見えない敵とは、見ることができない敵の事。主に以下の意味などで使われる。
- 目には見えない抽象的な敵や、巧妙に隠れて姿を現さない敵、敵とは認識されないが実は危険な敵のこと。
- 1から転じた「勝手にモニタの向こうに想定した脳内敵」のこと。
- コンピューターゲームなどで登場する見えない(透明な)敵。
1の概要
「見えない敵」という表現は比較的古くから使われており、本の題名や歌の歌詞の一部になっていたりする。その使い方は、実際に目視できない敵という意味で使われることよりも、何処にいるか分からないけど自分に脅威となる存在という意味を含むことが多い。なので、透明な敵や小さすぎて見ることができない敵は見えない敵と呼ばれることは少ない。
2の概要
テキストのみのコミュニケーションとなる掲示板サイトなどでは、腹の立つレスをした相手を(ある種の願望から)「○○信者」「○○アンチ」「GK」「工作員」「腐女子」などと脳内認定してしまい、相手の発言全てを自らの想像が事実であることを前提に受け取ってしまうことがある。脳内に描かれる敵は、上記のような呑気なもの以外にも、時には政府機関であったり特定の企業だったり、また彼らの依頼を受けた工作員だったりする。
もしも掲示板サイトにおいて議論や雑談をしている際、会話の途中から相手が突如「あー、そっち系の人かwなるほどね~」などと言い出したら、いわゆる見えない敵との戦いを開始している可能性があるので注意されたい。見えない敵と頻繁に戦うタイプの人は、基本的に思い込みが激しいため、複数IDが表示されていても1人が演じ分けている=自演だと疑ったレスをしてくるなど、正常な判断能力が見込めない場合が多い。
無論、ネット上で起きた論争や事件においては実際に関係者が火消しに出てくる、あるいは関係者としか疑いようのないケースも実際にあったため、すべてが妄想とは言い切れない。
また、社会問題を語るにあたって、広範囲に迷惑行為を働いている連中が、都合よくそこにいないのをいいことに「そんなのどこにいるんですか?」などと見えない敵扱いして白を切る書き込みも少なくない。むやみに見えない=存在するわけがないと決めつけずに「自分は知らないだけ」と己の無知を見つめることも必要である。なにより実害ある行為に対しては、対症療法はほどほどにして根治を検討すべきであって、見えない敵扱いで水を差すのは問題解決および緩和を遅くして犠牲者を増やすだけである。
だとしても、基本的に匿名の空間において相手の属性を邪推してそれを前提に対話する行為には慎重であるべきだろう。
3の概要
コンピューターゲームにおいてはしばしば、見えない敵が存在する。これはプレイヤーは敵が見ることはできないが、敵はしっかりそこにいて攻撃してくる物などを指す。ゲームによって内容は異なるが道具・アイテムを使うことによって敵の姿や位置が分かる仕組みになっていることが多い。
風来のシレンの「エーテルデビル」やダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)の「インビジブル・ストーカー」などはこちらから姿が見えないため不意の一撃を受けやすい。桃太郎伝説に登場する見えない敵は出現しても姿は見えないが、いずれかの敵が姿を隠しているだけで、鳴き声が表示されたりダメージを与えるとシルエットが見えたりするので何の敵か把握できる。倒すと隠れ蓑を落とす。
見えない敵との戦い
イメージとしてはこんな状態である。
→+民 ~●<工作員だな!
ニュー即民 ~●<工作員乙!
↓ △ ←何か
○<あいつらキチガイだな
○<勝手にやってろよ ●<単発が沸いてきたな
○<キチガイは放っておこう
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~○<俺もわかってたよ ~●<倒したぞ~
~○<そんなことだろうと思ってました ~●<胸が熱くなるな △←何かが発覚
~○<前から知ってたけどね ~●<追い討ちじゃー
~○<こんなの常識だけど
~○<ν即大勝利ですな
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○~<あいつら釣られてやんの ●<・・・ ○~<あいつらのせいでまたネットの評価が下がる ●<・・・ △←実はなんでもなかった ○~<キチガイども死ねよ ●<・・・ ○~<m9(^Д^) ○~<ニュー速の大勝利!
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関連項目
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- 陰謀論
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- ゲハ(ゲーム業界、ハードウェア@2ch掲示板)
ことわざ
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