奴は四天王の中でも最弱とは、漫画の敵幹部にありがちな展開であり、『ギャグマンガ日和』の劇中劇「ソードマスターヤマト」の台詞である。
概要
ソードマスターヤマトにおいて、サイアークがやられた時に残りの四天王が言っていた台詞。ソードマスターヤマトは漫画あるあるで塗り固められたギャグマンガで、四天王的な敵幹部が出てきたときにありがちなベタな展開として風刺されたもの。
実際に、通常、四天王的な敵幹部が出てくる場合、一番最初に戦うのは一番弱い奴である場合が多い。そうでなくてもし、一番強い奴から出てきてそいつが負ければ展開が盛り上がらないからである。（後で出てくる奴が弱いけど卑怯な手を使ってくるだとか、なんらかの原因でパワーアップするだとか、負けイベント的に顔見せ程度に強い奴が出てきて主人公を叩きのめした後、命を取らず「こんなものか」などど言って去ってくなど、一番最初に戦う奴が最弱でない例外もある）
元ネタの元ネタ？
この言葉自体はソードマスターヤマトに出てきた台詞であるが、ソードマスターヤマト自体が漫画あるあるをネタにしたギャグであるため、『ギャグマンガ日和』連載時点でこの「奴は最弱」展開はお決まりのものとなっていた。さすがにこの台詞そのままで出て来ることはないが、80年代から90年代にかけての漫画などで、集団の中で最初に戦って敗北したキャラクターを評して、「最弱」「一番弱い」と評すことは多かった。
有名どころでは『キン肉マン』の「7人の悪魔超人編」にて似たような言葉が登場している。キン肉マンがバッファローマンら7人と連戦を強いられた際、先鋒のステカセキングが負けるとバッファローマンは「ステカセキングはわれら7人の中じゃ実力的には一番最低…」と言い放っている。
『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部「戦闘潮流」では数千年の眠りから復活した柱の男たちが、先に復活してすでにジョジョに敗れているサンタナ(ジョジョ)のことを評して「それにヤツ(サンタナ)は我らの能力についてこれなかった 年齢も1/10しか生きてない若僧だ」というセリフを放っている。また別のシーンでは「やつは青っちろいガキ… 番犬のような存在 我らとは比較にならん!!」とも言及している。
「四天王」という概念に絞ってもゲーム『ファイナルファンタジーⅣ』にてゴルベーザ四天王のカイナッツォが先に倒されていたスカルミリョーネのことを評して、「なにしろ あいつは 4てんのうに なれたのが ふしぎなくらい よわっちいヤツだったからなあ」と四天王最弱と読み取れる台詞を放っている。
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::::: ｜フフフ…奴は四天王の中でも最弱 … │
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｜ ○○ごときに負けるとは │
｜ ○○の面汚しよ │
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