デイビット・ゼム・ヴォイドとは、『Fate/Grand Order』に登場するクリプターのメンバーである。
概要
『Fate/Grand Order』第2部から登場する敵対集団「クリプター」の一人。元はカルデアのエースチーム「Aチーム」のメンバーであったがレフの爆破工作にて負傷。2部序章に至るまでコールドスリープされていた。
時計塔の伝承科(ブリシサン)を追放された異端児。その際にカルデアのスカウトを受けた。
召喚予定だったのは意思疎通を必要としないバーサーカークラス。
「できないことができてしまう」「他人に理解されず他人を理解しようとしない」系の天才だと称される人物。カルデア側の動向やインド異聞帯に現れた謎の四角形体の扱い等に的確な推測を述べる洞察力を有する。
プロフィール
人間性の乏しい、冷徹な青年。
無口、無感情、無表情の三無人間。その無駄のなさから「ロボットのようだ」と表現されがちだが、
内実は生きる為だけに行動する狩猟生物、というのが正しい。前所長マリスビリー・アニムスフィアには
『もっとも優れたレイシフト適合者』とされ、
その実力もカルデアが集めた
マスター候補の中でもトップだったが、
非社交的な性格のため、チームの纏め役にはなりえなかった。
「妥当な扱いだな」とは本人の弁。
クリプターとしてのデイビット
7つある異聞帯の内、人類の行きつく未来とは思えないほど野蛮とされる南米異聞帯を担当。
二部七章にてカルデアと対峙。
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元はセム族という一族の末裔でただの10歳の少年だった。彼の父は「天使の遺物」と呼ばれる宇宙から飛来したという輪っか状の謎の物体を研究・保存していた人物。ある日彼が研究室を見学しにやってきた際、それまで何の反応も示さなかった遺物が突如光りだし、彼と父は床に焼き付いた影を残して存在・記憶・記録すべてがこの宇宙から消滅してしまう(のちの研究で半径20kmの範囲で死者が発生すると発動する危険な遺物であることが判明した)。
しかし少年の方は影となりながらも、そっくりそのままの複製品がすぐそばに表れ、のちに伝承科へ入学している。事故の影響で一日の内5分間だけしか記憶に残せない症状がでている(当時10歳だったため現在まで実質2週間分の記憶しか持っていない)。
カルデアでのスカウトを受けた際に自主退学(公式記録には追放と記載)。マリスビリーの目的を聞き出した際に「この計画が成功すれば138億光年にわたって地球人類は最悪の生命体として汚名を被る」と確信。彼に銃を向け計画を中止するよう脅したが、マリスビリーに自殺されてしまう。これによりデイビットは外敵としてカルデアスを止める術を失い、獅子身中の虫としてカルデアスを破壊する道を選ぶ。
レフの爆破テロによって命を失い、異星の神によって蘇生されたAチームの面々だったが、実は彼のみキリシュタリアの手を借りず、さらには異星の神が用意したカルデア式召喚式すら利用せずに人理修復の旅シュミレートをクリア。ビックバンの際に宇宙外へ飛んだ暗黒星の端末を戦力として呼び出す「天使の遺物」の力をふるい自力で蘇生権を得ている。これは異星の神にとっても予想外の展開であり、デイビットを自らの計画から外すように立ち回ることになる。
復活後はマリスビリー及び、異星の神の目的をくじくために行動開始。実はまだ健在であるカルデアスを破壊するため南米異聞帯のORTを利用しようとする。父からの教えである「人は本能的に善い事をしたがる」を行動規範としており、彼にとっての善い事とは「地球人類の名誉を守るためにORTを使って地球ごとカルデアスを破壊する」ことに他ならなかった。
ORT復活のための生贄が失われると主人公達にカルデアスと異星の神の真実を教え、「もしORTを倒すことができたら南極へ向え」と言い残し、自らがORT復活のための生贄として身を投げた。
ORT討伐後、テスカトリポカの領域である死後の世界ミクトランパにて再び主人公と対峙。マスター権と自らの蘇生権を賭けて、最後の決闘を行う。主人公に敗北した後、彼らの絆とノウム・カルデアの立ち上げの功績を称え、ミクトランパの奥へと去っていった。
関連動画
関連静画
関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- Fate/Grand Order
- 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
- テスカトリポカ(召喚したサーヴァント)
- ククルカン(異聞帯の王)
- マシュ・キリエライト(元Aチームのメンバー)
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