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この記事ではゲーム会社について記述しています。 ファミリーレストランについては「すかいらーくグループ」を、その他については「ガスト」を参照してください。 |
ガスト(長野開発部)とは、元長野県長野市にあるコーエーテクモゲームス内のスタジオ及びブランド名である。家庭用ゲーム機向けにゲームの開発・販売を行っている。
また、同県に本社を置くソフトウェア開発企業ケイケンシステムの関連会社であった。
概要
社名のガスト(gust)とは「突風」「一陣の風」を意味し、ゲーム業界に新風を巻き起こすという意味で付けられた。特に「一陣の風」という言葉は、初期の公式サイトのTOPに掲げられていた。某レストランとは一切関係ない。
1993年10月1日にケイケンシステム社のアミューズメントソフトウェア開発部門が分社化して設立され、処女作であるPC向け一般ゲーム「アレス王の物語」の開発を行ったのち平成6年4月プレイステーションに「ファルカタ」で参入。以後、主にプレイステーション系列をプラットホームとしてゲームの開発・販売を行っている。
2011年12月7日、同じゲームメーカーであるコーエーテクモホールディングスが、ケイケンシステムの保有する全てのガスト株を譲り受ける形で、同ホールディングスの子会社になる事が発表された。
2011年12月13日、コーエーテクモホールディングスの完全子会社となった。
2014年7月28日、コーエーテクモゲームスがガストを10月1日付で吸収合併すると発表した。コーエーテクモゲームスが存続会社とし、ガストは消滅する事となった。今後のガストについてだが、コーエーテクモゲームス内のスタジオ「ガスト長野開発部」として、「ガスト」ブランドの既存シリーズ展開を継続するとともに、新たなIPの創造にも積極的に取り組むとのことである。
2020年3月19日で長野県での活動を終了し、23日から神奈川県横浜市のコーエーテクモゲームスのビルへ移転したことを公式ツイッターで発表した。
作品
主な作品として、プレイステーション参入第一作であるファルカタや出世作であるアトリエシリーズ、アルトネリコシリーズ (バンプレストとの合作) などがある。初期作であるマリーのアトリエやエリーのアトリエはゲームとしての完成度が高く、今なお根強い人気がある。
初期の作品以来、着想のぶっ飛び具合がその作品の特徴で、
- 「古代ペルシャ&中央アジアというマイナーな舞台を扱うSLG(ファルカタ&メールプラーナ)」
- 「世界以前に自分の成績を救わないとヤバイRPG+SLG(マリーのアトリエ)」
- 「プレイヤー自ら罠にかかりに行きプレイヤーキャラのリアクションを楽しむカトゥーン調ADV(ウェルカムハウス)」
- 「タダのレースゲームなのにチームやマシンやドライバーの設定背景が懲りすぎ(フレースヴェルグ)」
といった改めて並べてみるとあまりにもぶっ飛びすぎな内容だが、最近はアトリエシリーズを中心に据えることで萌えゲ+神曲ゲームメーカーにシフトして、多少温和しくなってきたかもと思っていたら、「娘調合」と称して「選択した共にEDを迎えるヒロインの暗黒面を情け容赦なくプレイヤーに見せつける神曲てんこ盛りな恋愛RPG(アルトネリコシリーズ)」をバンナムと組んで売りさばくあたり、まだまだ要注意が必要なのかも知れない。
とはいえ、基本的に『土屋暁』『阿知波大輔』『中河健』といった実力のあるサウンドクリエーターを擁する 神曲で有名なメーカーで、かつクソゲーと本格的に呼ばれる様なゲームは初期の某大失敗作(火竜娘)以外には存在しない為、その点についてだけは安心して良いかもしれない。
ちなみに、携帯機への移植や携帯機独自タイトルは多いが、据え置き機では過去に『マリーのアトリエ』が携帯機だけでなくPC及びサターンに移植された程度で、以後は自社作のマルチタイトル化には消極的である。
ただし、PlayStation3以降の作品については「アトリエシリーズ」を筆頭にPlayStation4及びNintendo Switch、Steam等への据え置き機への移植、マルチタイトル化に積極的になってきている。
またゲーム内のグラフィックは、PlayStation2までは基本的に2Dグラフィックがメインであったが、PlayStation3以降は、(株)FlightUNIT製作の外注による3Dモデルのグラフィックがメインとなっている。
削除状況
動画 | 詳細 |
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【志方あきこ】 METHOD_METAFALICA/. 【高音質】【アルトネリコ】![]() |
関連動画
注意:単独(シリーズ)項目のあるゲームに関してはここでは紹介しておりません。
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関連項目 |
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