シャンパンとは、アルコール飲料の1つである。
概要
発泡性ワイン(スパークリング・ワイン)の1種。名前はフランスのシャンパーニュ地方の特産品である事から。
シャンパーニュ地方で生産されたブドウのみで作られ、さらに他のブドウ酒と違い瓶内で二次発酵させ熟成させるという製法が存在する。
主に祝杯をあげる時に飲まれるワインとして知られていると思われるが、最近では食事を楽しみながら堪能するワイン、という認識も広まってきている。
名前
日本ではシャンパンという名称が定着していると思われるが、フランスのシャンパーニュ委員会では「シャンパーニュ(シャンパーニ)」という名称を正式名称として推奨している。
また一般的にシャンパンとは発泡性ワイン全般を指して呼ばれる傾向にあるようだが、シャンパンは他のワインと違い製造までの工程や熟成期間がかなり長い。そして選定基準もまた他のワイン以上に厳しいのである。
かつて日本で、シャンパンに似せて作った「ソフトシャンパン」という清涼飲料水が販売されたが、シャンパンの名前を冠した事についてフランス政府より抗議があったことから現在は「シャンメリー」という名前に改められて流通している。
そして、シャンパンの銘柄の1つでもある「ドン・ペリニヨン(ドン・ペリ)」という名前でもよく知られるが、これは瓶内二次発酵の製法を編み出したドン・ペリニヨン神父の名前が由来である。
その他
- スポーツの大会などで、優勝したチームの選手たちがシャンパン(及び、ビールや炭酸飲料など)をお互いにかけあって優勝を祝う行為を「シャンパンファイト(シャンパンシャワー)」という。プロ野球などのそれが有名であるか。
この由来は、かつてナポレオンが戦勝記念に自らが愛飲していたシャンパン「モエ・エ・シャンドン」をかける行為を行ったのがルーツとされるが、20世紀中盤にはアメリカや日本などでも同様の行為が認知されるようになっていたようだ。
冷静に考えるとただ勿体無いだけの行為であると思われるが、ワインメーカーからすれば自社のシャンパン(飲料)がシャンパンファイトに用いられるのはブランドとしての知名度が大いに上がるとして、大いに名誉な事であるらしい。同様に、スポーツ選手にとって憧れの対象でもあるとか。 - シャンパングラスをピラミッド状に積み上げていき、頂上からシャンパンを注ぐ光景を恐らく一度は見たことがおありだろう。所謂「シャンパンタワー」というもので、豪華な演出として結婚式や祝賀イベントなどでも特に人気が高い。
(披露宴などで発注すると、大体3万円~10万円くらいらしい。シャンパンやグラスの内容にもよるかもしれないが)
もちろん実現するにはグラスを崩さずに積み上げる技術が必要で、失敗すれば当然ながら数十個ものグラスが全て台無しになってしまう。そしてシャンパンタワーの名が示す通り、最後は本物のシャンパンを注ぐのである。
アナタの結婚式が一生忘れられないものになる事請け合い。是非ともご一考あれ。 - 先述の2つより知名度は低いかもしれないが、剣(サーベル)でシャンパンのボトルの口を勢いよく切って捨てる演出がある。これにより栓を抜く事無くボトルの中のシャンパンを注げる(飲める)というもので「シャンパンサーベル」と呼ばれる行為だが、これはもともとフランスの海軍が航海の無事や、戦場へ赴く際に戦いの勝利を願って景気付けに行っていたのが始まりとされる。近年では宴会の席などでビール瓶を手刀で斬る様を見かける事が稀にあると思われる。
当然ながらパフォーマンスとしてはかなり派手なので、宴席で目立ちたければ自分でやるのが一番であるが、刃物を持ち歩くという点に関しては警察沙汰になる覚悟はしておいた方がいい。刃物が嫌なら、いっそ手刀で斬るのも。
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