
ニンテンドースターズ株式会社(Nintendo Stars Inc.)とは、任天堂のIP(知的財産)を用いた映像作品における二次利用事業、および「星のカービィ」シリーズのライセンス管理を行う、任天堂株式会社の完全子会社である。
概要
2025年8月27日、任天堂の連結子会社であった株式会社ワープスター(WARPSTAR Inc.)から商号変更する形で設立された。
前身のワープスターは、2001年より放送されたアニメ『星のカービィ』に関連するライセンス管理を目的として、任天堂と株式会社ハル研究所の共同出資により設立された企業であった。商号変更後は、ワープスターが担ってきた「星のカービィ」シリーズのライセンス管理業務を引き継ぎつつ、新たに「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」といった任天堂IP全体の映像作品における二次利用(関連イベントや商品化など)の運用、許諾、管理を専門に行う企業として再編された。
任天堂のIPに触れる人口をグローバルに拡大し、ユーザーとの関係を強化することを目的としている。
経緯
株式会社ワープスター時代
2001年のテレビアニメ『星のカービィ』の放送開始に際し、キャラクターの著作権等を管理する必要性から、ゲームの発売元である任天堂と、開発元であるハル研究所が50%ずつ共同出資する形で2001年7月31日に設立された。いわば「株式会社ポケモンのカービィ版」ともいえる存在であった。
当初はアニメのライセンス管理が主な事業であったが、アニメ終了後もゲームを含めた「星のカービィ」シリーズ全般の知的財産管理を継続して行っていた。
ニンテンドースターズ株式会社へ
2025年4月1日、ワープスターは任天堂の連結子会社となる。
その後、任天堂が「スーパーマリオ」の新作アニメ映画(2026年公開予定)や「ゼルダの伝説」の実写映画(2027年公開予定)など、自社IPを用いた映像展開を積極的に進める中で、その二次利用事業を強化する目的で事業再編が行われた。
そして2025年8月27日、株式会社ワープスターは「ニンテンドースターズ株式会社」へと商号を変更。これまでのカービィ事業で培ったノウハウを活かし、任天堂IP全体の映像二次利用を担う専門会社として、新たなスタートを切ることとなった。
事業内容
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