九十九一馬とは、「遊戯王ZEXAL」の登場人物である。CVは三上市朗。
概要
主人公・九十九遊馬の父親。冒険家。
豪快な性格で、かつて遊馬に「かっとビング」にまつわる不屈のチャレンジ精神を教え、皇の鍵を託した。
大学では講師として教鞭を取っていた事もあり、WDC編で登場した誠死ねチャーリーも彼の教え子の1人である。
いつも妻・未来と共に世界中を冒険しているので、基本的には家を留守にしている。しかし家族の事は誰よりも大切に思っており、特に(男同士という事情もあるのか)遊馬を気にかけているので、遊馬と同様に父を尊敬している明里が「自分も男に生まれたかった」とぼやく程である。
遊馬の回想からすると、遊馬を連れて親子で冒険の旅に出たり、登山に行った事も度々あったようだ。そのため遊馬も一馬の事を誇りに思っており、後述の経緯から一馬が生存している事を知るとWDCを放棄してまで「父ちゃんに会いに行く」と行って聞かなかったほどである。(後に、六十郎にデュエルを通して「落ち着け」と諭されたが)
ちなみに作品中では第1話目から写真の中で未来と共に登場したが、作中では夫婦共に消息不明という事になっており、生存しているのか死亡しているのかさえ不明瞭な状態であった。もっとも遊馬の回想以外にも、作中ではトロンやⅤの口から一馬の名前が出てきていた事もあったため、ストーリーにおける重要人物の1人である事は間違いない。
かつて妻と共に雪山へ登った際にクレバスへ転落、生死の淵を彷徨っていた折にアストラル世界(と思われる異世界)とアストラルらしき生命体に出会い、彼(?)に皇の鍵を受取ると現実世界へ帰還を果たす、という事もあった。
(この時系列については恐らくは、遊馬にかっとビングと皇の鍵を託す以前の出来事であるか。)
そして、遊馬のデュエルには運命を動かす力がある事を感じていたようで、行方不明になる直前に明里に対して「遊馬のデュエルには気をつけろ」と警告した事もあったようだ。それが後のデュエル禁止令へと繋がったらしい。
もっとも、一馬が使用していたカードを遊馬が受け継いで使用している辺りの事情から察するに、一馬は遊馬のデュエルを本気で止めたいと思っていたわけではないと思われるが、それに関する一馬の真意もいずれストーリーが進行するにつれ明かされていくのだろうか。
続く第44話で、Ⅴの口から「一馬はアストラル世界で生きている」という事実を告げられ、さらに彼が最後にガイドしたのがDr.フェイカーである事が判明する。
そしてそれを裏付けるように第48話・49話にてトロン一家のデュエリスト・ⅢとのデュエルでⅢが紋章の力を行使してアストラルを消滅させた際は、皇の鍵の中の世界に一馬と思われる人物が登場。「かっとビング」を記憶から抹消され意気消沈した遊馬を手助けしたり、アストラルを復活させた際には「俺の息子を頼む」という内容の言葉を残し姿を消しているため、恐らくは一馬と同一人物と見て差し支えないと思われる。
またこの時、アストラルについてを知っているような口ぶりで彼に語りかけているため、アストラルや異世界(アストラル世界)について様々な事を知っているものと推測されるが・・・?
さらには第55話で再び、Ⅴの口から九十九一馬とⅤ達の父親にまつわる更なる秘密が明かされる。
それによれば、Ⅴ(本名:クリス・アークライト)の父親「バイロン・アークライト」がDr.フェイカーと共に異世界への扉について研究を進めていた際に冒険家の九十九一馬と3人で協力の元、「異世界への扉が存在する」とされる謎の遺跡へと調査へ赴いたが、遺跡の最奥でDr.フェイカーの裏切りによって一馬はバイロンと共に異世界の門を開くための生贄として異世界へ送られた事が判明。バイロンはその後、子供の姿となってトロンと名前を変え一家(息子達)と共にフェイカーへの復讐を望むようになったが、一馬のその後については現状は解らないままで、バイロンは異世界へ送られた後一馬と別れてしまったのか?異世界にて彼らの身に何があったのか?それは不明である。
(ちなみにⅤやトロンが当初から一馬についてを知っていたのも上記の経緯によるもので、特にⅤは一馬を「一馬さん」と呼んでいるなど、彼を尊敬している節が見える)
なお、この出来事があったのは上記のアストラルとの邂逅よりも後の出来事と思われるが、具体的にいつ頃の話なのかも同様に謎。
余談となるが、彼の前髪部分は(遊馬ほど大袈裟なものではないが)赤色の髪が触覚のように突き立っており、遊戯王世界における奇抜な髪型には遺伝性があるのではないか、という事実(疑念)を確信へと変えた人物でもある。
(例:武藤双六(じーちゃん)→武藤遊戯、不動博士(蟹パパ)→不動遊星)
そしてその事実を裏付けるように、小鳥や鉄男の家族もふと見てみれば・・・
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関連項目
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