正義の反対はまた別の正義とは、文字通りの意味であり、ある意味では真理であり、野原ひろしの言っていない台詞である。
概要
言っていない台詞の記事を見てもらえばわかる通り、旧２ちゃんねるのVIPに於いてねつ造された言っていない台詞であり、原作では言ったことがない。
31 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/08/02(木) 20:19:14.89 ID:orb38B0gO
いいか、しんのすけ。
正義の反対は悪なんかじゃないんだ。
正義の反対は｢また別の正義｣なんだよ。
・・・しかしながら、この台詞の元ネタになったと思われる「パワプロクンポケット７」の黒野鉄斎の台詞「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃ。」を始め、ドラえもんの「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」やデジモンテイマーズの趙先生（李健良の拳法の先生）の「善と悪とは絶対的なものではなく、立場が変われば逆転するものだという事だ。」のように複数の作品で似たようなニュアンスのことは言及されている。
創作では、これとは反対に、他者の命を奪うことを何とも思わない絶対悪とも言える戦闘民族、宇宙人、怪人、魔族などが敵として登場する場合もある。
しかし、この言葉通り敵であっても「死 戦争 飢餓 などを無くしみんなが幸せになれる世界を作る」など敵であってもなんらかの信念と正義を持っている敵も多く登場する。また、戦争を描いた作品であれば両軍の正義や信念が描かれ、単純な正義が悪を倒すという図式が成立せず、両者の正義と信念がぶつかり合う悪役といえるキャラクターがあまりいない場合もある。
この言葉は真理なのか
小規模な犯罪ならば「本当に善悪の区別がつかない」「悪いとわかっていてもやる」「悪さをすることに喜びすら感じている」みたいな人も実際にいるが、大規模な巨悪には「あたしは悪よオーッホッホッホッホッホ！」みたいな自分から悪だと堂々と名乗り、悪さをすることは、戦隊ものの悪役でもない限り現実には少ない。
- 実際には金が欲しいから略奪したり奴隷を確保するのが目的で戦争するけど、そんなことは堂々と言えないから建前としては「すんばらしーキリスト教の教えを広めるために無知な人たちと戦います」って言うよ。
- 実際には自分たちが権力を握って甘い汁を吸うのが目的だけど、それじゃ言い訳が立たないから「労働者の権利」とか人権とか「平等に暮らせる社会」と建前としては主張するよ。（共産主義）
などお題目としてなんらかの「正義」を建前として掲げることが多いので、結果的にはそう見えているだけで、この言葉も真理に見えるのである。
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関連項目
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