豆とは、マメ科の植物の果実や種子で食用にするものの総称である。
概要
ダイズ、アズキ、ソラマメ、インゲン、エンドウマメ、ラッカセイ、レンズマメ、ササゲ、ヒヨコマメ、ウグイスマメなどの果実・種子である。単に豆と呼ぶ場合には、とくにダイズの種子のことを指す。
またコーヒーノキの種子(コーヒー豆)のようにマメ科以外の植物の果実・種子も豆と呼ばれることがある。
豆はタンパク質を豊富に含み、栄養価が高い。
その他の意味
- クリトリスのこと
- 小さいことを表す接頭辞。 例:豆電球、豆柴、豆狸、豆知識、・・
特にネット上では豆知識のことを略して「豆」と言うことがある、これ豆な。 - 中国の古代の食器で、足の高い皿・鉢。漢字の豆のもともとの意味はこちら。
- 古代中国の重量の単位。1豆=16黍、6豆=1銖
- 古代中国の容積の単位。 1豆=4升。
- 伊豆国のこと。豆州。
漢字として
豆
- Unicode
- U+8C46
- JIS X 0213
- 1-38-6
- 部首
- 豆部
- 画数
- 7画
- 意味
- 足の高い食器、供え物、という意味がある。食器としては木製、陶製、青銅製のものなどがあった。現在に遺存するものもある。
- 〔説文解字〕に「古、肉を食する器なり」とある。
- また荅と通じて、まめの意味がある。現在では、まめの意味で使われる。とくにまめを指す字に荳がある。
- 字形
- 足の高い食器の象形。
- 音訓
- 音読みは、トウ、ズ、訓読みは、まめ、たかつき。名のりに、かず・さだ・はる・もち、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 豆は部首豆部を作る。食器に関することを表す意符として用いられる。
- 声符
- 豆を声符とする漢字には、侸、荳、逗、短、脰、痘、登、𣪌、裋、頭、𩊪、䱏、豎などがある。
- 語彙
- 豆果・豆豉・豆羹・豆沙・豆実・豆人・豆腐・豆剖瓜分・豆苗
異体字など
荳
- Unicode
- U+8373
- JIS X 0213
- 1-72-26
- 部首
- 艹部
- 画数
- 10画
- 異体字
- 𣅋は、〔説文〕の注や〔玉篇〕にある古文。
- 𤽋は、〔説文〕の注や〔集韻〕にある古文。
- 𣅣は、〔説文〕にある古文。
- 䇺は、〔類韻〕にある異体字。
- 荳は、とくにまめを指す異体字。〔韻會〕などにある。JIS X 0213第二水準。
- 𧯚は、〔搜眞玉鏡〕にある異体字。
- 𧯜は、〔字彙補〕にある異体字。〔字學指南〕に見える。
- 互換文字
- ⾖はUnicodeにおいて豆と互換とされる字で、部首としての豆を表す。
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関連項目
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