ケント・スワンソン(Kent Swanson)とは、ゲーム『デッドライジング』に登場する人物である。CV:マーティ・ベラフスキー(デッドライジング)/アンドリュー・バック、虎島貴明(デラックスリマスター版)。
概要
フランキー 見てくれよ
これから サイコーのシャシンが撮れるぜ
人間が まさにゾンビになる決定的瞬間さ!
1982年生まれの24歳(2006年当時)。写真家であり、記者のフランクよりも良いカメラを使う。フランクの事をフランキーと呼び、妙に馴れ馴れしい喋り方をするが内心フランクを見下していて、どこか舐めた態度を取り続ける性根の腐ったヤツ。ただし写真家としてのプロ意識があるのかフランクが良い写真を撮ると「悪くはないな」と評価し、写真勝負で負かされると悔しがりながらも負けを認める一面もある。余談だが、同じカプコン製のゲーム『逆転裁判』シリーズに登場する矢張政志とそっくりな容姿をしていて、よくネタにされる。事件の影にやっぱりヤハリ。
ゾンビアウトブレイクが発生したコロラド州ウィラメッテのショッピングモールで3日間生き延びる「72 HOURモード」に登場する生存者の一人。当初は単なる生存者だが、イベントをこなしていくとサイコパス化し、3日目に戦う事になる。サイコパスながら専用武器は無し。
Wii版『ゾンビのいけにえ』ではサイコパスではなく強個体ゾンビとして複数体登場。このためか彼のテーマ曲がアダム・マッキンタイヤー(チェーンソーピエロ)戦に流用されている。デラックスリマスター版では、版権の都合で多くのサイコパスがテーマ曲を取り上げられて汎用曲にされる中、ケント、クレタス、アダム、ポール、ブロックの5人はオリジナル曲だったため原作同様のテーマ曲が使われた。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントとカプコンが協同開発したトレーディングカードゲーム『TEPEEN』にも登場。サイコパスらしい狂気の笑みを浮かべるケントは一見の価値あり。
72 HOURモード
物語の本筋とは関係ないサブストーリーのスクープキューで登場。
9月19日(1日目)の14時から20時までの間、パラダイスプラザ2階コーヒーショップ前に出現。近づくとスクープキュー【同業者】が発生。自身を被写体にしてカメラを使い方をレクチャーしてくれる。ガッツポーズ中のケントを700PP以上で撮影するとクリア。だが、ガッツポーズしてくれるかどうかはランダムであり、しかも時間経過で「よーし そろそろ場所を変えようか」と言って移動を開始し、あろう事かゾンビがいる場所での撮影を強要してくる。ゾンビには攻撃を加えて排除を手伝ってくれるものの、その間は当然ガッツポーズを取ってくれず、更に誤ってケントを攻撃してしまうと律儀に反撃してくるので余計に時間が掛かる。また「オイオイ まだガッツポーズが撮れてないぜ 一瞬を狙うんだよ 分かってる?」「シャシン撮るんだよ シャシン 撮り方分かってる?」と時々煽ってくるため、時間に限りがある本作においては大変うっとうしいイベントと言えるだろう。ここでケントを殺した人もいるとか。
ケントを上手く撮影すると【カメラマンの挑戦】が発生してイベント続行。何だかんだでフランクの撮影技術を認め、翌日の午後12時までにエロティカ(デラックスリマスター版だとギャグに変更されている)の分野で写真を撮ってくるよう求められる。
9月20日(2日目)の午後12時から13時までの間にパラダイスプラザへ行くと写真勝負が始まる。勝利すると悔しがりながらも負けを認めるが、再び翌日午後12時に勝負しようと言い、最後のスクープキューとなる【カメラマンの意地】が発生。ちなみに2日目の勝負に負けるとケントは高笑いしながら姿を消し、そのプレイでは二度と登場しなくなる。生死不明扱いらしい。
1~2日目の間に問答無用でケントを殺すと大量のPPが手に入る小ネタがある。
9月21日(3日目)の午後12時から13時までの間に所定の位置へ行くとケントが出現。フランクに勝ちたいがために狂気に駆られ、捕まえてきた生存者テッドを縛り上げ、ゾンビ化の原因であるエメラルドゴキブリバチの幼虫を投げつけて、テッドがゾンビ化する瞬間を撮影しようとする。が、そんな蛮行をフランクが許すはずもなく、幼虫は踏み潰される。邪魔をされたケントは怒りのままフランクに拳銃を向けるのだった。
ゲーム内時間で5分以上(現実世界で25秒)が経過すると遅刻扱いになってしまう。その場合、既にテッドはゾンビ化させられていて救助不可となり、実績「セイント」の取得も出来なくなる。更にペナルティとして身ぐるみ全部を剥がされた挙句、パンツ一丁に首輪という屈辱的な姿をケントに撮られまくる。M2重機関銃を喰らってもピンピンしているフランクさんもムービー銃には手も足も出ない。
ケント戦
体力2000。サイコパスの中では低め。サブクエストでは彼が最後に戦うサイコパスとなるため、本編のメインケースを一切進めなかった場合は彼がラスボスとなる。
時間に間に合った場合はゾンビが出現しない場所での戦闘となる。サイコパス化したとは言ってもただの写真家なので拳銃、飛び蹴り、パンチ、タックル、前転移動と攻撃自体はオーソドックス。フランクが吹っ飛ばされるとおもむろに写真撮影を行うのも特徴的。ただ予備動作なしに繰り出される飛び蹴りは回避しづらい上、ダメージが体力2個分、しかも運が悪いと空中で多段ヒットしてダメージが倍になるため少々厄介。拳銃より威力がある謎。それを差し引いても3日目で戦うサイコパスにしては弱い方。ゾンビも出現しないので1対1の戦いが出来る。
しかし遅刻した場合は難易度が急上昇。アイテム全て消失、天井と鎖で繋がれているので行動範囲が限られる、1階北側の池に移動する影響でゾンビが出現するといった様々な制約を課されてしまうからだ。状況だけ見ると「OVER TIMEモード」のラスボスより悪いためこうなると苦戦は必至。救済措置なのか近くにベンチがあるので、これを使うとケントに大きなダメージが与えられる。ただし、仮に勝利したとしてもアイテムは戻って来ず、この時点で「セイント」取得も不可能になっている事から、諦めて最初からやり直すのも選択肢に挙がる。
撃破するとムービーが挿入。死に際の自分を撮ってくれとフランクにカメラを渡すが、受け入れられずに放り捨てられ、ショックを受けながら事切れる。
デラックスリマスター版では弱点だった体力が強化。原作で猛威を振るったマネキン胴体やピエロソーが弱体化した事も合わさって凶悪進化を遂げた。誰が言ったかラスボスより強い中ボス。
関連動画
関連項目
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