バーチャファイター2(略称VF2)とは、セガの3D対戦格闘ゲームである。
概要
エポックメイキングとしての作品はVF1であるが、シリーズ中もっともヒットしたのが本作である。現在アーケード版でのプレイは困難であるためコンシューマ版でプレイすることになるだろう。日本各地で大ヒットし、無名の小規模ゲームセンターでも儲かった最後の時代を築いた。新キャラクターとしてリオン・ラファールと舜帝が追加された。
1994年のアーケード版が初出で、コンシューマではセガサターン・Windows(パソコン)・PS2・PS3・Xbox360に移植された他、「龍が如く5(PS3)」にミニゲームとして収録されている。
GENESIS(北米版メガドライブ)では2DにリメイクしたVF2が発売された。3D版の新キャラだったリオンと舜帝は登場しない。国内ではWiiのバーチャルコンソールで配信中。海外では「Sega Genesis Collection(PSP)」や「Sega MegaDrive Classic Collection Vol.3(Windows)」にも収録されている
ここでは主にニコニコ動画のコメントで使われる(かもしれない)用語について解説していく。
バーチャ2.0
いわゆる最初のバージョン。いくつかのバグが内包されていたため、バグフィックス版として2.1がリリースされることになった。一部のマニアは今でも2.1より2.0を好む。そのためコンシューマ版では2.0と2.1の好きな方を選んでプレイできるようになっている。
千本パンチ
ハメ技の通称。PKキャンセルを高速で繰り返すことによって、ノーマルパンチだけで相手を倒せてしまう。入力に物凄いスピードが要求されるため実際にハメ殺すのは困難だが、多少入力が遅くとも空中コンボに組み込むことで多大なダメージを見込める。2.1では修正され、PKキャンセルしてもハメ殺すまでには至らなくなった。
居合い蹴り
バグ技の通称。K(要するにノーマルキック)を入力し、12フレーム(約0.2秒)後にこれをGキャンセルすることで、キックをヒットさせたあとも硬直無しで動き出すことが可能になる。2.1では修正され、キックヒット後はキャンセルできなくなった。
シュンプリ
振り向き行動の通称。(←←P)や、(←←K)などをGキャンセルすることで、高速で敵に背を向けることができる。通常相手に背を向けていてもそれほど有利な状況にはならず、むしろ不利になる場合が多いが、サラの場合はターンロースピンキック(背を見せた状態で↓K)が強力であることから、積極的に使われた。
台湾ステップ
しゃがんだ状態のまま前後にステップすること。立ったまま前後にステップするのに比べて、投げが入らない&上段を食らわないという利点があるため、上級者は多用する。台湾で開発されたスタイルであるためこう呼ばれる。
起き上がり無敵
ダウン状態から起き上がるとき、↓を入れっぱなしにして起き上がること。通常と異なるタイミングで起き上がるため、正確には起き上がりディレイとでも言ったほうがいいかもしれない。起き上がりを激しく攻めてくる人と対戦する時は重要とされる。
岐阜コンボ
アキラが使うコンボの一つ。鷂子穿林から密着して、PKキャンセルを起点にコンボを繋げていく。(基本P猛虎かP鉄山。)ダメージもさることながら、大きく相手を移動させることができる。岐阜県で開発された技であるためこのように呼ばれる。
バーチャ2.1
不具合と共にゲームバランスが修正され、作品として完成したバージョン。このバージョンでのみボスキャラクター「デュラル」を使用することが可能。ただし1/16の確率でランダムに使用可能となるため、自分の持ちキャラにする人は居なかった・・・というかできなかった。
主な修正点
・ジェフリーの小ダウン攻撃の飛距離が1Pと2Pで異なっていた不具合を修正。
・ラウの相手を浮かせる力が1Pと2Pで異なっていた不具合を修正。
・千本パンチによるハメが出来ないよう修正。
・ラウの相手を浮かせる力を下方修正。
関連動画(セガサターン版2.0)
ラウ ウルフ
リオン カゲ
デュラル
関連商品
関連項目
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