アイスカペイド単語

アイスカペイド

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アイスカペイド(Icecapade)とは、1969年生まれのアメリカ合衆国の競走馬である。芦毛の牡馬。

概要

この血統の特徴としては

といった北米の良血である。名前の印象に反して大人しかった半妹 Ruffianと違いアイスカペイドはNearcticの影響が強く出たようで「Crazy」といわれ一部のスタッフから見放される気性の持ち主だった。だが現役時代を通して自身や関係者に大怪我を負わせない程度の知性も持ち合わせていた。

アイスカペイドは名門クレイボーンファームで生産された。馬名は「Ice」+「Esc apade」で当時アメリカで行われていた元オリンピックスケーターも多数出場していたアイススケートショーから来ている。

ステークスに出走した記録はなく、アローワンスで10戦4勝を挙げた。

陣営はアイスカペイドは短距離馬と見て6～8ハロンのレースに出走させ、三冠レースには出走しなかった。
デラウェアヴァレーH(ダート6F)3着、ウィザーズS(ダート8F)2着、サラナクS(ダート8F)優勝、ケルソH優勝、フォールハイウェイトH(ダート6F)2着、ロングポートH(ダート7F)優勝、スティーヴサントH(ダート8F)優勝の成績を残した。またモンマスパークでのダート6F戦で1:08のコースレコードを記録した。
この年は14戦6勝だった。またデイリーレーシングフォーム社によりスプリント部門122 ポンドのレーティングがつけられた。

この年はグレード制が導入されたばかりのナッソーカウンティH(アケダクト・GIII・ダート7F)やウィリアムデュポン Jr.H(デラウェア・GII・ダート8.5F)に優勝している。
この年はグレード競走2勝を含む8戦3勝だった。またデイリーレーシングフォーム社によりスプリント部門124 ポンドのレーティングがつけられた。そしてこの年で引退、種牡馬入りした。

通算32戦13勝。

1974年からゲインズウェイファームで種牡馬入りした。すでに活躍していた同配合のNorthern Dancerの影響で強いインブリードにならないよう配合相手が制限されたが、その中で第1回ブリーダーズカップ・クラシックを制したWild Ag ainやカナダ三冠のIzvest iaなどを出し成功した。
アイスカペイドは同牧場で1988年に19歳で死亡した。

この馬のスピードの秘訣は父 Nearcticから受け継いだミオスタチン遺伝子と考えられている。ミオスタチン遺伝子とは近年の研究から競走馬の距離適性に関わる遺伝子とされ、Nearcticから短距離型の遺伝子が発現したと予測されている。