長ぐつをはいたネコと9つの命(原題: Puss in Boots: The Last Wish)とは、ドリームワークス・アニメーションによる長編アニメーションである。
概要
長ぐつをはいたネコと9つの命 | |
基本情報 | |
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監督 | ジョエル・クローフォード |
脚本 | ポール・フィッシャー トミー・スワードロー |
音楽 | ヘイター・ペレイラ |
製作 | ドリームワークス・アニメーション |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ(米国) 東宝東和/ギャガ(日本) |
公開 | 2022年12月21日(米国) 2023年3月17日(日本) |
上映時間 | 102分 |
映画テンプレート |
本国アメリカでは2022年12月に、日本では2023年3月に劇場公開された、『シュレック』シリーズのスピンオフである『長ぐつをはいたネコ』の11年ぶりの続編。
前作からよりダークに、より大人向けの内容となった、キレキレモフモフの猫のヒーローの活躍を描いたアクションアドベンチャー。
ヒーローとして恋と冒険を楽しんできたプスが命のストックがあと一つしかないと絶望し、自分を取り戻すため新たな仲間と旅に出て、沈んだ気持ちを振り切って前を向くまでを描く。
美麗な作画と癖のあるキャラクター、作品と調和したテーマなどが綺麗にまとまり、高い評価を得ることに成功した。
2023年10月7日からAmazon Prime Videoで配信中。
あらすじ
“長ぐつをはいたネコ”ことプスは、太平洋沿岸の町で今日も恐れ知らずのヒーローとして活躍していたが、眠れる巨人を起こして鐘に潰され死んでしまう。
目覚めた小さな病院で医者から「君はもう8回しんでるからあと1回死んだら終わり」と引退を宣告され、さらに刺客に襲われた際、剣を捨て恐怖に囚われ恥も外聞もなく逃げ出したことでもはや“長靴をはいた猫”を名乗る資格は自分にはないとヒーロー稼業の引退を決意。
1人で“長ぐつをはいたネコ”の葬式を行うと、医者から紹介されたママ・ルーナの猫シェルターで他の身寄りのないネコとともに家猫として暮らしていく。
砂トイレや口に合わないキャットフードなど、英雄として暮らしてきたプスにとって尊厳の墓場とも呼べるシェルターに徐々に適応していくが、そこにゴルディ・ロックスと3びきのくまが現れる。
彼らの会話を盗み聞くうちに、一つだけ望みを叶える“願い星”が実在することを知ったプスは、命のストックを元に戻して完全復活するため、墓を掘り起こし、再び羽根飾りの付いた帽子とマント、それから長ぐつを身に着ける。
主なキャラクター
プス 日本版CV:山本耕史
本作の主人公。あと一つの命だと知り死に恐怖し引退するも、9つの命を取り戻すため願い星を探す旅に出る。好物はガスパチョ。
キティ・フワフワーテ 日本版CV:土屋アンナ
踊るようなナイフ使いで敵を攪乱する、本作の闘うヒロイン。プスの元婚約者でもある。心から信じられる相手を探している。
ワンコ 日本版CV:小関裕太
不要犬として捨てられた人の言葉をしゃべれる犬。悲惨な生い立ちで、犬だが友達とご飯目当てでシェルターに入り、プスと知り合って半ば無理やり旅に同行する。セラピー犬を目指している。犬も正義だということを認識させてくれる存在。
ゴルディ・ロックス 日本版CV:中川翔子
おかゆを食べに迷い込んだ家で寝落ちし、その後、家に住んでいたクマの家族に育てられた孤児。世界を“ちょうどよく”するため、気兼ねなく喧嘩しあえる三頭とともに旅をしている。わんこ曰く「孤児くじで当たりをひいた人」。
ビッグ・ジャック・ホーナー 日本版CV:成河
本作のメインヴィラン。なんでも入る魔法のバッグにいろいろ詰め込んでいる体のバランスが変なパイ工場の経営者。コレクターで、この世の魔法を独り占めにすることが目標。他人を敬う気持ちを一切持たない、救いがたい悪人。
ウルフ 日本版CV:津田健次郎
黒いフードに身を包んだ、自分を不死だと勘違いしている傲慢野郎が許せない、恐怖の匂いが大好きな賞金稼ぎ。得物は変形する鎌。長ぐつをはいたネコの死の場面をいつも見つめてきた。実はメタファーでもレトリックでも詩的表現でも机上の空論でもない“死神”そのもの。
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関連項目
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