分布域
中国南部から東南アジアにかけて分布している。日本に生息するものは外来種の可能性が高い。
形態
タヌキやアナグマ、アライグマとよく見間違われるが、白鼻芯という名の通り鼻から頭にかけて白い芯の通った模様の顔が特徴。また爪は鋭く尻尾は太くて長い。
また生殖器と肛門の間にある分泌腺が非常に発達しておりくさい。すごくくさい。
生態
夜行性。冬眠はせず冬は食べて皮下脂肪を蓄える。一産約3子。
雑食性で何でも食べる悪食家であるが、特に甘いものが大好き。中国では果子狸といわれるほど。
在来のタヌキやイノシシなどと比べて爪が鋭く登攀能力が高い為、農作物被害が多く報告されている。
また都市部では屋根裏など家屋の侵入も問題視されている。
外来種?
日本に生息しているものは外来種と考えられている。なぜなら適応力が高く、乱獲された歴史も無く、南方の種であるにもかかわらず、九州での記録が少ないことからも推察できる。日本での初記録は1940年代の静岡であり、その後1950年代には福島で記録され、分布域を拡げていき1980年には東京で初めて記録された。今では東北南部から東海地方と四国全域には多く生息しているが、それ以外の地域では分布がまだら状なことからも、様々な場所から進入・定着したと考えられる。近年のDNA解析の結果、日本のハクビシンは関東から東北にかけての東部集団と中部から四国にかけての西部集団に分かれ、それぞれ台湾西部と台湾東部からの移入と考えられる。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 動物 / 動物の一覧
- アライグマ / タヌキ
- AV(アニマルビデオ)
外部リンク
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