ロトのたてとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するアイテムの一つである。
本記事ではロトのたての前身となったとされる、ゆうしゃのたても同一のものとして扱う。
概要
金色の鳥の意匠のある青い盾。まほうのよろいや、みかがみのたてと同じ素材でできているとのこと。
ナンバリングタイトルではⅡ・Ⅲ・Ⅸに登場し、外伝作品では不思議のダンジョンシリーズでは皆勤賞。その他、ドラゴンクエストヒーローズにも登場する。いずれの作品でも終盤ので入手可能な高性能な盾として登場し、当然市販もされていない。
また、情報媒体によってはロトの血を引く者にしか装備できないといわれることもあるがこれは、後発の「てんくうのつるぎ」をはじめとする天空装備の設定と混同したものとみられ、少なくとも原作には装備可能な者=ロトの血を引く者だという設定は存在しない。(なぜか関係なさそうな、外伝シリーズの主人公たちが装備できて、逆に血族であるサマルトリアの王子やムーンブルクの王女が装備できないのもこのためである。)
以下は作品ごとの違いを記述する。(明記されていないモノはオリジナル版として扱う)
ナンバリング
DQ2
勇者ロトが、魔王を倒した時に使っていた盾。時系列的にⅡと勇者ロトの時代に当たるⅢの中間の時代である初代では所在が不明だった。序盤に訪れることになるサマルトリア城中央部に安置されているが、きんのカギを所持していなければ入手できない。また、ローレシア王子専用であり、しかもやくそうも買えないような値段で売れる(リメイク版では売れない)。
性能は、呪われているしにがみのたてを除けば最強の盾である。しかし、次点のちからのたてと大した性能差はなく、更こちらは回復効果もあるため、人によってはちからのたてを選ぶ人もいる。
なお、リメイク版ではロトのたての性能が大きく向上したのでこのようなことはなくなった。
DQ3
ゆうしゃのたてという名称で登場。元々はラダトーム城に、ひかりのよろい・おうじゃのけんとともに三種の神器として保管されていたが、大魔王ゾーマによって奪取され魔王の爪痕とも言われる北の洞くつに隠されてしまう。
性能は、主人公専用装備らしく最高の防御力を持ち、オリジナルのFC版では唯一敵のブレス攻撃を軽減できる効果も備えているためゾーマとの戦闘では非常に有効である。リメイク版ではより高性能な武器・防具が追加されたことで多くのアイテムが凋落する中、この盾だけは最強の盾の地位を維持し続けた。ちなみにデザインはロトのたてとの繋がりをぼかしたようなものとなっている。また、リメイク版では売却可能である。
DQ9
リメイク版を除けば、約20年ぶりに登場となる。また本作では、盾だけでなく剣・鎧・兜とロトシリーズ一式全て登場するが、さび付いており使い物にならない。本来の性能を取り戻すには錬金釜に、コレとオリハルコン一個と9つのみがきずなを入れなければならないが、素材がエンディング後でないと入手できない。性能は相変わらずの高性能であり、ほぼ最強と言っても過言ではない。(ガード率は9.0%。光属性を除くすべての属性を10%軽減できる。)
実質、一品モノでさび付いた状態共々、売却不可能である。
DQ10
ドラゴンクエストシリーズ30周年のイベント【竜王城の決戦】にて、竜王の討伐報酬としてもらうことができる。
レプリカなので本物のような強さも効能もない。
外伝作品
不思議のダンジョンシリーズ
すべての作品において最強の盾として剣と一緒に登場。いずれも入手方法が難しく、基本的に一品モノである。
なお、特殊効果が何もないため好みに合わせて効果を付与(合成)する必要がある。
欠点としては、この盾を手に入れることが可能になるのは、終盤も終盤である場合が多いため活躍する場面が少ないことである。
ドラゴンクエストヒーローズ
無印・Ⅱ両方に登場。同じ伝説装備であるてんくうのたてと一緒に登場。
ドラゴンクエストビルダーズ
主人公の使命の一つとしてこの盾を作成するというものがある。
性能はストーリー上では最強だが使ってるうちに壊れる。
ドラゴンクエストモンスターバトルロードⅡ
ロトのたてとしてではなくゆうしゃのたてとして出演。表記は「勇者のたて」。低確率ながら大概の攻撃を防ぐことができる。ただし、入手しにくい。
関連動画
関連商品
関連項目
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