ニコニコ大百科

というか金も金銭欲すらも「漫画を読んでもらうため」という大目的の為のただの道具・手段で、あんま重要視してないスタンスってことだろう。生活や漫画描くことに必須だけど、それ自体には頓着してないからあっさり放り投げられる水みたいな扱い。

少なくとも金と名声手に入ったからoｒ手に入らないから漫画やめるタイプではなく、ザ・ランの陽馬程じゃないが漫画＞その他なんで、破産や命の危機に陥る本末転倒になりかねなくても漫画の為に薪にくべるのが露伴。

まあ、そもそも殺されて漫画描けなくなるかもしれないのに、だが断るする位にはプライド高いんだけど。

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思っていたのだァーッ!!

>>67
ドゥ・マゴで小休止してる時に
あれはくそったれ仗助にプッツン由花子に…って内心は思ってるから
全然気さくではないよw 社会人としての常識は持ち合わせてるけどね

己の信条や強い欲求を漫画という形で昇華し、世間に貢献してるのが岸辺露伴
殺人という仇なす形で発露してしまってるのが吉良吉影
…という対比構造に気付くと、第4部が名作として高評価なのも頷ける

ちやほやされる為では無いが、それはそれとして読者には敬意を払ってファンサービスはしっかりやるし昔好きだったと言った泥棒に漫画を差し入れる

この人とラーメンハゲの対談を見てみたい
お互いクリエイターとしてシンパシーを感じながらコケにしてそうだけど

ハゲは本当に美味いラーメンを提供するために
舌バカ達にまずいラーメンを提供する合理的なロマンチスト
それで言うと露伴は本当に美味いラーメンでそのまま客を喜ばせてるわけだから
ハゲの理想とも言える

岸辺露伴は「ここを直せば上手くいく」ラーメン屋に特に手助けする性格じゃないわな

ただ持ちかけられた相談があまりに「奇妙」だったらホイホイ取材のためについて行くと思う

鮎のラーメンに興味持ってハゲを本にしてその人生を知った露伴の何とも言えない顔が思い浮かびそう
露伴も露伴で「巨乳の女の子出さなきゃ売れないと編集から指摘されて、相手もプロだから嫌々出した」くらいには読んでもらうために理想を捻じ曲げたからなぁ

>>99
あれは理念曲げたというより、あの露伴にもあんな弱々しい頃があったってだけでしょう。相手はプロだデビュー前の自分が反論できる相手では無い…くらいな感じの

現在の露伴なら作品の面白さと関係ない注文なんて突っぱねるでしょ

英訳がない理由を聞かれて「アメリカ人はセンスがダサイからな　ぼくの作品は理解できない」で済ませてたのが露伴
ラーメンハゲの理屈で言えばセンスがダサイ連中にも売れるもの作るのがプロでしょう

この部分はご本人も一緒だと思う…もうお金もちやほやも十分されるレベルだけどジョジョランズ描いてるし

別に趣味で至高のモノを目指すだけならハードルは高くないけど、ビジネスとして成り立たせるってなるとね。
そこはハゲも藤本君にさんざん言ってたし。

ラーメンハゲとは全然性格が合わんだろう。
ラーメンハゲは自分の理想のラーメンが客に受け入れられないのがトラウマで
露伴は「描いた漫画が誰にも読まれないのが怖い」。
ラーメンハゲは「理想の味がわからないどうでもいい客用のラーメンを作り、自分の理想の味がわかる良い客のためにラーメンを作る」というスタンスを取ったが
一方で露伴は徹底的に読者至上主義で、とにかく読んでもらうために「読者に人気の出るキャラクター」のサンプルを能力使って集めてる。

なぜ露伴は「（金やちやほやされるためではなく）自分の理想を追及するために漫画を描いている」と誤読されるのかよくわからない。
本当にそのまんま「（金やちやほやされるためではなく）読んでもらうために描いている」と言ってるのに。
理想主義のアーティストではなく極端に娯楽性に取り憑かれたエンタメ作家だよ。

「原稿を終えたらいい気分になるが、気分がいいのはちょっとの間だけ」
「『この完成した漫画を誰も読まないんじゃないか』と思って不安な気分がだんだん大きくなる」
「そして来週は誰も読んでくれなくて、ひょっとしたら何を描いたらいいかわからなくなって、何もやる気がなくなるんじゃないかと不安になる」

一見「誰にも媚びずに自分の中の理想を追求するクリエイター」っぽくてキレイで格好いいのは記事名のセリフ部分で、ネットではここだけ切り取られてもっともらしくクリエイター論の格言として一人歩きしてるが
露伴というキャラにとって大事なのは後に続く格好悪い部分
というかそもそも本編の流れ的にもそんなに格好いい場面ではなく、
「こんなことしなくても人気漫画家で恵まれているのに何でわざわざ酷いことをする！」（康一）の問いに
「社会的栄誉とか関係なくクリエイターは作品が読まれないのが怖いんだよ！」（露伴）と返すっていう泥臭くて必死なシーン

>>105
だから気に入った

確実に「動かない」では語られないんだろうけど、どうやってこの『読んでもらうために描いている』信念に至ったのか気になるぜ……
自分の創作したストーリーを「すごくおもしろいよ！」って褒められたとかがまず思い付く原体験の例だけど。
鈴美お姉ちゃんがこの辺に関わってないだろうか。

この岸部露伴の台詞…いやこれ以外のセリフひいては作品そのものを金はともかくちやほやされるために借りて利用しようとする輩は残念ながらいる。
ドラマ版三期冒頭の自分たちの商品箔付の為に岸部露伴の名前を利用しようとした二人みたいなやつな

>>107
鈴美が死んだのは露伴４歳の頃なので考えづらい
そして本人がこのセリフの後に「16歳（デビュー当時）の頃から『来週には誰も自分の漫画を読んでくれないんじゃないか』という不安な気分が繰り返し続いていた」と言っている
これが理由　読まれないのが不安だから読者にウケるネタを求めている

漫画の読者はカッコいいキャラクターを求めるので
この「読まれないのが不安」という露伴のキャラ性はスルーされて
「信念のために漫画を描くアーティスト」みたいな扱いになっている

露伴先生的には金も名誉も漫画描くための燃料な感じがする
これがあれば取材行って自分や職場のコンディションを整えて
もっと漫画を面白く出来る！ってガソリン

こんなこと言ってるけど実は実際はチヤホヤされたいタイプ
ただ自分自身がチヤホヤされたいわけじゃなく
「自分の作品」がチヤホヤされたいだけ

漫画家の作る漫画家キャラで一番好きだよ

映画懺悔室でも自分の漫画が芸術と言われたらキレるし、呪いで海外売上が上がったと知るや侮辱されたと見なすのほんとこの人…