THE MANZAIとは、 |
THE MANZAIとは、フジテレビ系で放送されるバラエティー番組である。
1980年~1982年に放送されたシリーズと2011年~2014年に放送された漫才コンテスト、さらに2015年より放送されている漫才の祭典の3つが存在している。
この記事ではすべてを分けて記述する。
THE MANZAI(1980年~1982年)
1980年~1982年に「火曜ワイドスペシャル」の一企画として放送。
それまでの演芸番組の形を大きく変革し、この番組などが中心となって1980年代初頭に漫才ブームを起こすこととなった。
この番組に出演した漫才師の中からビートたけしや島田紳助などが頭角を現す。
なお、この番組の中でYMOが「トリオ・ザ・テクノ」名義でモノマネを披露している。
特徴
大きな特徴として、以下が挙げられる。
- 出演する漫才師を若手中心にする。
- 観客に「笑い屋」と呼ばれる中年女性ではなく、大学生など若者を入れる。
- 舞台セットを寄席風ではなく、当時流行していたディスコのようなド派手なものにする。
- 漫才ネタに編集を入れ、順番を入れ替えたりカットしたりする。
- テレビCMネタなど、当時の演芸番組では禁じ手とされていたものも解禁する。
この番組で取り入れられた手法は、同じ番組スタッフによって制作された「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」などにも継承され、現在ではスタンダードなスタイルとして定着している。
関連動画
THE MANZAI 年間最強漫才師決定トーナメント(2011年~2014年)
2011年より開催されている漫才コンテスト大会。決勝大会は毎年12月に放送されている。
2001年~2010年に開催された「M-1グランプリ」の後継企画。それと同時に、1980年代初頭に漫才ブームを起こした「THE MANZAI」を復活させた形となっている。
当初は「M-1グランプリ」の大会審査委員長を務めた島田紳助がそのまま続投する予定だっだが、2011年8月に自身の暴力団関係者との繋がりを認めたことにともなう芸能界引退によりこの話は立ち消えとなってしまう。
同時に大会自体も計画が白紙になりかけたが、決勝大会の番組司会にナインティナイン、大会最高顧問にビートたけしが就任して、なんとか第1回大会開催にまでこぎ着けた。なお、大会審査委員長は空席とされた。
第2回以降もこの体制で続いている。
「M-1グランプリ」では「結成10年以内の漫才グループ」という規定があったが、「THE MANZAI」では結成年数の規定は存在しない。逆に、「M-1」ではプロ・アマ問わず出場が可能であったが、「THE MANZAI」ではプロしか出場ができず、ピン芸人同士による即席コンビも認められない。
さらに、「ワラテン」と呼ばれる視聴者参加型の採点方式が存在する。これはネタ中にスマートフォン等の特設サイトに設置された「笑いボタン」を「あはははは」と笑う感覚で連打し、それを100点満点に換算し全視聴者の点数の平均を算出したものが「国民ワラテン」となる。この国民ワラテンが最も高かった組に票数が1票加算される。これに各審査員1票ずつの投票で最も票数を集めたコンビが勝者となる。同票の場合は国民ワラテンの点数が高い方を上位とする。
日清食品が特別協賛しており、優勝者への副賞の1つとして自社製品である「どん兵衛」「カップヌードル」などのカップ麺数十年分(大会回数×10年分)が進呈される。
過去の大会
第1回(2011年) |
|
第2回大会(2012年)この年の決勝大会は、当初予定の無かった衆議院議員選挙と東京都知事選挙の投票日が開催日と重なってしまい、急遽開票番組が放送されることになった関係上、放送時間を大幅に繰り上げて夕方17時30分からの放送となった。 |
|
第3回大会(2013年)決勝に出場した東京ダイナマイトが披露したネタの中で、この年に起こったみのもんたのセクハラ疑惑や次男の窃盗による逮捕を皮肉ったくだりが登場し話題となった。 |
|
第4回大会(2014年)この年の決勝大会も、当初予定のなかった衆議院議員選挙の投票日と開催日が重なってしまったために開票番組が放送されることとなり、放送時間を大幅に繰り上げて夕方17時30分からの放送となった。 |
|
Cygames THE MANZAI(2015年~)
2015年からは復活以降行われていた賞レース形式を廃し、人気・実力を兼ね備えた漫才師のオールスターが一同に集う“年に一度の漫才の祭典”にリニューアル。12月12日(土)昼に若手漫才師が出演する「プレマスターズ」、同月20日(日)夜に中堅・ベテラン勢が出演する「プレミアマスターズ」が放送される。
この背景には、「M-1グランプリ」が2015年より復活することになり、若手漫才師の発掘という役目をM-1に譲って差別化を図ったのではないかと思われる。
また、これまで冠スポンサーを務めた日清食品に変わり、Cygamesが冠スポンサーについた。CygamesはM-1グランプリのプレミアムスポンサーにも名を連ねており、漫才の大型イベントに2つも冠スポンサーになるという大盤振る舞いをおこなう形となっている。
関連商品
関連項目
- テレビ番組の一覧
- 火曜ワイドスペシャル
- オレたちひょうきん族
- M-1グランプリ
- R-1グランプリ
- キングオブコント
- 女芸人No.1決定戦 THE W
- THE SECOND 〜漫才トーナメント〜
- ビートたけし
- ナインティナイン
- 1
- 0pt