バルラガルとは、MHF-G3から登場した海竜種モンスターである。別名は喰血竜。
名前の由来は「バルバルス(ラテン語)」「ラガルティハ(スペイン語)」との組み合わせで「野蛮な蜥蜴(トカゲ)」を意味することから取られている。
概要
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MHF-G3(2013/10/16)にて実装。
最近になってメゼポルタ付近の環境に出没するようになったという新種の海竜種。口から伸ばす長い管状の舌を獲物に突き刺してその体液を吸うという特異な捕食性質を持つ生物で、さらにその相手の血液に含まれる成分を取り込んで自身の能力を変化させる独自の特性を有している。
難易度は★7。
G3のテーマ「恐怖」を象徴した存在であり、MHFでは基本的に気味の悪い方向性のモンスター等はアクラ・ヴァシムでの一件以降見られなくなっていたので珍しいといえる。
実装の経緯は「フルフルと同系統のモンスターなので導入した、人気だけで実装すると飛竜種ばかりになってしまう」とのこと。
攻撃の基本的な動作には海竜種共通の腹すべりやサイドタックルもあるが、
尻尾刺しやパンチなど体を使った物理攻撃、
舌を伸ばしたり突き刺したり、果ては鞭のように超高速で振り回し一定範囲を攻撃するなどの吸血攻撃、
そうして吸引した血液などの液体を使った霧や、直線・薙ぎ払い・打ち上げ・全方位といった多彩なブレス、
などかなりオリジナルのモーションが詰め込まれている。
吸引対象の麻痺や毒は無効だが、睡眠やスタン、罠は有効。
舌・頭・前足・尻尾・背ビレが部位破壊が可能であるが、バルラガルの尻尾は切ることはなくひび割れると言った感じになっている。
この部位破壊が出来たかどうかの判断も非常にしづらいため注意して見ることが重要である。
また舌は頭の二段階破壊ではなく独立部位であり、常に露出しているわけではないので、モンスターや他のハンターが吸血されている間か罠中がチャンスとなる。
このバルラガルは上記の特徴により、同じく恐怖系モンスターの覇種パリアプリアがドスファンゴを食べているように最初発見する時はドス鳥竜の血を吸っている(消えるので剥ぎ取りは不可能)。
更にバルラガルのクエストでは開幕演出とは別にドス鳥竜が徘徊しており、フィールドに応じてランポス、ゲネポス、イーオスが大量発生する。
ちなみに大量発生する小型モンスターは攻撃頻度がとても少なくなるようにルーチンが調整されているほか、
前述の舌振り回しが当たるとバラバラになって一撃死する。
拘束攻撃・吸血
バルラガルはMHFでは初となる「拘束攻撃」を行う。
これはハンターへの吸血であり、HPの減少はかなり速い。
自力脱出では最速でも余裕でHPの半分以上を持っていかれるので、
全力で脱出しなければそのままキャンプ送りも十分にあり得る。
この拘束攻撃は他のハンターが怯ませるか音爆弾、自力ではレバガチャによってのみ脱出可能。
パーティの人数(ラスタは対象外)により脱出のしやすさが変化し、ソロで狩る時での配慮もされている。
この拘束攻撃は無色状態の時に行い、いくつもの攻撃から繋がる。舌を乱れるように振り回してから血を吸うパターンと、足でひっかいてから血を吸うパターンと、遠距離から血を吸うパターンがある。これらのパターンはいずれも回避することが可能であるが、油断したり焦ったりするとバルラガルの餌食になる可能性が高く、気が抜けない攻撃である。
拘束時の演出はG3のテーマである「恐怖」そのもので、画面に血渋きが飛び散るというスプラッターな出来に仕上がっている。各種動画などで確認して欲しい。
この生態をモチーフとしたG級スキル「吸血」は、ハンターがモンスターを攻撃した際に一定確率で与えたダメージの一部を吸収し、ハンターの体力が回復するというもの(双剣の真鬼人化中は無効)。
また、吸血する対象や潜った際のフィールドにより、攻撃属性や攻撃方法が変化する。(形態変化)
形態変化
吸血等した際の形態変化の種類(及び変化条件)は
・水を吸収した形態(沼地以外の地面潜り、水中エリア移動)
・血を吸収した形態(ドスランポス、ハンター)
・毒を吸収した形態(ドスイーオス、沼地潜りorエリア移動)
・麻痺を吸収した形態(ドスゲネポス)
があり、胴体の開閉や色により見極めることができる。
基本的にはモーション自体は同一で、攻撃に付与される状態異常が形態によって変わり、
吸引した液体を使った攻撃を数回行うと無色状態に戻る。
自身の周囲に水飛沫を飛ばしたり、一直線上のブレスの放射、果ては溜めモーションの後にフィールド全域にほぼ回避不能な霧を発生させ、各種効果をこちらに付与してくる(溜めモーション中に音爆弾で怯む)。
水状態では腐食やられ(防御力ダウン)、血状態では剣士は斬れ味減少、ガンナーは装填中の弾・ビンの減少、
毒、麻痺はそれぞれその通りの効果を持つ。
とりわけ血状態に於いては強烈な妨害行動なので、霧の散布のモーションに入った際には注意が必要。
なお、クエスト中に(登場時を除き)特定の対象を吸血、成立させる事でクエスト報酬が追加される。
この素材はG級武器の特性を決めるものになっており、以下のように対応している。
尚、剛種時点でも素材は入手できるが、G9.1現在は換金以外の用途は無いので狙う必要はない。
また、これらが無くとも生産出来る基本的なシリーズ(喰血○○)もあり、攻撃力・水属性値はこれが最も高い。
- 喰血竜の濃血袋・・・ドスランポス。武器は喰血剛○○となり、会心値を持つ。
- 喰血竜の強麻痺袋・・・ドスゲネポス。喰血痺○○。麻痺属性が付与される。
- 喰血竜の激毒袋・・・ドスイーオス。喰血毒○○。毒属性が付与される。
特異個体
バルラガルはG級限定で特異個体が同時実装。
しかしながら当初は吸血対象で特異個体が実装されているのがドスランポスだけだったので密林クエストのみHC化可能であった。
後にG7でドスゲネポスの特異個体が実装され砂漠クエストもHC化可能になった。
ドスイーオスはG9.1現在も特異個体が実装されていないので、沼地でのクエストのみHC化が不可能。
新たな吸血移行攻撃として舌を振り回しながらの突進が追加されているほか、
地中潜りから出現し着地と同時に水弾を飛ばしたり薙ぎ払いブレスを撃って反動で移動したりもしてくる。
また、吸血妨害で強制解除させない限り常時怒り状態とい性質も有している。
関連動画
関連項目
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