曖昧さ回避
サイアスとは以下のものを指す。
- サイアス(ファイアーエムブレム) - ゲーム『ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するキャラクター。この記事で記述。
- サイアス(ブレスオブファイア) - ゲーム『ブレスオブファイアⅣ』の登場キャラクター。
- サイアス(イース7) - ゲーム『イース7』の登場キャラクター。
- 剣聖サイアス - 食玩『神羅万象チョコ』のキャラクターの一人。
サイアスとは、『ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するキャラクターである。
CV:中谷一博(ヒーローズ)
概要
マリータ関連のイベントでちょくちょく登場しているが、砦ルートで初めて敵ユニットとして登場し、指揮レベル10という桁外れの値でプレイヤーの度肝を抜いた。なお、通常は星の数で指揮レベルを表すが、さすがに10個も星を書く余裕がないため「☆10」と書かれている。
ユニット性能
トラキア776
クラスはハイプリーストで、反帝国組織「マギ団」を率いるセティとの二択となる。
目立つのは何といっても指揮レベルの高さ。指揮レベルは☆1個につきマップ上の味方全員の命中回避+3する。敵として登場するサイアスはなんと☆10、つまりそこにいるだけで全員の命中回避+30というトンデモ補正となる。さらに彼はストーリー序盤のエーヴェル同様無敵ユニットとして設定されており、絶対に倒せないうえに杖でのステータス異常なども効かない。
しかし、上記のように敵として登場する時は指揮☆10というチートスペックで立ちはだかるが、味方入りすると指揮が☆3まで低下してしまう。なんでやと思うプレイヤーも多々いるが、リーフ軍はそもそも軍人や民兵も混ざった多国籍混成軍故に仕方ない所はある(それでも指揮☆3は全味方中最高値だが)。
他にも再行動が☆3(15%)だったり、敵の全スキルを封じる見切りを持っていたり、光魔法・杖の武器レベルは両方Aだったりする。杖が強力な今作において杖を使えるユニットはいくらいても困らない。
しかし、サイアスの加入は同じく聖戦士の末裔であるセティとの二択になる。サイアスとセティどちらを仲間にするかと聞かれると、空気を読まず伝説の神器フォルセティを持ってくるセティに軍配が上がってしまうのは仕方がないといえる(せめてサイアスが受け継ぐべき神器ファラフレイムを持ってきていたら...)。
ヒーローズ
ファイアーエムブレムヒーローズにも主人公リーフ実装と同時期に大英雄戦に登場。ステータスとしては青魔法版アルヴィスといった能力でステータス傾向もほぼ同等。習得スキルは「氷華」「離脱の行路」「速さの謀策」。
アルヴィスのファラフレイム同様、専用武器「軍神の書」は十字方向にいる自分より魔防が1以上低い敵の攻撃・魔防を-4させる効果を持ち、「速さの謀策」で速さも下げることが可能。さらに聖印で「守備の謀策」を装備すれば守備も下げられるため、一人で敵の全能力を低下させる事が可能という凶悪なポテンシャルを持つ。
2020年10月にアルヴィス、シグルドと共に専用武器への錬成が実装。
錬成することで、効果がターン開始時、自分を中心とした縦横3列の敵の攻撃・魔防-5にパワーアップ。さらに特殊効果付与の錬成をすることで、マシューやウルスラ同様、敵のデバフの合計値を攻撃に加算する効果が追加される。
アルヴィスと異なり自己回復手段がないため継戦能力にはやや劣る(一応「獅子奮迅」と「回復3」を継承させれば獅子奮迅アルヴィスっぽいこともできなくはないが…)。空いているAスキルには魔防+あたりを継承させて謀策を刺しやすくするのが無難か。
キャラクターとしてのサイアス
皇帝の査察官として各地を巡る司祭でありながら、軍神とも呼ばれる稀代の軍師であるという二つの顔を持つ。さらに、実は世界に覇を唱えるグランベル帝国皇帝アルヴィスの隠し子であるという第3の顔も持つ。
母親は前作『聖戦の系譜』にてアルヴィスの右腕として登場した女将軍アイーダ。22章で登場するコーエンの娘で、サイアスはコーエンの孫にあたる。異母弟である前作ラスボスユリウスもサイアスのことを慕っており、その婚約者イシュタルからの信頼も厚い。
前作『聖戦の系譜』ではファラの血族の直系は誰も生き残らせることができないため、神器の継承も絶えたかと思われていたが、今作にて正当な継承者が現れた。今作エンディング後にはヴェルトマーに戻ったと書かれているが、正式にファラフレイムを受け継いだかは不明。
ゲーム前半では少女剣士マリータを救うために暗躍しているのを見てプレイヤーにいいやつだと思わせておいて、後半で敵として登場した時にはその指揮レベルの高さでプレイヤーを絶望させ、味方になったと思ったら指揮レベルの激減でプレイヤーをがっかりさせるという、こんなところでもいくつもの顔を持つ存在である。
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関連項目
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