどれも非常に強。特にエンゲージ+したユニットと隣接させながら戦うと回避率の上昇や特効効効果に加え、支援効果による回避上昇も加味して凄まじい生存を発揮する。これに防(紋章士カムイスキル)で一命中80かつ確実にこちらのHPを10削ってくる厄介なチェインアタック効化したり、隣接する味方ユニット支援レベルが高いほど自身の回避率を上げるデュアルサポート(紋章士ルキナスキル)や条件に左右されず回避率を30上げられる回避+30(紋章士マルススキル)辺りのスキルでただでさえ高い回避率をさらに増強すると棒とも言える強な回避となる。しかし、ルナティックでは回避率を上げ過ぎて敵の命中率が0になると敵のターゲット選択の対外となってしまう点は注意。
ちなみに、全紋章士に共通するエンゲージ状態の持続ターンを+1する「断ち切れぬレベル20で開放)も習得するが、その特殊な仕様上故かエンゲージカウントの最大値を1減らす「吽の呼吸」は習得しない、しかしリュール専用の上級兵種である「神竜ノ王」の兵種スキル神竜気」が同じ効果なので神竜ノ王で運用する分には大して気にならないだろう。

エンゲージ武器の方も

と優秀な物がっている。

エンゲージ技はビーム魔法)によるコンビネーション攻撃神竜破」、どのような相手にも安定したダメージが期待できる主人公らしい取り回しの良い技となっている。また、エンゲージ+した味方と隣接した状態だとエンゲージ技が神竜破」に変化、ビーム攻撃の前の物理攻撃が2回に増え与えられるダメージがさらに増加するほか、演出時のリュールによるエンゲージビーム!」とかいうネーミングセンス皆無ボイスは必見。ノーマルハードだと基本的には神竜破」で大体の敵は倒せるし、隣接させるのは意外と手間なのでオーバーキル気味のようにも思えるが、体力が非常に高く、復活の石を複数持ち、ステージギミックの都合で手ダメージを与える必要がある複数マスに跨る巨大な敵に対して使うと効果的である。ネタバレだけどとどのつまりラスボス相手に使えってこと。

過去のリュール

(第24章ネレ、クックすると内容が表示されます)

「正体」の項でも述べた通り、邪竜ソンブルの御子として生を受ける。母親は不明であるが1000年前の時点で既に死亡している。や瞳の色は覚めた後のリュールと異なり単色であり、装もソラネル覚めた時から身にっていた衣装白色の部分をに、青色の部分を赤色に置き換わった装であった。神竜との戦でいくつもの指輪を集めたと本人がっていることからも、当時から相当の実を持っていたことが伺えるが、敵を相手に長に会話していたり1000年前にまだ幼かった末ヴェイルのことを案ずる等、所々に優しい人格も見え隠れしている。また、台詞は全てひらがなで、どこかぎこちなさを感じられる話し方になっている。

の御子として、セピアのようなソンブルの部下には「御子様」と呼ばれるなど、丁重に扱われているように見えるが、実際はソンブル的達成の為の捨て駒であり、ソンブル自身もリュールを含めて複数存在した御子の名前すら一度呼んだのみで覚えていないなどそこに子の情などは存在していなかった。それどころか恐れ等の感情を見せたり、邪の御子として相応しくないとソンブルが判断すればその御子は「欠陥品」としてに浸けられたり炎に焼かれたりソンブルが使役する異形兵の餌になる等によって「処分」されるというもはや捨て駒とすら言えない程の劣悪な扱いを受けていた。 このような歴代FE主人公はおろか、FEキャラ全体と較しても屈の悲惨な遇の中でもであるソンブルの願いを成就させるため、そして自分が「欠陥品」でないことを示し生き続けるために戦い続けていた過去リュールだが、諸々の事情で1000年前のグラドロンに現れた未来の自分自身と邂逅する。

過去リュール未来の自分自身を見て今までにない紋章士の気配(恐らく紋章士となった未来の自分自身の気配)を感じ取り、また紋の破壊を狙っていることも明らかになったことで、紋の破壊の阻止と紋章士の指輪の入手の為に未来の自分自身と戦うこととなる。その中で邪の御子として表に出すことが許されない恐れの感情を素直に言える未来の自分と対峙してその姿を羨み、そして自分の兄弟たちを殺しいつか自分をも殺すであろう異形兵への嫌悪を吐露した(これがリュール異形兵を本的に苦手意識を持っていた原因である)

一方で、未来の自分自身が持つと瞳に対して「とてもきれい」という思いも抱いていた。

結果的に過去リュール未来の自分自身に敗れ、気を失う。そしてしばらくしてからあるを聴いてを覚ます。するとそこには先程対峙した未来の自分自身とどこか似た雰囲気のと瞳の女性が心配そうな面持ちで自分のことを見守っていた。 過去リュールは自分の身を案じてくれる彼女の優しさに感謝しつつ、こうして優しくされたのは初めてだと述べ、その言葉に彼女は少し戸惑いを見せるも、そのまま過去リュールは自分の名を名乗る。そして彼女も「ルミエル」と名乗った。 その名を聞いた間、それが神竜、即ち自分のの敵の名前であることを理解した過去リュールの敵である神竜を殺さなければならないという使命感と、初めて自分に優しさをくれたルミエルを殺したくないという思いとの間でし、悲しげな表情でこんなことを思う自分は「欠陥品」だと思い詰める。それを見たルミエル「そんなことを言ってはだめ!あなたは欠陥品なんかじゃないわ!過去リュールの自分の存在価値を否定するような発言をたしなめる。そんなルミエルの優しさに触れて過去リュールは今まで表に出せなかった欠陥品として異形兵に処分されることへの恐れの感情をルミエルに吐露し「あしたも、そのつぎも、いきていたい。ただいきていたいだけなのに」る。 それを聞いたルミエル今日の事は、内緒にしましょ。私もあなたを、死なせたくなんかない」「できれば、またこうして会いたいわ。にも内緒で、ゆっくりお話しましょ。」リュールり、約束「ゆびきり」を交わす。そしてその時、過去リュールは初めて笑顔を見せた。

これが神竜にしてリュールの新たなるとなるルミエルとの出会いであった。

その後の詳しい経緯は不明だが邪竜ソンブルから離反、最終的には燃え上がるの中でであるソンブルを自らの手で倒すことに成功するが、ソンブル最後のあがきとも言えるビーム部を貫通し、重傷を負い、駆けつけたルミエルに抱かれながら1000年の眠りについた。

ルミエル、そしてあの日にした、未来の自分自身のような世界を救う神竜になる事を願いながら……

「いつか…かなうのなら…まっしろな、ふくをきて…かがやく、けんをもって…あなたのような…せかいをすくうしんりゅうに…」

ユニット性能

ファイアーエムブレムエンゲージ

初期兵種は専用兵種『神竜ノ子』、戦闘スタイル族】を持つFEの伝統に則り歩兵系である。主人公ユニットである関係上、遭遇戦等の一部例外を除き強制出撃となる。
個人スキルは隣接する味方の与えるダメージを3増やし、受けるダメージを1減らす『神竜結束』。
注意点として族である為どの兵種にクラスチェンジしても属性が必ず付与されてしまう。

成長率は全体的に高いがちょっと変わっており、速さと守備が抜群に高く攻撃面が少々頼りない。
丈夫かつ追撃をまず受けないためあらゆる攻撃に対して耐久性があり安心して最前線に置いておけるが、攻撃はホントに人並みなので守備のある相手に対しては追撃込みでも火力が出ないことがある。
火力不足を感じたら較的低コストで強化できる専用武器の『リベラシオン』を錬成したり、『アーマーキラー』やエンゲージ武器の『レイピア』等で特効を突く等して効果的にダメージを与えていきたい。また今作ではエンゲージ武器を除くとの間接攻撃手段が威魔力依存の『いかづちの』のみなのだが、最終盤でもう一つの専用武器にして間接攻撃な物理攻撃ヴィレグランツ』が手に入るのも二の強みとなる。

族】はエンゲージ時の付加効果をすべて引き出せる希少な戦闘スタイルで、『リベラシオン』は自分から攻撃して敵を倒すとエンゲージカウントを1増やすことが出来るため、強エンゲージを高速で回すことが可エンゲージを活かせば強かつ二の戦い方ができる。

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