白血球(はたらく細胞)とは、人間の体内の細胞を擬人化した漫画・アニメ『はたらく細胞』、及び同作を基にしたスピンオフ作品群に登場する白血球(好中球)たちのことである。
概要
人間の体内に大量に存在する白血球(好中球)を擬人化したキャラクター。そのため、多数の個体が存在し、それぞれに「1146番」「4989番」などの番号が与えられている。共通する特徴として、白い作業着・手袋・ブーツを着用している。髪色も白く、その上に「白血球」と書かれた白いキャップをかぶっている。
仕事は侵入した細菌の排除・殺害である。普段は他の細胞に対しても普通に接しており、和やかに生活している。しかし、戦闘の際は非常に血気盛んに、細菌の血を浴びながら最前線で戦うことが多い。そのぶん他の細胞からドン引きされることもあるが。武器としてはナイフを使っており、普段はズボンに付けているポケットにしまっている。
他スピンオフ作品群でも個体の異なる白血球が多数登場する。外の人によっては個体差が大きくなることもあり、『はたらく細胞BLACK』では女性の白血球が登場している。
白血球?好中球?
本来「白血球」はリンパ球などの他の免疫にかかわる細胞も含む用語で、はたらく細胞における「白血球」は、白血球の一種である「好中球」のことを指す。作中でも、そのことを理解しているキャラクター(黄色ブドウ球菌など)は白血球のことを「好中球」と呼んでいる。
しかし、実生活では好中球単体を指して白血球と呼ぶことも多く、はたらく細胞でも赤血球(AE3803)からは「白血球さん」、血小板からは「白血球のお兄ちゃん」と呼ばれており、白血球と呼ばれることが多い。そのため、当記事名も「白血球(はたらく細胞)」としている。
個別のキャラクターとしての白血球
U-1146
赤血球(AE3803)と並ぶはたらく細胞のもう一人の主人公(CV:前野智昭)。番号の「1146」は語呂で「いい白」かと思われる。冷静な様子で振る舞うが、たまたまよく出くわすAE3803を始め他の細胞を助ける描写が多く、優しい性格である。しかし、外部から侵入し害を及ぼす細菌には男女を問わず一切容赦しない。体内の現象について詳しく、AE3803によく説明をしている。視聴者にとっては解説役になっていることが多い。
U-4989、2048、2626
1146番に次いで登場回数が多い白血球(CV:熊谷健太郎)。番号の「4989」が語呂で「四苦八苦」になっているように、トラブルに遭遇することが多い。
他にも同期の白血球には2048(CV:佐藤健輔)、2626(CV:柳田淳一)がおり、彼らを含めたエピソードはスピンオフ作品の『はたらく細胞WHITE』にて詳細が描かれている。
U-1196
『はたらく細胞BLACK』に登場する白血球(CV:日笠陽子)。本作の個体は女性型で胸元を開けており巨乳という点が共通している。武器も本編とは異なり刀など殺傷能力の高い武器を用いる。
外の人のブラック環境により赤血球や他の細胞共々過酷な環境下での仕事を強いられており、細菌との戦いで犠牲になる白血球も多い中、自分の役割を全うするために日々戦場へ赴いている。
U-8787、1212
1196の後輩白血球達(CV:Lynn(8787)、内山夕実(1212))。アニメ版では出番や台詞が増え、リーダー格の1196と共に死線をかいくぐっている。
U-2145
『はたらく細胞フレンド』に登場する白血球。男性型で1146に類似したビジュアルだが、髪が少し長く前髪が跳ねているのが特徴的。
同じ体内で働くキラーT細胞(班長)とは仲が良いように見えるが、まだお互いの連絡先は知らない。基本的には良い人で、24時間仕事の事を考えている。
他スピンオフ作品の白血球たち
『はたらく細菌』の白血球は宿主の体で起こる疾患や減少などを解説する役割を果たし、自身も他個体と同じように外敵撲滅のために働いている。
『はたらく細胞BABY』での白血球は気弱ながらも、抗原退治に全力を尽くす個体がメインキャラの一人。まだ子供の個体なので、所持武器も投げナイフや胎児に備わった免疫グロブリンなどの投擲、射撃が可能なものが多い。
『はたらく細胞LADY』に登場する白血球は、マクロファージが陣頭に立つ免疫細胞チームの一員。気弱でヘタレだが、外の人である”お嬢様”の為にやるときはやるタイプ。密かにマクロファージに憧れを持っている。
関連動画
関連項目
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