200件
Dschinghis Khan（ジンギスカン）とは、旧西ドイツのグループとそのデビュー曲（1979年発表）。
Genghis Khan（ゲンギスカン）は、デビュー曲の英語版の表記だが、契約の関係上、日本で発売されたCD（EU盤を除く）およびレコードの表記は全て Genghis Khan と書いてジンギスカンと読む名義となっている。
概要
日本では、flash黄金時代に空耳をつけたflashが出回った。
「もすかう（めざせモスクワ）」も空耳ソングとして有名になったが、同じグループが同年に発表した曲である。
西ドイツのプロデューサーであるRalf Siegel（ラルフ・シーゲル）と、作詞家（本職は経済分析の専門家）であるBernd Meinunger（ベルント・マイヌンガー）は、当時大ブレイク中だったドイツのBoney M（ボニー・M）に誘発され、「第二のボニー・M」を作ろうと構想を練っていた。
そこで彼らのヒット曲である「Rasputin（怪僧ラスプーチン）」を基に、「Dschinghis Khan（ジンギスカン）」を制作し、同名の6人グループ・Dschinghis Khan（ジンギスカン）が結成された。
Dschinghis Khanは、ヨーロッパにおける新人アーティストの登竜門といわれるEurovision Song Contest（ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト）に出場を決め、ドイツ予選で第1位となり、本選出場を果たす。本選に出場したDschinghis Khan（ジンギスカン）は、見事第4位という成績を収めた。
メンバー
オリジナル・メンバー（Dschinghis Khan（ジンギス・カン））、2005年からのメンバー（Rocking Son of Dschinghis Khan（ロッキング・サン））、2007年からのメンバー（The Legacy Of Genghis Khan（ジンギスカンの遺産／足跡））の三種類に分けられ、現在のメンバー数は10名（延べ16名）である。
再結成以降からの新メンバーはニコニコ動画内ではあまり注目されていないが、彼らも立派なGenghis Khan（ジンギスカン）の正式メンバーである。
オリジナル・メンバー（Dschinghis Khan（ジンギス・カン））
結成当時から在籍するメンバーで、それぞれが決まった色の衣装を着ていたことから、その色で呼ばれることが多い（例:ヴォルフガングは黒と呼ばれる）。
オリジナル・メンバーのうち、ルイスだけは企画当初からメンバーになることが決まっており、除く5人はオーディションによって選抜された。
現在でもGenghis Khan（ジンギスカン）として活動しているオリジナル・メンバーは、エディナ、ヘンリエッテ、ヴォルフガングの3人である。ルイスは1993年、スティーヴは2005年の再結成時に参加したものの2006年にそれぞれ他界しており、レスリーは存命ではあるもののスケジュールの都合により参加を見合わせている。
●Louis Hendrik Potgieter（ルイス・ヘンリック・ポンジェッター）／別名:Patrick Bailey（パトリック・ベイリー）／通称:白、魔王、王様／在籍期間:1979年～1985年
●Edina Pop（エディナ・ポップ）／本名:Késmárky Marika（ケーシュマールキ・マリカ）／通称:黄、エディナ姐さん／在籍期間:1979年～1985年、2005年～
●Henriette Pauline Strobel-Heichel（ヘンリエッテ・シュトローベル（・ハイヒェル） ）／通称:赤（たまに白色の衣装を着ることもある）、キャサリン／在籍期間:1979年～1985年、2005年～
●Steve Bender（スティーヴ・ベンダー）／本名:Karl-Heinz Bender（カール＝ハインツ・ベンダー）／通称:青、イムホ、ヴォルデモート／在籍期間:1979年～1981年、2005年～2006年
●Wolfgang Heichel（ヴォルフガング・ハイヒェル）／通称:黒、嶋／在籍期間:1979年～1985年、2005年～
●Leslie Mandoki（レスリー・マンドキ）／ハンガリー名：Mándoki László（マーンドキ・ラースロー）／通称:緑、蛾次郎／在籍期間:1979年～1985年
オリジナルメンバーの通称ともいえる色の元となったカラフルな衣装は、主に「Moskau（めざせモスクワ）」に使用される衣装であり、他にも曲に応じてさまざまな衣装がある。
2005年からのメンバー（Rocking Son Of Dschinghis Khan（ロッキング・サン））
2005年の再結成時に新たに加入したメンバーだが、2007年には独立して、それまでバックダンサーとして活動していたLuh（ルー）を迎えて、ロッキング・サンを結成した。このグループ名はGenghis Khan（ジンギスカン）の「Rocking son of Dschinghis Khan（ロッキング・サン）」が由来である。
●Stefan Track（シュテファン・トラック）／在籍期間:2005年～2007年
ルイスの後継者であり、ロッキング・サンではリーダーを務めている。
●Daniel Käsling（ダニエル・ケスリンク）／在籍期間:2005年～2007年
アルバムやPVなどで、彼の画像が用いられている。
●Ebru Kaya（エプル・カーヤ）／在籍期間:2005年～2007年
唯一の女性であり、女性コーラスはすべて彼女が担当している。
2007年からのメンバー（The Legacy Of Genghis Khan（ジンギスカンの遺産／足跡））
上記メンバーがロッキング・サンとして独立したのに伴い、新たに迎えられたメンバー。「Genghis Khanの遺産」として、それぞれに配役が割り振られている。中には不参加オリジナル・メンバーの後を継ぐ者もおり、彼らにはマイクを与えられて歌うことが多いなど、オリジナル・メンバーに近い扱いとなっている。
●Claus Kupreit（クラウス・カプリート）／役名:Oegoedei（オゴデイ）／在籍期間:2007年～
ジンギスカンの息子という設定で、ルイスの後継者。
●Katja Vogel（カトヤ・ボーゲル）／役名:Eltuya／在籍期間:2007年～
ジンギスカンの娘で女斧使いという設定。
●本名不明／役名:Yesugan（ヤスガン）／在籍期間:2007年～
女剣士という設定。
●Benjamin Schobel（ベンジャミン・スクーベル）／役名:Igei／在籍期間:2007年～
ジンギスカンの息子という設定で、レスリーの後継者。
●Tanja Mueller（ターニャ・ミューラー）／役名:Ohla／在籍期間:2007年～
お姫様という設定。
●Thomas Graeber（トーマス・グラベル）／役名:Yassa／在籍期間:2007年～
モンゴル戦士という設定。
●本名不明／役名:Cash（キャッシュ）／在籍期間:2007年～
危険な黒戦士という設定で、スティーヴの後継者。
主な配置
1979年の結成当時から、メンバーの配置は大まか決まっている。オリジナル・メンバーのみ記載。色はメンバー項目のそれと同じ。なお、左側が下手、右側が上手である。
- 1979年
●●●●●●
結成当時の配置。以降もこの並びが踏襲される。 - 1981年
●●●●●
スティーヴ脱退後の配置。レスリーとエディナの位置が入れ替わる。 - 2005年
●●●●
再結成した際の配置。他界したルイスと、多忙で参加が叶わなかったレスリーがいない点を除けば、結成当時と同じ配置となった。以降はこれに新メンバーが適当な位置に加わる形となる。 - 2007年
●●●
スティーヴ他界後の配置。男性オリジナルメンバーがヴォルフガングのみとなったためか、ヴォルフガングとヘンリエッテの位置が入れ替わり、彼が中央になる。 - 現在
●●●
再度ヴォルフガングとヘンリエッテの位置が入れ替わる。
関連動画
関連商品
関連項目
- 15
- 0pt
