ニコニコ大百科

とりあえず見てきたけど見どころは…全部だ
中盤の三軍入り乱れての艦隊戦と
ギアナ高地のMS戦はヤバすぎる

あとエンディングの展開が変わっててちょっとほっこりしたw

テレビ版とは結末が変わるみたいなの聞いていたから
ベルリ独裁者endとかルシファーが月光蝶発動endとか思っちゃったじゃねーか

GレコV、やはり良かった……。
ストーリーは大改変のあったIVと違って、VはTV版と同じ流れだけれど、CMなどの途切れがない状態だからか、戦況や人の動きがずいぶんとわかりやすくなっている。
細々とした描写の追加とかで「この人、1人だと心細くて不安なんだな」とか「なんかウロウロして、こいつ暇なのか？」とか「あっ、この人、強面だから能力ありそうな感じあったけど、自分では考えられない人かも？」とか想像できたり、理解できるようになっている感じがある。
しかし、ストーリーや展開、映像をすでにTV版で知っているとはいえ、最後のGセルフが滝から飛び出して以降のシーンは圧巻の一言に尽きる。
そして、エンディング後のシーンも∀ガンダムの「黄金の秋」にも勝るとも劣らないシーンだと思う。

劇場版5作目観てきたけど、最後のTV版EDの流用で登場人物達が肩組む絵見て今更ながら今作は純粋悪な存在はいなかったなって思った(富野作品だと珍しい話ではないしだからこそタチが悪い所もあるけど)
エンディングの追加シーンもそうだけど、クンパ大佐の死体とかVSカバカーリーの最後の方でアイーダ達が固唾を飲んで見たりとかの新規カットもあって良かった。

TV版の時点だと想像の余地のある終わり方だったけど、ベルリがちょっとは救われた気がして良かったな……

意識してやったかは分からんが、明かりを落としてエンドなのが黄金の秋っぽくて好き

しれっとミックと子供作って、しれっと二人でヨットでの世界一周の旅に出ている天才。
最期のベルリの旅立ちに影響与えているあたり、やっぱ存在感あるなこいつ

そしてノレドさんはやっぱ黙って待っているような女じゃないよなぁと

ロックパイがちょっと情けなくなってたな

純粋的な悪党が存在してないのはやはりスコード強が根付いている時代的なものもあるのかもしれない
リギルドの人類は純粋培養されすぎて戦争というものの実感がわかないまま殺し合いしていた感じだったからね
どこかゲーム的なスリルを味わってるようなそんな連中が武器持ったから「止め時」ってのも全くわかってない

争いや戦争を完全になくしてしまってもそれはそれで問題なんじゃないかなって考えさせられる

弟のメンタル壊さないように頑張ってきたお姉さんが今彼の何気ないフォローのせいで崩壊する現実

最後にワンシーン加えるだけで印象が随分変わるもんだな
ルインがベルリに対する執着をなくした理由がよくわからないままなのが残念

マニィにベルリの事情説明されて大分動揺してたし
当人が独裁者の象徴だと思ってたGセルフも大破したから
意地を張る必要もなくなったのかなぁと思ったり

割とマニィってクンタラなんてもう昔の時代のこととか
ルインのコンプレックスを解消するようなことを結構言っているなって5部見て思った

ルインはマスク化で、最初は上昇意欲という良い方向に働いてたクンタラコンプレックスが戦争の空気とベルリ（上流の人間）への憎悪に流されて視野狭窄、ベルリ非難も憎悪からの非難の理屈後付け→その自己暗示で更に憎悪に嵌る悪循環で暴走してただけってのはあるし。

恋人がいて、一旦戦場とベルリから距離をとれば憎しみもその程度のもんってのはある。富野らしい前向きなドライさというか、ある意味ネットと同じ。

シャアもララァが三角関係にならず生きてて、Zでアムロと変に仲良くならず離れて関わらないまま、地球や色々なものを背負い込まなければ逆シャアみたいにややこしいことにはならなかったろうし。

そう考えると富野って「逃げ」が上手くなったというか、自キャラに甘くなったよなぁ

自キャラに甘いのはブレンパワード以降ずっとそうだからね…
マスク、マニィあたりは以前の黒富野だったら死んでただろうね

まあ黒富野が厳しすぎたともいえる。

…白富野でも、家族関係ギスギスの勇と、親殺されて引きこもりだったゲイナー、殺人者ぁ！されるベルリとか、若者に譲ることができない迷惑老人は死ね！戦争に酔いしれきった連中も死ね！ってとこは変わらないのはなんというか。

まあ、白富野と言われてもなんやかんやブレンパワード以降の作品でも死人は出てるんだよな
表に出てるかでてないか、キツイ演出がされてないかの違いで
4部でフォトントルピードが直撃したMSのパイロットが対消滅の波に飲み込まれるあたりはイデオンとかの昔の作品を彷彿としたね

連邦のジャブロー基地の遺跡が出てきたところにおおっとなった

最後の艦隊戦で戦死者続出したり
なし崩し的に大気圏突入したあとジャブローに行ったりで
Zガンダムのセルフオマージュ的な展開が良かった

ぐちゃぐちゃに入り乱れて戦い、一人ずつネームドキャラが退場していく凄惨な戦場。
カロリーメイト食って下着乾かす程度のインターバルで連戦させられる疲労感。

３０分で区切ってGのレッコンギスタ～（敵味方入り乱れてラインダンス）しないだけで
TV版とほとんど構成変わってないのに、そういえばイデオンの監督でしたね・・・ってなった。

なんやかんやで愛着ある作品に違いないのだけど
「脱ガンダム」を掲げておいてストーリーの基軸が「宇宙での体質変化が忌まわしいから過去の遺産のG系で地球に戻る」では逆にガンダムの呪縛に進んで囚われたりしてないか
メインキャラでビーナスグロゥブとかにも希望を見い出せるキャラがいれば緩和されたんだけど

こういうとこはやっぱ富野監督の限界なんだろうなとも感じる

ガンダムに限らず、富野作品は「既存の枠組みから出たいけど難しい」「地球や家族とか基本が大事」「若者頑張れ」って根底が大体同じで、その時の心境や社会への考えによって多少フォーカスするとこが変わる位だから・・・初めの時点でガンダムじゃないの作りたくても、ガンダムじゃないと作品作れないってのがあるしね。だからGの再征服なんだろうけど。

そういう意味ではまたブレンパワードやキングゲイナーみたいのを期待してしまう。

MGなかなか出ない理由は劇場版完結してから時間経たないと企画通せないからみたいな話は聞いたことあるけどHGですらまともにラインナップ揃わないのは放送枠がアレだからかって邪推してしまう

解ってしまったなぁ！貴様らはこのエンディングを見る為に、劇場版を追い掛けて来たんだよなぁ！！

Gレコのトークショーで富野があまりにも
「オタクはクソ」「自分は子供が見て面白いアニメを作りたかった」みたいな事を連呼するもんだから

キレたオタクが公開質問で「監督、そうは言ってもこの客席には子供はおらず大人しかいない様ですが…」と嫌味を言ったら
富野が「そういう鋭い意見を待っていたんだよ！！」とめっちゃ嬉しそうにした話好き

劇場版製作中に欠番になったっていう絵コンテも何かの媒体で発表してほしいな

バララとコパイ2人は結局回収されたのかどうか
状況的にあの場所に単独で居たし
回収に動いた様子もないし
爆炎で死ななくてもそのまま大気圏かな

新商品が出ないのは仕方ないにしても、少しは再販しないんだろうか

ミノフスキー粒子が一番生きてる作品だし脱ガンダムなんて言わなくていいのになぁと思う
Gレコの死者はだいたい戦争屋なので
「人殺しは死んでしまえ！」理論の真骨頂だなと
Gセルフとカバカーリーもパイロットの代わりにズタズタになって死んでくれたように見えた
人は便利な道具があったら黒歴史だろうがタブーに隠そうが必ず使ってしまうから
完全に消し去らないと滅ぶかもしれないが
それでも人は進歩をやめない
このマシンへの愛憎が富野アニメの面白さだなぁ
ノレドの笑い声で終わるすっとぼけ方、最高だ

知らぬ間に憧れの姉さんと友人がねんごろになっていたことを理解していたたまれなくなったから一人飛び出して傷心旅行…なんかもうすべてが繋がってしまって笑っていいのか悪いのか
批判意見の多くが納得できるものだし今更反論はしないけど、それひっくるめて楽しめたし好きな作品だったと言えるよ