ニコニコ大百科

重い話が続くなかで、フェアリーフェンサーエフはかなり異質な部類なのかね…？
脚本が脚本だから気になってやってみたけど、キャラはやっぱり井上の作品らしい一捻り加えたキャラが多くて良かったけど、作品自体そこまで暗くはなかったな。

今更555と龍騎の小説版読んで思ったけど、メインキャラに一々重い生い立ちを設定する必要あったかな……
特に龍騎は色々削ったりインペラーのあの台詞を何の工夫も無しに使って台無しにしておいてまで真司や浅倉の子供時代に尺を使ったけど、そのリソースをライダーバトルや本筋の話に割けば良かったのにと思った。
失礼になるかもしれないけど、小説だと監修にまわって敏鬼のそういうエグみが緩和されたアギトとキバが凄い良くまとまっていただけに、本人に好き勝手やらせず最低限度の制限枠の中でやらせた方が光るんじゃないかなと思った。プロデューサーのストップとか現場レベルでの微修正とかね。

ちなみに海の底のピアノでもキャラにそういうエグい生い立ちを付与してるの？

>>692
苦手な人は最初の30ページくらいでぶんなげたくなるくらいのエグさ。特撮っていうストッパーも無いから龍騎みたいなぶっとんだ暗い設定にファイズのねっとりした陰鬱なドロドロが続く。救いはあるにはあるけど評価は真っ二つに割れるよ。

ちゅーか、その生い立ちが物語に深く関わってくるんだから、海の底のピアノの場合はしっかり書かなきゃ物語が成立しないというかなんというか。

とりあえず、本屋さんへ行ってページをめくるといい。ソフトカバーとはいえ1500円はひとかどのお値段だから。

ページ数だけでもライダーの小説とは段違いだからな、海の底のピアノ
ライダーが出ない分バトルとかに尺を割く必要もないし

>>692
龍騎はともかく、555は重い過去がないとダメだと思う。
自分は555の小説は好きだな。沙耶好きだったし（小説版はあんなんだけど…）
啓太郎と結花の関係も小説の方が好き。

555に関しては外伝ではなく正伝というところがポイントだね

むしろ龍騎みたいなバトルロワイアルにこそ生い立ちのエピソードが不可欠だろ

そういや龍騎はメインが小林だったから結末に関してはハッピーエンドだったな
佐野とか朝倉の弟とか井上パートはあれだったが

佐野の話好きだったなー。役者の演技も相俟って本当に凄かった。

>>697
テレビ本編みたいに普通の人である真司が巻き込まれて最期の最期で
自分の願いを決めるのが好きだったので、
他のメンツはともかく、真司はただの市民でいて欲しかったなって。
言葉が足りなかったね。すまん。

唯の人間が巻き込まれて～っていうのは小林脚本でのテーマであって、井上はそもそも「人間に特別も普通もない、そいつがどう選択するかの心の問題」っていう視点で描くからな

他の脚本家が描く普通の人間は敏樹的には空っぽか透明な人間という個性になるし
んで当の本人が「親父とは違う路線を行くと頑張ってたらいつの間にか親父と同じ偉業を成し遂げられてた」という少年漫画の主人公みたいな人生歩んでるしな

>>692を読むと、浅倉の弟の話は小林さんに合わせてたのかな？って思う。

北岡と吾郎ちゃんに関しては小林脚本の方が好きだな。小説版の二人はかなりショックだったんで。逆に、東條と教授は井上脚本の方が好き。
それにしても悪事に加担したり、いくら立派な大義名分があったとしても、
人の命を奪おうとする人間に対して、ほんっっっっっとに容赦ねーのな…。
わかってはいるし、そういう所が好きなんだけど。

>>700
＞唯の人間が巻き込まれて～っていうのは小林脚本でのテーマであって、井上はそもそも「人間に特別も普通もない、そいつがどう選択するかの心の問題」っていう視点で描くからな

だから敏樹の作品は群像劇が多いんだな
まさしくキャラの選択肢がぶつかり合う面白さがあるし
逆に小林靖子はキャラがどの選択肢を選ぶかその葛藤に焦点を当てるタイプだから相反する脚本家がタッグを組んだのが龍騎なわけだ
バトロワ物ってキャラが悩んでナンボなとこがあるから小林靖子みたいなタイプの方が合ってるといえば合ってるんだけどな
意外と敏樹みたいにポンポンキャラに行動させて他キャラに絡ませる行動が行動を呼ぶタイプは合わないんだよな
でもサブとして物語に動の流れを作るポジションだったから龍騎は良かったんじゃないかと思う
だいたいが敏樹は性悪説的だからその部分でもバトロワ物には向かないという
悪人に理由をつけない悪い奴は元から悪いし改心なんてしないみんな利己的な欲望で動くのさ、だから
なにが言いたいかって言うとあえてバトロワ的状況を設けなくともこの世はバトロワだろってタイプだからこそバトロワ物には向かないんだろうなと

普段あまりそりが合わない、もしくは連携なんてしないようなキャラを
共闘させるのに定評がある
アギトの最終回、555のたっくん草加、龍騎の真司先生蓮の揃い踏み

そういえばJRAの新人騎手に同姓同名の人がいるらしいね。

この人確か昔の鋼の錬金術師の脚本スポットでやってたよね。どんな内容だったかな

>>706
検索が終わったよ。翔太郎。「怪盗セイレーン」。
2005年版の初期エピソードのはずだ。

確かそんな感じの話。色んな職業をカバーにしてる女怪盗がいて、そいつをﾆｰｻﾝが追いかけ回す話。

なんか、怪盗のネームバリューでもうすぐ沈んでしまう街をもう一度活性化させたいってオチだったかな。シャンゼリオンもアギトもそうだけど、たまに泥棒モノも書くんだよね、ヤクザさん。

あと、ﾆｰｻﾝがカツ丼かなんか、食ってた

>>704
井上敏樹は「行動の人」なのかもしれない
頭であれこれ考えるよりも手足動かせという
よく叩かれる原因にキャラの行動原理がわからない共感できないってのがあるんだけど
行動することで解決しようっていう｢癖｣なんだよなぶっちゃけ言うと
だから結局その感性が肌に合うか合わないか
合わない人がアンチやってんじゃないかなーって思うんだよ
でもって敏樹は人の欲望に対して肯定的だから
「性善説的で人の理性・知性を重んじる人」が井上脚本に疑問を持ったりアンチしたりしてるんじゃないかと
ただあくまでもヒーロー番組なんでそういった人らの言い分はもっともだとは思うけどね

正直、今の井上敏樹さんの、無駄なコミュニケーション不足によるすれ違いとか、無駄にドロドロした展開とか、無駄にキチガイキャラ推しな所とか、は好きじゃないな。

かといって、ヒーロー番組の脚本を書く能力が無い訳じゃないのは知ってる。
ライブ～ジェットの頃とか、シャンゼとか、GAとか、THE FIRSTとかの井上脚本は好きだったし、何より戦隊で一番好きなターボの一番好きな話は井上脚本だった。

>>704の説明を聞いて俺が井上脚本に感じていた不快感の理由が少し解った気がする。ありがとう。

あと、個人的な疑問なんだが、三角関係でフラれる側をカッコよく書くことから、敏樹も昔三角関係になってフラれた経験があるんじゃないかと推測してるんだけど、どうだろうか？

井上脚本はキチガイキャラ多いけど、推してないと思う。アンチは勧悪懲善とか
面白い造語使うけど、主人公を否定する立場としてのカウンターキャラだし、
ちゃんと始末してる。しかも一番惨い状態で。
たとえその悪人に情状酌量の余地があっても容赦しない敏樹節が自分は好きだ。
ちなみに自分が一番好きなのは澤田退場回。

>>708
気持ちはわかるけど、言葉にすると薄っぺらくなるから作中で容易に
戦隊だとか仮面ライダーだとか口にして欲しくないな。個人的には。
仮面ライダーは正義の味方だけど、あくまでも一面だし。

>>709
>あと、個人的な疑問なんだが、三角関係でフラれる側をカッコよく書くことから、敏樹も昔三角関係になってフラれた経験があるんじゃないかと推測してるんだけど、どうだろうか？

過去キンにカッコよさなんてないだろｗ（ライダーとしてはかっこいいが）
単にふられても愛を貫く姿を自己犠牲型のヒーローの型として表現してるだけだろう。
キバの渡なんかはインタビューで「成長させるために恋愛させる必要がある」といってたから守るものを持たせるために深奥を出したっぽいな

＞たとえその悪人に情状酌量の余地があっても容赦しない
キバは真夜や太牙が生き残ったけど、あれは武部Pの介入があったからね。
井上本人は真夜も太牙も死なせるつもりだったらしいし。

>>711
それ考えると、小説版キバ（井上監修だけど）で静香がピックアップされた理由もわかる。

最たる例が異形の花々だな。
なんかやらかしたキャラは皆死んでるし。上からの介入の無い小説版を見れば井上の作風を理解出来ると思う。
後、理性より感情なキャラが多い。カブトの風間とか。

でも真夜はともかく太牙が生き残ったのは良かったと思うよ。
何もかも奪われて実の父親にすら殺されそうになったり、
義父にモルモットみたいな扱いをされた幼少期を過ごしたのに
死ぬっていくら何でも可哀想すぎ。
あと、私利私欲じゃなくて種族を守るための行動だし。

ツッコミどころは色々あるけど、この件に関しては武部Pありがとうと言いたいw

言われてみれば太牙はイメージで損してるかもな
人間から見れば敵でもファンガイアとしては公務に勤しむ青年ともいえる

>>713
前にも出てたけど、風間の「お前の言うことは正しい。だが気に入らない！」は端的に井上って人の作風を表してるよね。

でも、他のキャラを考えると「感情に流されて動くのも良いが、後で来るツケを忘れるなよ」って諫言もある気がする。最たるものが佐野と小説の草加。

>>716
アギトでもあったね
澄子の「正しいか正しくないかはどうでもいい　男なら気にいるかいらないかで決めろ」みたいな台詞
なんというか、いかにも井上ぐらいの世代の男が考えそうなことだよなｗ

風間のその科白はすげー好きだ。理屈を超越した感情が胸に響くというか。

いくら正しいからって自分の意志を曲げて従うのも気持ち悪いから
自分勝手に生きるのもそれはそれで構わないと思う。
…ただ、その結果のツケは払わないといけないが。

個人的に太牙は死んでもOKと思える
そりゃ俺もかわいそうとは思うし、一族のルールにのっとって
一族を守るというのは分かる
でも、人間と共生したいってだけのファンガイアを
ルールにのっとっているとはいえ殺してしまってるから、許されるかというと微妙なんだよな
罪滅ぼしのために生きていくendもいいけど、
ラスボスとして君臨した兄貴を渡が倒して、意志を継ぐって方も
しっくりきたかも、まあハッピーが一番で消すどね

いけね、
×　で消すけどね
○　ですけどね