山本太郎となかまたち(略称:山本太郎)とは、日本の政治団体である。「生活の党と山本太郎となかまたち」及び「新党ひとりひとり」とは別団体。
設立時の代表は、山本太郎参議院議員の公設第一秘書で元参議院議員のはたともこ氏だったが、2018年末時点では、山本太郎議員の秘書で、政治活動家の中田安彦氏[1]。
団体名に山本太郎議員の名前を冠しているものの、山本議員を代表者とした国会議員関係政治団体ではなく、「その他の政治団体」として扱われている。
概要
衆議院議員総選挙後の2014年12月15日、東京都選挙管理委員会に届出が出された。その後の12月26日、政党要件を失った生活の党に山本太郎議員が合流し、政党「生活の党と山本太郎となかまたち」を結成。
政党として旧生活の党グループと共に活動するものの、統一地方選や参議院選挙では別団体として候補者・ボランティアを募集している。
名称に個人名が入っていることについては、山本太郎議員がその団体代表者でないことと比例代表名簿に名前がないことを満たしていれば公職選挙法上問題がなく[2]、比例票に「山本太郎」と書いて投票してもらうことで票を集める、山本議員の知名度を生かした戦略を取っている。事実、HPには「2015年統一地方選挙に立候補予定ですでに準備をされている皆様 東京都内で山本太郎が獲得した666,684票を是非ご利用ください」と記載されていた[3]。
山本太郎となかまたち結成以前に新党ひとりひとりが公認した候補については、同HPにて紹介はされているものの、結成後も新党ひとりひとり公認で活動しており、今後どのような処遇が下されるかは発表されていない。
2015年の統一地方選では40名の候補者を山本太郎個人の推薦として応援し、うち16名が当選[4]した。個人の推薦であるため、所属ではない模様。
2016年の第24回参議院議員選挙では、山本太郎個人の推薦として、音楽家で山本太郎と共に反原発運動を行った三宅洋平候補(東京選挙区)を応援。政治団体の推薦は受けていないものの、「山本太郎となかまたち」HPから三宅候補への寄付やボランティア参加が呼びかけられるなど、全面的に協力している。
2016年10月に「生活の党と山本太郎となかまたち」が「自由党」に改名した際には、次回衆院選で「山本太郎となかまたち」から比例候補を擁立することを発表していたが、第48回衆議院議員総選挙には比例候補を擁立しないと発表した[5]。
2019年4月に「れいわ新選組」が結成されたが、今後の「山本太郎となかまたち」の処遇については言及されていない。
第25回参議院議員普通選挙において「れいわ新選組」は比例代表候補2名に特定枠を使用した。「山本太郎」と書かれた票が多数の場合でも特定枠候補から優先して当選するため、「山本太郎となかまたち」で企図していたを戦略を実現しとさせたもいえる。
政策(~2019年2月)
基本的には新党ひとりひとりの政策を継承しており、この政策及び運動目標に同意するのであれば公認する方針。
2019年2月末頃に突如政策ページのみが更新された。更新後の政策は「れいわ新選組」に引き継がれたため、ここでは更新前の政策について記録する。
基本政策(当面の結集軸)
- 脱被曝、原発即ゼロ
- 消費税増税反対
- 集団的自衛権反対
- 辺野古基地移設反対
- TPP参加反対
- 特定秘密保護法廃止
- マイナンバー制度、個人情報保護法改正に反対
- 障害者権利条約に基づいた障害者総合福祉法の見直し
- 格差是正、所得保障政策の充実
当面の運動目標
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関連項目
脚注
- *総務省HP「その他の政治団体一覧」より参照
- *はたともこ氏のTwitLongerより
- *山本太郎となかまたち | 東京都内で立候補予定の方々へ
- *山本太郎となかまたち | 山本太郎となかまたち 当選者 4月27日14:00時点
- *山本太郎の選挙対応|山本太郎オフィシャルブログ「山本 太郎の小中高生に読んでもらいたいコト」Powered by Ameba
- *自由党の小沢一郎共同代表は、カジノ特区を推進する「国際観光産業振興議員連盟」の最高顧問であり、このことからも旧生活の党グループとは独立した団体であると考えられる。
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