燃えるゴミは月・水・金とは、
当記事では、2.について解説する。
概要
ジョジョの奇妙な冒険Parte5「黄金の風」作中内での、ローマ市内での燃えるゴミ回収日。
ブチャラティチームらはボス(ディアボロ)を倒す方法を知る人物との交信によって、ローマのコロッセオで落ち合う約束をしたが、ボスはそれを阻止するために切り札としていた「チョコラータ」と「セッコ」のコンビに妨害させた。
しかし、2人はボスですら嫌悪を感じるゲスであり、特にチョコラータは自身の好奇心を満たすために人を嬉々として殺害する男であり、解放すれば「暴走」することは目に見えていた。ボスの予想通り、チョコラータは人口380万人のローマ市内で無差別に殺人カビが襲うスタンド「グリーン・ディ」を発動。一般人もローマ市内の組織の者も関係なく大量殺戮を始めだした。
このような「一般人を巻き込まない」というギャングとしての矜持のない男にジョルノは怒り、頭を撃ち抜かれて死んだふりをしていたチョコラータに「そのままじっとしていれば何もしないと約束しよう」と言いつつも確実に止めを刺すために既に弾丸をクワガタ虫にして頭を食い破らせた。
最期の悪あがきで迫るチョコラータにジョルノは作中最大のラッシュと言われる「7ページ合計122発の無駄無駄ラッシュ」を食らわせ、チョコラータは「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」と奇妙な断末魔の叫びをあげながら、塔の下に停車していたゴミ収集車に叩き込まれた。この時のゴミ収集車に掲示してある標語が「燃えるゴミは月・水・金」である。
ジョジョ全体で見ても邪悪な精神とスタンドによる大量殺戮を行った「チョコラータ」戦は、激しい頭脳戦と緊張感のうえで制裁の意味の籠った「無駄無駄ラッシュ」による決着は非常に読者にインパクトを残しており、その末路が「燃えるゴミ」という結末は今なおネタとして記憶されている。
ちなみに、この闘いの翌日であるエピソード「鎮魂歌は静かに奏でられる その①」内で、ジョルノが付けていた腕時計のカレンダーでは(4月)6日と表示されている為、チョコラータ&セッコ戦は4月5日の事になるのだが、作中の時代西暦2001年の4月5日は木曜日なので、燃えるゴミの回収日ではない。
ふん!くそチョコラータ 悲しむ………と…思うか?
その後、チョコラータの死を知った相棒のセッコは本性を現し、「コロッセオ」が目的地と知ってボスを倒す秘密を自分の者にしようとした。
触った物をドロ化するセッコの「オアシス」に苦戦するブチャラティだが、セッコの鼓膜を破ったことで地中内でのレーダーとなる聴覚を奪い形勢逆転となる。追い詰められたセッコは、一般人の小僧を人質にして逃げようとしていた(この時人質にした一般人は、ボスのもうひとつの人格ドッピオなのだが、ブチャラティとセッコは知らない)。
この事に、命まではとるつもりはなかったブチャラティはスティッキィ・フィンガーズでドッピオの体越しにセッコを攻撃。手をかすっただけだと油断してオアシスを発動させたセッコだが、ジッパーで自分の手が体に縫い付けられたため自分の喉をドロ化してしまう。解除しようとして焦ったセッコは転倒し、車道を走っていた「燃えるゴミは月・水・金」のゴミ収集車に回収されてチョコラータと同じ末路を迎えた。
チョコラータは「強いから」好きだったが、負けたとなると口汚く罵り、ボスを裏切るつもりだったが負けそうになると「組織に仕えた方が気楽でいい」と態度をコロコロ変えるセッコもまたゲス野郎なのであった。
メディアミックス作品では
- PS2用ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」では、2人とも原作通りゴミ収集車に叩き込まれる。「燃えるゴミは月・水・金」の表記は不明。
- PS3用ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」では、ローマ市街のシチュエーションフィニッシュとして、ゴミ収集車に向かってK.O.されると負けたキャラクターがゴミ収集車に叩き込まれ、「燃えるゴミは月・水・金」の標語がクローズアップされる。
- 2018~2019年に放送されたTVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」では、第31話で原作通りゴミ収集車に叩き込まれるが、「燃えるゴミは月・水・金」の標語がイタリア語表記で「Rifiuti generici Lun,Mer,Ven」となっている。原作中では読者に解りやすいように日本語表記されているものが多いが、TVアニメではこれをイタリア語表記にしてテロップで日本語訳を表示している。ところで、イタリア語で曜日を言うギャグを思いついたキャラがいたような…。また、第32話でゴミ収集車に突っ込んだセッコが「チョコラータ、チョコラータァ~」と叫ぶシーンが追加されている。チョコラータが叩き込まれたゴミ収集車と同じだったのだろうか。
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関連項目
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