この記事は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!とは、1998年に公開された日本映画である。
概要
特徴
1997年1月~3月に放映されたフジテレビ系列の刑事ドラマ「踊る大捜査線」での人気を受けて制作された映画。1997年10月15日に制作が発表され、1998年10月31日に劇場公開された。
公開後、興行収入が101億円を記録し、年間興行収入第1位となる盛況ぶりを見せた。また実写邦画の歴代興行収入においても公開当時で2位、公開から23年経った2020年現在でも3位を維持し続けており、文字通り刑事映画での金字塔作品となっている。ちなみに2位は1983年に公開された南極物語であり、2003年に公開された本記事映画の続編にあたる「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が1位を獲得するまでは、約20年間首位の座を維持し続けていた。
また、この映画で和久平八郎役を演じたいかりや長介が第22回日本アカデミー賞助演男優賞を獲得している。
そして本映画公開から約5年後となる2003年に7月19日に映画第2弾「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が公開された。その後、2010年7月に映画第3弾「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」、2012年9月に映画最終弾「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」と4部作にかけて公開されている。
あらすじ
ある日、青島と恩田らが勤務する湾岸警察署に水死体が発見されたとの通報を受けた。青島らが現場に急行すると、湾岸警察署と勝どき警察署の境界となる川で水死体が発見される。当初自殺と思われたが解剖の結果、被害者の胃の中からテディベアが押し込まれているのを発見。事件は猟奇的殺人事件へと発展していく・・・。
一方、湾岸警察署内で青島がデスクで保管していた領収書や恩田が食べようとしていたカップラなどが盗まれる連続窃盗事件が発生。鑑識署員が出動して現場検証を行うなど、署内は騒然となった。
さらにこれよりも、湾岸警察署をさらに騒然とさせる出来事が起こる。ゴルフ接待から帰ろうとしていた吉田副総監が自宅前で誘拐される事件が発生。その夜に警視庁捜査員が湾岸警察署に集結し、捜査本部を設置。マスコミとも報道協定を結んで極秘捜査を行ったのであった。
これに青島も介入しようとするが、「所轄の刑事に捜査をさせない」という捜査本部の方針に青島らは憤るのであった。
3つの事件に奔走される青島ら湾岸警察署員。吉田副総監誘拐事件に解決に向け、尽力を尽くす警視庁捜査員と現場指揮を任された室井。警察権力が渦巻く中、事件は解決できるのか!?
湾岸警察署史上最悪な3日間が始まるのであった・・・
出演者
「踊る大捜査線」の記事による。
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!
本映画の象徴的セリフとなっているのが、青島が室井や会議室で傍観している上官らに向かって怒鳴ったこのセリフである。
青島は吉田副総監誘拐事件の被疑者を突き止め、潜伏先へ向かった。到着後、被疑者を確保しに突入するか室井に判断を仰ぐのであった。しかし、これを見ていた警視庁上官や警察庁長官らは突入させることを制止。待機させ、警視庁捜査員を向かわせることを命じた。
しかし、青島は室井の命令を聞くことを優先。そして、引用欄のセリフとなる。
(ネタバレ部分のため、中略)
上官A「待て!」
上官B「うちの捜査員が向かわせた方がいいでしょ。」
上官C「いえ、うちの2係を行かせますから」
上官D「とにかく所轄なんかにやらせないでよ」
室井「・・・・・・(-_-)(考え中)」
室井「(-_-)・・・(考え中)」
上官A「そこで待機だ。本庁の捜査員が行くまで待て。」
青島「室井さん!」
室井「(-_-)・・・(考え中)」
青島「答えてくれ室井さん。」
上官A「動くな!本庁が行くまで待ってろ!」
青島「(あきれ顔で怒りながら)・・・・・・事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
上官ら「・・・・・・」
青島「室井さん!」
上官A「室井!所轄にやらすな!答えろ、室井!」
この命令を受けて、恩田とともに被疑者の潜入先に突入。確保へ向かうのであった。また、確保後に署員らが青島に向けて一斉敬礼するシーンは、本映画の名シーンとなっている。
ちなみに、続編となる第2弾、第3弾、最終弾においても青島がどのような名セリフを残すかたびたび注目されており、映画版踊る大捜査線のキーポイントとなっていた。
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