ニコニコ大百科

>>660
そうか、お前、特撮とアニメしか見てないのか…

>>660　おぉ…なんてこと

井上と作風近いライターっつったらやっぱ小林靖子じゃね
どっちも内輪揉めで引っ張るの好きだし
虚淵はむしろ三条と近い気がする…もちろん雰囲気は真逆だけどセリフ回しや話の進め方に似たものを感じる

井上はキャラと役者好きで話を作るけど
虚淵はただ展開書きたいだけでキャラは使い捨ての道具だからなぁ。

>>663
個人的には會川が最も近いと思う。

シャンゼのパワーアップアイテムを犬に食わせる回と、ブレイドがコーカサスとカード抜きで戦う回は、本質的な面は大体同じ事を言っていたりする。

キャラクターに寄るか物語に寄るかはどの脚本家もその時その時で割と違うと思うぞ
虚淵なら叛逆の物語なんかは珍しくキャラクターに寄りな趣が垣間見えたし
敏樹だってアギトとかはそれ以降の作品に比べるとかなり物語寄りに感じる

>>665
そのどちらの話も主人公が勢いで強敵を圧倒してたよな。
そういや似てる。

>>666
アギトの場合は毎回シナリオ会議を開いて白倉Pたちと合議してからシナリオ書いたらしいから、かなり個性は薄まってると思う

御大のホン自体は凄くハマる時と完全に受け付けない時があるんだけどw、
脚本家としてはきちんと自分の書きたい物、スタンスがしっかりしてる人だなと思う

個人的には一番「ナイス!!」と思ったのはギャラクシーエンジェルなんで、
また純粋なギャグ作品とかもやってくれたら嬉しいなぁw

>>663
虚淵はアイディアで王道設定を固める、浦沢義雄とかと同じタイプだと思ってる

そういや「語れ！平成仮面ライダー」って雑誌で井上がインタビュー受けてたんだけど
本の企画読んで「だいたいわかった」って言い出したり（同時に「ああ、士のモデルだなｗ」って納得）
最後に「今度一般向けで小説出すからよろしくな」とか言い出したりして
ライダーの製作現場自体についてもちゃんと語っているのにおかしくてしょうがなかったｗ

回り道をしまくるが最終的には大人(親)と向き合う(歩み寄る)のが井上
ひたすら一直線に大人(親)を拒絶するのが虚淵

敏樹もうろてんてーも、どっちもキャラクターは「大人」になるんだが、虚てんてーの方は多少ひねた大人になる感じ

どっちの作品も素晴らしいけど、うろてんてーの作風は子ども向けヒーローものには向かないんじゃ？と感じることはある

「井上アンチの脳内に存在する井上脚本を本当に書いてしまってるのが虚淵」
という例えには妙に納得してしまった

杉村升がジュウレンジャーで「子供の夢を壊したくない」って発言してたらしいので
夢という一点に絞って主な平成ライダー脚本家の方向考えてみた

夢を積極的に守りたい→三条、中島
自分の夢を叶えたいがデカい壁などがあってうまく叶わず苦悩→小林
夢のために全力でバカになろう→米村
歪んだ夢に向かうより、今ある現実を守り通したい→虚淵
「夢なんてめんどくせえ」とか言いながらなんだかんだ守ろうとする→井上

こんなところ？

井上は夢を持てない
虚淵は夢を持たない
という違いがあるわけか
そして両者とも結論は一応前向きであると

>>672
井上は逆に角が取れるっつーか、反抗期で普段ダメダメな父親に逆らってた奴が
「親父、やっぱやる時はスゲエな」って感じで素直に認められる大人になる
印象だな、俺は

>>675
夢なんて持てないけど、持ってる奴の夢を壊そうとする下衆はぶっ潰すか
なんかたっくんだな

井上の評判って人によって差が激しすぎて恐いなぁ…と思ってたけど、555のラスト見て言うほど悪いのかな？と思った
最後にちゃんと落とし所はつけてくれたし…。

序盤のたっくんにはイライラしたけど、最後の方はたっくんが出てくるだけでもう安心してしまってたよｗ

嫌いな人は序盤を引きずってるか、作風が合わないだけじゃねーの？
主人公には優しくない展開だから俺kakkeeeeや俺tueeeeが好きな人には合わんよ。
燃える展開に行くまでの溜めも結構長いし。

555はたっくんを始めとする怪人側の物語だからな。
あれはあれで良い終わり方だと思う。王は死んでないけど当面の危機は去った訳だし。

この人の描くキャラの泥臭さとか儚さが好きだ
不遜な顔してもがいてる感じがいい
よく叩かれるキバとか空気にされがちなアギトは井上がやりたい放題してるからそうなってるという
よりは諸事情でむしろ伸び伸びやれてないからだと思う
現にわりと評価されてるジェットマンとか555こそ井上テイスト全開なように思う
少なくとも遠慮がちに描いてるようには思えない

アギトは後から入ってきた連中がクウガと比較して勝手に空気呼ばわりしてるだけだろ
放映当時の盛り上がりは尋常じゃなかった

アギトは主人公三人が三者三様に悩みながら物語が展開していてすげえ楽しめた思い出があるけどなぁ
特に「ただの人間だ！」と神に言い切るまでの氷川さんの人物描写は好きだった

あとあまり話題にならないけどシャンゼリオンとかゴウライガンのふざけきったコメディも好きなんだ

>>679
音也に関してはともかく、他は武部の舵取りじゃないかなー。
井上のやりたい放題なら太牙死亡、真夜死亡、嶋さん死亡だぜよ…。
ゴウライガンだってジンやルリカも殺す気だったらしいし。
（あの二人が生存したのに（特に殺しまくったジン）ちょっとがっかりしたが、
実は殺すつもりだった事を聞いて、敏樹節が健在だったことに安心したw）

健在だったみたいだなｗ　雨宮監督が生かすようにしたとか
罪人とか草加みたいなエゴイストは基本殺す
だからこの人は根っこが真面目というかなんなら糞真面目な部類なのかもしれないある意味
人間は所詮欲に振り回される生き物なんだよ　だから良い子ぶらず楽になっちまえよっていうスタンス
なのに一方で罪は罪だから裁かれるべきだしエゴの末は破滅だぞっていう
なんて言ったらいいんだろうか　矛盾とか葛藤みたいなのがあるわけで
そこらへんがデタラメなイメージとは裏腹に不器用・糞真面目だなあと思う

てか巧も海堂も直に死ぬよな
人間と共存しようと前向きに決意してもオルフェノクだから・・・みたいな
そう考えると悪人・悪役でなくともシビアな結末にさせてあるな

龍騎の真司も
蓮を本気で殺そうとしたからか
最後は死ぬもんなあ

ちょっとシビア過ぎやしませんか先生？

龍騎に関しては白倉Pの意向と小林のカラーじゃないかな。
井上版龍騎は小説とテレビスペシャルの方だと思うし。

>>684
元から死人だし…と言ってたら夢が無いが、
巧は長い旅の末に自分の夢を見つけたし、海堂は木場の跡を継いで
本当の意味で正義の味方になったわけだから悲観的な終わりとは思えないな。
いずれ死ぬんじゃなくて、残された時間をどう生きるかが重要なんじゃないかと思う。

ここ最近、某魔法少女だのバトロワだの特撮だので鬱脚本≒虚淵が定着した感があったが、「ああ、この人も大概だったわ・・・」っと、555生放送見てて思いました。

思い出した
最初の段階では巧が灰化するとこまで描写するつもりだったらしいよな

そういや、海の底のピアノでしっくりこなかったのが一つ
結局すべての元凶のあの人物はのうのうと生き延びて、特に罰らしい罰を受けてないんだよね
主人公は「生まれるために人を殺す」という数々の行いの代償とでもいうべき末路だったんだが
それとも井上自身はちゃんとあの先のことも考えているんだろうか

>>689
俊樹としては、例の元凶の人物が夢を託していた人がそれを放り投げたようなもんだから、そこで元凶の人物の物語は終わったって解釈じゃなかろうか。

どう転んでも自分を、様々な人を犠牲にしても叶えたかった夢は理想の形にはならない。後は色んなものを巻き込んで静かに壊れていくだけ。

これはこれで報いとなるんじゃなかろうか。

しかし、その小説の人物の名前を見てると不覚にもニヤニヤしてしまう。宗方とか明日夢とか須藤、ひとみとかも。どっかで見たことある名前だなと。

あのひとの事だから適当に思い付いた(思い出した)名前を使ってるだけかもしれんけど。