jiroとは、
- 日本のロックバンド、GLAYのベーシストのJIRO。本稿で説明する。
- jiro(生放送主)→現在はsadakoに改名。
- JIRO(生放送主)→現在はザ・ワールド21に改名。
- jiro(じろー)→R18カテゴリでの放送をメインとする生放送主。記事はこちら。
- その他→ジローの記事も参照。
- Jiro(生放送主)
概要
1972年10月17日、北海道函館市出身。本名・和山義仁(わやま よしひと)。
GLAYのメンバーで唯一、芸名が本名に由来しない。GLAYに加入する以前、在籍していたバンド(のヴォーカルに名前を聞かれた際に「JIRO」と名乗ったのがきっかけで、GLAYに加入して以降もずっと「JIRO」で通している。ただ、本人も何故「JIRO」と答えたのかは現在でも分からないらしい。
GLAYに加入したのは、メンバーが上京して数年が経過した1992年。他のメンバー3人より学年がひとつ下の後輩ながら、TAKUROに次ぐ副リーダーとしての立ち位置を確立させている。
1990年代末期には、髪を逆立ててワックスで固める、「アロエヘアー」とも形容される奇抜な髪型が特徴的であった。また、その端正な顔立ちから、「恋人にしたい男性アーティスト」という雑誌のアンケートでは、ボーカルのTERUを差し置いてトップの常連であった。
2005年からは、the pillowsの山中さわおとELLEGARDEN・Scars Boroughの高橋宏貴(結成当初のドラムは、ストレイテナーのナカヤマシンペイ)とともにインディーズバンド・THE PREDATORSを結成し、断続的に活動している。
FM802のラジオ番組「BUGGY CRUSH NIGHT」のパーソナリティーを通算で20年以上務めている。
GLAYのメンバーとしてのJIRO
GLAYのライブでは、ボーカルTERUの後方の下手側(左側)が定位置。
腕を大きく振りながらピックに角度をつけてベースを弾くプレイスタイルが特徴的。これはGLAYのプロデューサーであり、ベーシストでもある故・佐久間正英氏の影響によるものが大きい。
自身が作曲したナンバーの一部でメインボーカルを担当することがある。また、ライブでもコーラスを担当することが多い。
GLAYのライブのセットリストは、殆どがJIROによって組まれている。また、ライブやツアーについての提案も彼によるものが多く、「裏」リーダーとしての職務を全うしている。
ギターのHISASHIとはいまひとつ距離感が掴めないらしく、互いに言葉を交わすことも多くないらしい。GLAY EXPO 2014ではそんなHISASHIとの「不仲説」をネタにしたショートムービーが放映されたほか、GLAYでは極めて珍しいHISASHIとJIROのツインボーカルによる楽曲「BLACK MONEY」が初披露された。
音楽性・その他
TAKURO、HISASHIに次ぐ数の楽曲を「作曲」しているが、「作詞」はほとんど行わず、大半の作詞をTAKUROに任せている。特に、2001年のアルバム「ONE LOVE」の収録曲「mister popcorn」でJIROが作詞と作曲を担当してから、2014年の楽曲「YOU」で再び作詞を担当するまでの間には13年もの期間が空いた。
JIROの楽曲はGLAYの中では比較的ポップなナンバーが多く、「SHUTTER SPEEDSのテーマ」「ビリビリクラッシュメン」「AMERICAN INNOVATION」など、ライブで盛り上がる定番曲も多く手がける。
GLAY唯一の後輩でありながら(主に天然ボケのTERUに対して)遠慮のない鋭いツッコミをかます。TERUが歌詞を間違えたり、MCで迷言を吐いたりするとピックを投げつける。ピックを客席に投げることも多く、時にはホール会場の2階席に届くことも。ドSな毒舌キャラでもあり、ファンに向かって「バーカ!」と言ったりもする。むしろご褒美では。
趣味は写真。ライブのアンコールではカメラを持って出てきて、客席を撮影している。ファンクラブの会報でのJIROのページでは、自分で撮影した写真やファンからの写真を紹介している。シングル「Precious」のジャケットは、彼が撮影した写真が使われている。
GLAY随一のファッションセンスの持ち主。ボーダー柄が好きであり、ツアーグッズや服装にもボーダー柄を取り入れている。
そして遂に50歳に到達した現在も、年齢を感じさせない20代〜30代並みの若々しさを維持しているため、荒木飛呂彦と並んで石仮面の使用疑惑が持たれている。
2017年のツアー中、急病でドクターストップがかかり1公演を欠席する(すぐに回復)。しかし、該当公演を中止することなくメンバー3人で敢行しただけでなく、同公演の観客全員を1ヶ月後の振替公演にも招待するというファン想いの「神対応」が話題となった。ライブ中、ステージにJIROの等身大パネルを置いて、あたかも彼が演奏しているかのように演出したことから「紙対応」とも呼ばれているとかなんとか。
代表曲
- SHUTTER SPEEDSのテーマ(1996年、アルバム「BELOVED」収録)
JIROが初めて作曲したナンバー。本人のベースから曲が始まり、最初のAメロをJIROが歌う。ライブではほぼ毎回、歌詞の中で開催地の地名や会場名を叫ぶ。間奏ではJIRO・TAKURO・HISASHI全員にソロパートの見せ場があり、最後まで破天荒な演奏で会場を沸かせる定番のナンバー。
2009年のベスト盤「THE GREAT VACATION VOL.2」において再録、原曲よりテンポが上がっている。
- AMERICAN INNOVATION(2007年、アルバム「LOVE IS BEAUTIFUL」収録)
ライブ披露時は観客がタオルを回すのがお約束になっている。その他、曲の途中で手拍子によるコール&レスポンスのコーナーが設けられたり、TERUとTAKUROが曲終盤の歌詞をやたらと巻き舌で歌ったりと、何かと遊びの要素が大きい曲。曲そのものはアップテンポなロックチューンで人気も高く、同アルバム内では最も多くライブで演奏されている。
- Scoop(2016年、シングル「G4・IV」収録)
GLAYのメンバー4人が書き下ろし曲を1曲ずつ持ち寄って4曲全部A面扱いのシングルを作る、いわゆる「G4シリーズ」の一曲。2010年以降、GLAYのメインソングライターであるTAKUROがシングルを他のメンバーに任せ、様々なジャンルの曲の作成に挑戦するようになったこともあり、近年はJIROが王道のロックンロールを作ることが増えている。またこの曲は本来THE PREDATORS用に作成されたものであったが、TAKUROの願望によりGLAYで演奏することになったという経緯がある。
関連項目
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