ぱちゅコン!とは、黄昏フロンティア制作の東方Projectの二次創作ゲームである。
ジャンルはリアルタイムシミュレーション。黄昏フロンティアの非公式二次創作としては珍しく、特定の元ネタが存在しない作品でもある。
概要
本棚の魔道書が盗まれないよう味方ユニットを配置し、盗みに来る敵ユニットを迎え撃つ、いわゆる防衛ゲーム。
時計が一周するまでに(ゲーム内時間12時間)、本棚の本を1冊でも残していればクリアである。
システム
画面外からわらわらと現れる敵ユニットを撃退し、得た資金で味方ユニットを購入、強化していくシステム。敵ユニットも時間の経過とともに強くなっていく。
ユニットごとに特性があり、各キャラクターの能力にあった『タイプ』と『スキル』が存在する。
タイプは3種類あり、
- 近接
- 弾幕
- 飛行
これらはじゃんけんと同じように関係しており、近接は弾幕に強く、弾幕は飛行に強く、飛行は近接に強い。これらを考慮した上で敵ユニットにぶつけないと、いくら何十体とユニットをつぎ込んでもあっという間に減らされてしまう。
これらのタイプに加え、各キャラごとにスキルを持っている。
例としていくつかスキルを紹介する。
- 自爆
- 貫通
- 反射
- 範囲
- 必殺
この他にもスキルは数多くあり、あまり役に立ってないようなスキルもあるが、うまく使えば戦略としても組み込める。
特に自爆は恐ろしい威力を持っており、敵に高レベルの妹紅が現れると、こちらのレベルが充分にあっても一瞬で壊滅状態に陥ることもある。
また、画面全体を攻撃できる「火符」、味方ユニットの復帰速度を速める「水符」などのスペルカードを使用でき、その強力な効果で不利な戦況をひっくり返すことも可能。ただし各スペルカードは一度しか使用できないので、使うタイミングの見極めが非常に重要である。複数枚を同時に使うこともできるので、組み合わせ方も工夫次第。
一定時間ごとに現れるボスユニットはステータスが高く非常に手強いが、その分多くの資金を落とす。とはいえボスに盗まれるのも雑魚に盗まれるのも同じ1冊なので、味方のレベルが足りず倒しきれないときは、ボスには黙って本をお持ち帰りしてもらうのもひとつの作戦である。
登場キャラ
紅魔館チーム (難易度:易)
美鈴(近接)/咲夜(弾幕)/パチュリー(飛行)/レミリア(弾幕)/フラン(近接)
育ちやすく自爆持ちの美鈴と優秀なスキルの揃う咲夜だけでどんな状況にも対応できる万能チーム。パチュリーも加えると火力が無双と化す。フランは単独で無双プレイができる強ユニット。お嬢様?紅茶でも飲んでてください。
しかし強力な分敵に回すと嫌なユニットたちでもあり、特にフランはレベルが足りないとあっという間に前線を壊滅させられてしまう。味方では使いづらいレミリアも、終盤にボスで登場すると貫通+範囲でこちらの後方弾幕ユニットが一瞬で更地に。出現したらなるべく集中砲火を浴びせて被害が拡大する前に殲滅したい。
攻略のポイント:美鈴も咲夜さんも非常に優秀なので、クリアするだけならこの2人を適当に買って適当に育てるだけでも何とでもなる。飛行の襲撃を受けても美鈴は大崩れしないので、落ち着いてプレイすればまず問題は無い。パチュリー、フランはお好みで。レミリア?どうしても使いたいのなら止めはしませんが…。
主人公+αチーム (難易度:普)
チルノ(近接)/アリス(弾幕)/霊夢(飛行)/魔理沙(弾幕)/萃香(近接)
チルノは能力が低いが超低価格で復帰が早いので壁として非常に優秀、アリスは人形の補助による手数の多さが魅力。この2ユニットでそれなりに何とかなるチーム。ただしあくまでそれなりであり、紅魔館や永夜抄のような無双チームではない。霊夢のサポートが意外と重要かも。魔理沙を使いこなすのは至難の業。萃香は防御が紙で泣けるが、分裂による手数の多さは大群モードなどでは威力を発揮する。
敵としては、倒しても分裂して本棚にまとわりつく萃香が非常に厄介。本の回収だけを目指す魔理沙は普段は癒しタイムだが、前線を削られているときに来ると一気に本棚が危険水域になるので気を付けたい。
攻略のポイント:とにかくこのチームは手数が勝負。チルノは安いので多めに買って、アリスの鈍足&復帰の遅さを霊夢とともに上手くカバーしたい。壊滅したと思ってもいつの間にか立ち直っていることもある。ただし人形はアリス本体がやられないと永遠に復活しないという点に注意。萃香を本棚防衛ユニットとして配置するのもひとつの手。魔理沙は……愛のある人なら。
妖々夢チーム (難易度:普)
橙(近接)/藍(弾幕)/妖夢(近接)/幽々子(飛行)/紫(弾幕)
安価でそこそこ強い橙と、5WAYが魅力の藍と軽量ユニットはバランス型。その分、鈍足だが強力な必殺持ちの妖夢、敵を味方にしてしまう反魂持ちの幽々子、障害物をすり抜ける紫と重量ユニットは個性的なので、プレイヤーの使い方次第で強くもなれば弱くもなるチームである。
敵に回すと心底恐ろしいのがレベル6以上の幽々子。強化した味方ユニットが一瞬で敵に変じ逆襲してくるのだからたまらない。可能な限り速攻で弾幕ユニットを仕向けて殲滅すべし。必殺持ちの妖夢もこちらの防衛ラインが整っていないと一気に戦線を壊滅させられるので気をつけよう。
攻略のポイント:橙は最初はスキルを持っていないので、早めにレベル3まで上げるのが無難。藍もレベル3から3WAYになるので、まずはレベル3にすることを最優先にすると良し。ただしレベル上げの費用をケチろうとユニットを少なめにすると壊滅しやすいのでバランスを取ること。妖夢は強いが何しろ索敵するまでが鈍足なので配置に気を付けたい。幽々子の反魂は面白い能力だがレベル6まで上げるのが大変なので実用性は微妙。ゆかりんは冬眠させておいて問題はない。使うなら壁の中に置いておこう。
永夜抄チーム (難易度:易)
てゐ(近接)/鈴仙(弾幕)/永琳(弾幕)/輝夜(飛行)/妹紅(近接)
鈴仙の火力はバランスブレイカーの異名を持つ。てゐを壁にして鈴仙の集中砲火を浴びせるだけでどうとでもなる強チーム。永琳は必殺持ち、妹紅はレベルを上げなくても強烈な自爆だけで戦力になる。火力は飛行最強だが死ぬほど鈍足な輝夜だけ使い勝手が難しい。要するに初心者向け。
敵としては妹紅の自爆が恐怖の的。鍛えた前線の近接ユニットが一瞬で消滅する様は悪夢である。死ぬほど鈍足ゆえにかなり前線まで弾幕ユニットを差し向けなければならない輝夜も地味に厄介。輝夜の背後からフランが来た日など、フランで弾幕壊滅→フラン阻止に差し向けた近接が輝夜の攻撃で壊滅→\(^o^)/のコンボで終了である。南無。
攻略のポイント:「てゐを壁にして鈴仙で殲滅」というパターンだけでアケルナも余裕なので、単に攻略するだけならポイントなど無い。普段なにかと不遇な鈴仙が無双する爽快感を味わいたい人へ。妹紅は数体だけでも隠し味的に前線に置いておくと侮れない攻撃力を発揮するし、永琳はボス対策、輝夜は本棚防衛部隊として使うという手がある(ただし魔理沙に注意)が、まあオマケである。鈴仙最強。
花映塚チーム (難易度:難)
メディスン(弾幕)/幽香(近接)/文(飛行)/小町(近接)/映姫(弾幕)
軽量近接ユニット不在な上に映姫様以外レベル3スキルが無いため中盤が死ぬほど辛いチーム。個々の能力自体はみんなそれなりに優秀なのだが、チームとしてのバランスは悪い。寄せ集め軍団だから仕方ないが。上級者向け。
敵としては必殺持ちの小町がフランや妹紅に匹敵する難敵。前線が崩れているときに来られたら符を躊躇わない方が無難。それ以外は敵としてはあまり強くないので、こいつらが来ている間に戦況を立て直しておきたいところ。
攻略のポイント:他のチームは近接&弾幕のコンビネーションが基本だが、このチームは軽量近接が居ないので、メディスン単騎がおそらく一番戦いやすい。数を揃えて集中砲火にすると侮れない攻撃力を発揮する上、人形という壁役を持ち、アリスよりも復帰がかなり早いので人形の再生産もしやすい。安価なのでたくさん買って、攻撃範囲を広めに取ることを心がけながら運用すればアケルナ攻略も見えてくる。この場合のみ、最大の難敵は鈴仙。対策として小町を加えておく手もあるが資金繰りには気を付けたい。
風神録チーム (難易度:酷)
穣子(近接)/雛(近接)/にとり(弾幕)/早苗(飛行)/神奈子(弾幕)
軽量近接としては値の張るくせに弱い穣子、壁としては優秀だが攻撃力不足の雛、速射性能は高いがスキルやステータスが低いにとり。要するにマゾ向けなチーム。早苗は飛行としては優秀、神奈子も鬼射程で後方支援には秀でるがバランスは悪い。雛が育てばそこそこ安定するが、大抵はその前に壊滅する。
味方ユニットとして弱い以上、敵として強い道理もなく、敵で出てもあまり注意すべきキャラは居ない。強いて言えば射程の広い神奈子に後方の弾幕ユニットを狙われないように気を付ける程度か。
攻略のポイント:アケルナ攻略は茨の道だが、突破口は雛にある。防御力には定評があるので、攻撃力の低さをどうカバーするかが問題。多めに買い揃えて序盤~中盤を手数で乗り切れば、後半は猛毒が猛威を振るい始めるので結構楽になったりもする。早苗さんにカバーさせるのも手だが資金繰りには注意。にとりはステータスの低さは如何ともしがたいので、飛行ユニット殲滅要員と割り切って運用するのが吉。アケルナなら、レベル6で3WAYになった後はレベルを上げなくても対飛行だけなら充分通用する。この場合輝夜やボス飛行が厄介なので、雛数体を囮にして敵の攻撃を散らすテクニックも重要。とにかく後半はにとりは放置して雛の育成に専念するといいだろう。
いずれにしても最大の問題は中盤をどう乗り越えるかで、こればかりは運の要素もある。フランや小町が来ないことを祈りながら、符はなるべく出し惜しみせずに頑張ろう。
編成のみ
慧音は防御力に定評のある専守防衛型近接。諏訪子は全方位爆撃型の重量射撃。どちらも使い方次第のユニット。
敵としては慧音がボスで出現すると泣きたくなるほどの固さになるので、火力の低いユニットでプレイしている際にはスルーしてしまった方がいい場合もある。
牧場
簡単に手順を解説すると以下の通り。ただし、10万モードで行うことを前提として記述する。
- 金額の安いユニットを大量に購入する。ユニットごとに異なるが200体程度。
- 限界までレベルアップさせる。
- 所持金がレベルアップ可能な金額になるまで、ユニットを売却する。
- レベルアップさせる。
- 3と4を売却金額がカンストするまで繰り返す。
- カンストしたら全部売却する。
購入金額よりも多くのお金を得ることができるテクニックであり、その大量に購入して育て、まるまると肥えた(成長)したところで売り払うことから「牧場」と名付けられた。
特にチルノは非常に優秀であり、「チルノ牧場」の異名を持つ。10万モードで効率よく行えば、430万ほどに資金を増やすことが可能となる。売らないでー
無論、裏技であるため10万モードで行うと非常に簡単になるので、通常プレイではおすすめしない。クリア目的でなく、ネタプレイ程度で納めておきたい。
しかし、∞モードではほぼ必須とも言えるテクニックであり、アーケードモードLunaticでは牧場経営をしながら進めないとクリアが困難なチームも存在するため、必ずしも裏技というわけでもなさそうである。
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関連項目
- 3
- 0pt